東京都中央区にあるデパート「銀座三越新館」の8階に、幻想的な金魚のアート展示が楽しめる「アートアクアリウム美術館 GINZA」が、2022年5月3日(火・祝)にオープンしました。
2021年9月に閉館した「日本橋 アートアクアリウム美術館」がリニューアル移転したもので、新作公開のほか、これまでに展示されていた人気作品もバージョンアップし、より華やかなアート空間が楽しめます。
日本の伝統美を独自の世界観で表現
2022年で15年目を迎えるアートアクアリウムは、金魚に特化して日本の伝統美を独自の世界観で表現する唯一無二のアート展です。これまでに国内・海外あわせて40回ほどの展覧会を開催し、現在までに累計1,080万人以上を動員。世界各地で高い評価を得ています。
新作公開&人気作品もバージョンアップ!
東京では、夏の風物詩として期間限定の企画展を重ね、2020年には日本橋に常設展となる「アートアクアリウム美術館」が開館。2021年9月の閉館まで、年間を通して四季折々の体験を提供してきました。
美術館としては第二章となる今回の銀座オープンでは、テーマに「百華繚乱〜進化するアート〜」を掲げ、これまで展示されてきた人気作品も新たな演出を加えてリニューアルするとともに、多数の新作が登場。「銀座三越新館」8階全フロアを使い、各エリアでテーマに沿った幻想的なアート空間が楽しめます。
静寂閑雅(せいじゃくかんが)
アートアクアリウムの幻想世界への入り口となる「静寂閑雅」では、古都・奈良をイメージし、春日大社に代表される「万燈籠」とそこに連なる永続的な「金魚の回廊」がゲストをお出迎え。光り輝き立ち並ぶ水柱の中を圧倒的な数の金魚が舞い泳ぎます。
飛耳長目(ひじちょうもく)
人の世で生まれ、自然には存在しなかった美しい金魚たちを収集する文化を表現する「飛耳長目」では、多数の水槽を新しい演出とともに展示。金魚を品種ごとに鑑賞できます。
落花流水(らっかりゅうすい)
「落花流水」では、都会の中心に創り出された「金魚の滝」を表現。滴る水は都会の喧騒を忘れる美しさです。
百華繚乱(ひゃっかりょうらん)
日本の伝統文化である折り紙がテーマのエリア「百華繚乱」では、金魚を品種ごとに上から鑑賞できる人気作品「金魚品評」が「新金魚品評」として登場。折り紙で作った球体をかたどった水槽「オリガミリウム」も展示されます。
竹林七賢(ちくりんのしちけん)
お祭りの連なる提灯をイメージした水槽「提灯リウム」と、竹林をイメージした水槽「金魚の竹林」で構成される「竹林七賢」エリアでは、静けさを軸とした荘重な空間が広がります。
花鳥風月(かちょうふうげつ)
新作が登場する「花鳥風月」エリアでは、さまざまな分野で活躍するアーティストとのコラボレーション作品を順次公開予定。第1弾として、華道家・仮屋崎省吾氏による花瓶に見立てた水槽のなかを金魚が舞う「フラワーリウム」が展示されます。
千客万来(せんきゃくばんらい)
お土産品やオリジナルグッズを販売する「千客万来」では、日本を代表する老舗店とのコラボ商品を含め、ここでしか購入できない逸品の数々を用意。アートアクアリウム美術館の想い出を持ち帰れます。
幻想的な写真が撮れる撮影テクニックの解説も!
館内は、混雑時を除き、写真・動画の撮影が可能です。公式サイトでは、カメラのアングルや構図、水槽の明かりを利用するテクニックなど、アートアクアリウムならではの幻想的な写真が撮れるコツを紹介しているので、おでかけ前にチェックしてみてくださいね。
※フラッシュや照明を使っての撮影、一脚・三脚を立てての撮影はできません
大人1名につき子供2名まで無料
入場料は1人2,400円で、大人1名につき小学生以下の子供2名までが無料です(3人目より通常料金がかかります)。チケットは、当日券(銀座三越新館1階に券売機を設置)のほか、公式サイトでの事前購入も可能。事前購入チケットはおでかけ当日でも購入でき、100円お得に購入できるのでおすすめです。
会場では、作曲家・コーニッシュ氏によるオリジナル楽曲の演出もあり、アートアクアリウムの幻想世界を、耳でも楽しめますよ。ぜひ、親子で神秘的な金魚アートを体験してみてくださいね。
■「アートアクアリウム美術館 GINZA」概要
開業日:2022年5月3日(火・祝)
所在地:銀座三越新館8階(東京都中央区銀座4-6-16)
アクセス:
・東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」直結
・東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」(9番出口)より徒歩5分
・都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」銀座駅方面地下通路経由徒歩2分
・JR「有楽町駅」(中央口・銀座口)より徒歩9分
営業時間:10:00〜19:00(変更になる場合があります)
休館日:銀座三越の休館日に準ずる(加えて、メンテナンス等により不定期で休館の場合があります。詳しくは公式サイトをご確認ください)