千葉県八千代市にある「京成バラ園」に、2021年12月24日(金)、本施設初のいちご狩り施設「オズの国のストロベリーハント」がオープンしました。
「オズの魔法使い」をモチーフにしたストーリーを背景にいちご狩りが楽しめる、新感覚のいちご狩り施設で、最新の農業技術を導入した絶品いちごが味わえます。
2021-2022年シーズンは、2021年12月24日(金)〜2022年1月27日(木)と、2022年1月29日(土)〜4月30日(土)の特定日に開催されます。
そこで今回は、内覧会を取材してわかった情報もまじえて、「オズの国のストロベリーハント」の見どころを詳しく紹介します。
取材日:2021年12月23日
アトラクション感覚のいちご狩りスポットがオープン!
今回オープンした「オズの国のストロベリーハント」は、施設名のとおり、「オズの魔法使い」にインスピレーションを受けたストーリーを背景に、いちご狩りが楽しめるスポットです。
「どうしてバラ園でいちご狩り?」と思うかもしれませんが、じつは、いちごはバラ科の植物! バラを育てるノウハウを生かせば、おいしいいちごも育てられるというわけです。
いちご狩りの受付は、京成バラ園に併設された写真のガーデンセンター内のストロベリーカウンター。
受付を済ませた来訪者は、世界中のおいしいいちごを探し求めるストロベリーハンター(ガーデナー)に連れられ、普段は入ることができない京成バラ園のバックヤードエリアへ。その先には、ガーデナーが大事に育てたとびきりおいしい「オズのストロベリー」があるとのことで、ウキウキ気分で進んでいくと…。
最初に立ち寄る「オズの温室」に、高さ2m近くもある巨大な操り人形の番人が登場! 来訪者に、秘密のいちごについて語りかけてきます。
「オズの魔法使い」に登場する巨大な仮面をイメージしたスチームパンク調のレトロな操り人形とストロベリーハンターの掛け合いは、テーマパークのアトラクションを楽しんでいるような気分に! 子供だけでなく大人もワクワクすること間違いなしです。
オズのストロベリーを楽しむためには、番人がさまざま条件を出してくるので、よく聞いておきましょう!
デコレーションされた温室で4つの品種を食べ比べ!
番人がいるオズの温室の先に、お目当てのいちごを栽培する温室「オズのいちご園」があります。
温室内は、小さな動物や天井から吊り下げられた花の飾りなどでデコレーション。
細かな発見があり、来訪者をウキウキした気分にさせてくれます。
いちごは専用BOXに入るだけ摘み取りOK!
いちごは、受付時に渡される専用ボックスに入り切る量だけ摘み取りできます。所要時間は受付から食べる時間も含めて約90分。摘み取りながら味わうことはできませんが、オズの温室に喫食エリアがあり、そこで食べる時間があるほか、受付でもらえる紙袋で持ち帰ることもできます。
栽培されているいちごの品種は、恋みのり、よつぼし、紅ほっぺ、やよいひめの4種類。生育状況によって収穫可能な品種は異なりますが、複数種の食べ比べができますよ。
栽培列ごとに、栽培品種を示す看板が付いているので、食べたいものを選んで摘み取れます。
栽培している品種
■恋みのり
甘味と酸味のバランスがよく、香りもグッド!
■よつぼし
糖度の高さと適度な酸味、濃厚な風味が魅力。
■紅ほっぺ
粒が大きくて赤い果肉が特徴。糖度が高く、適度な酸味も◎。
■やよいひめ
強い甘味と酸味のバランスが良好。日持ちしやすいのも特徴。
※収穫可能な品種は時期によって異なります
「オズのいちご園」が幻想的な装飾でバージョンアップ!
2022年1月29日(土)には「オズのいちご園」のデコレーションがバージョンアップ! 日本最大級のあかりのアート展を開催する「日本あかり博」とアート集団「ミラーボーラー」がコラボレーションした装飾がほどこされました。
光のアート作品やカラフルな色彩のランプシェイドなど、一般的な温室にはない装飾の下でのいちご狩りは、気分が上がること間違いなし♪
最新の農業技術を採用した絶品いちごが味わえる!
「オズの国のストロベリーハント」は、農林水産省の公式サイトでも紹介されている最新の農業技術を導入しているのも大きな特徴です。
多くのいちご農園は授粉用ミツバチを採用していますが、そのなかでもセイヨウオオマルハナバチは特定外来生物に指定されていて、シーズン終了後、ハウス外に放つことができず、殺処分されることも多いのだとか。
そこで本施設では、医療用としても使われているビーフライ(ヒロズキンバエ)による授粉を行っています。ビーフライは、10日〜2週間の生存期間中、蜜しか口にせず、寿命が続く限り授粉作業を行う性質があり、温室内で生活するため非常に清潔なのだそう。しかも、いちごが奇形になりにくいというメリットも!
本施設ではこのビーフライを、おいしいいちごを一緒に育ててくれる「リトルファーマー」として、大切に扱っています。
実際に摘んだいちごは、見てのとおりかなり大きなものもあり、甘味もしっかりしていて絶品でした!
摘み取ったいちごは、「オズの温室」にある喫食エリアで食べられます。コーヒーと紅茶のセルフドリンク付きもあり、のんびり味わえますよ。
ほとんど農薬を使っていないので、そのまま食べてもOK。洗い場もあるので洗ってから食べることもできます。
「オズの国のストロベリーハント」の料金と予約方法は?
「オズの国のストロベリーハント」は開催期間中の特定日のみ実施しています。事前予約制なので、公式サイトで空いている日時をチェックして、早めに予約しましょう。定員に空きがある場合は当日受付も可能です。
料金は小学生以上2,000円で、お持ち帰り用の紙袋といちごパック、セルフドリンク(コーヒーか紅茶)が付きます。1セットにつき未就学児2人まで同伴可能です。所要時間は受付からいちごを食べる時間まで含めて約90分。
※2022年3月からは女子会プランも登場。約120分。
「オズの国のストロベリーハント」へのアクセスは?
「オズの国のストロベリーハント」がある京成バラ園に公共交通機関で行く場合は、東葉高速鉄道「八千代緑が丘駅」が最寄り駅。
駅からの道は平坦で歩道も整備されているので、子供連れでも歩きやすくなっていますが、少し距離があるので、夏場や小さな子供がいる場合はバスの利用がおすすめです。
マイカーの場合は周辺の道が混みやすいので、時間に余裕をもって到着するようにしましょう。
駐車場(700台)は60分以内無料、当日最大200円。京成バラ園に併設のガーデンセンターとローズショップのいずれかで500円以上買い物するとプラス30分無料(最大90分まで適用)です。
公共交通機関でのアクセス
- 「八千代緑が丘駅」から東洋バス「八千代医療センター行・八千代中央駅行」で「京成バラ園」を下車、すぐ(バス所要時間約5分)
- 京成線「八千代台駅」西口から東洋バス「八千代緑が丘駅経由八千代医療センター行・八千代中央駅行」で「京成バラ園」下車、徒歩すぐ(バス所要時間約30分)
自動車でのアクセス
- 東関東自動車道「千葉北IC」より約9km
- 京葉道路「武石IC」より約8km
春と秋に見事なバラを観賞できる「京成バラ園」の、新たな冬の名物となりそうな「オズの国のストロベリーハント」。今後もコンテンツを追加予定とのことなので、お楽しみに!
■京成バラ園「オズの国のストロベリーハント」開催概要
開催地:京成バラ園(千葉県八千代市大和田新田755)
開催期間:
【第1弾】2021年12月24日 (金)〜2022年1月27日(木)
【第2弾】2022年1月29日(土)〜4月30日(土)
開催日程:
【2021年12月】24(金)、25日(土)、26日(日)、28(火)
【2022年1月】毎週火木土日曜(1月4日(火)は休業)
【2022年2月】毎週土日曜
【2022年3〜4月】毎週火木土日曜
※女子会プランは水金曜
開催時間:
【通常プラン】火木土日曜
10:00〜11:30(受付10:00、開始10:20)
11:00〜12:30(受付11:00、開始11:20)
12:00〜13:30(受付12:00、開始12:20)
※所要時間約90分
【女子会プラン】水金曜
10:00〜12:00
※所要時間120分
参加料:通常プラン2,000円、女子会プラン2,500円
※持ち帰り用の紙袋、専用パック、セルフドリンク(コーヒーと紅茶)付き
※1セットにつき未就学児は2人まで同伴可能
※事前予約制。空きがある場合は当日受付可
※車いす、ベビーカー利用可能。事前に要相談
※京成バラ園への入園には別途入場料が必要
予約方法:じゃらんnet(京成バラ園オフィシャルホームページより)から予約
※予約に空きがある場合は当日参加も可能
アクセス:
【電車】東京メトロ東西線直通 東葉高速鉄道「八千代緑が丘」駅より徒歩15分または東洋バスで「京成バラ園」下車すぐ
【自動車】東関東自動車道「千葉北IC」より約9km(約30分)