かわいい動物がいっぱい見られる動物園は親子連れに人気のおでかけスポット。なかでも動物の赤ちゃんは、そのキュートさと大きくなるまでの期間限定という希少さもあって、見られたらうれしいですよね! そこで本記事では、2021年に動物園・水族館で生まれた赤ちゃんを紹介します。
今後も、新たな赤ちゃん誕生の情報が入り次第、順次追加していくのでお楽しみに!
アミメキリン【沖縄こどもの国】(沖縄県)
「沖縄こどもの国」で、2021年1月20日(水)にアミメキリンの赤ちゃん(メス)が生まれました! 母親ユメと父親ワビスケの子供です。ユメも「沖縄こどもの国」生まれで、本施設では14年ぶりのキリンの赤ちゃんです。
赤ちゃんの脚が見えてから出産まで1時間ほどと、安産だったそうです。
生まれたときの推定身長は170cmと、さすがの大きさですね。誕生翌日から公開されていますが、キリンは寝室と展示場を自由に行き来しているので、見られない場合もあります。
アミメキリン【沖縄こどもの国】(沖縄県)
名前:未定(今後公募予定)
誕生日:2021年1月20日
一般公開日:2021年1月21日
※寝室と展示場を自由に行き来しているので、見られない場合あり
フンボルトペンギン【鳥羽水族館】(三重県)
三重県の「鳥羽水族館」では、2021年1月6日・11日・14日に相次いでフンボルトペンギンが全3羽生まれました。
1羽目は、孵化(ふか)の兆候である、赤ちゃんが卵の内側から殻をつつく嘴打ち(はしうち)が1月4日の16時頃にあり、2日後の6日朝に生まれているのが確認されたそうです。体長約10cm、体重86g。
母親はあーる、父親はベーグルで、どちらも鳥羽水族館生まれ。ただ、今回は托卵で孵化したので、別のペアが育てているそうですよ。
フンボルトペンギンは、お父さんとお母さんが交代しながら子育てを行い、どちらかが子供をお腹の下で温めているときは、もう片方の親が巣箱の外などで門番をするそうです。
赤ちゃんが小さいうちは、巣箱の中で親鳥に守られていて、なかなか姿を見られませんが、ヒナの成長は早いので、1月下旬ごろには親のお腹の下からヒナが顔をのぞかせることも多くなるようです。
生後3カ月ほどで親鳥と同じくらいの大きさに成長。来年の夏には羽も生え換わって大人の姿になるそうです。子供の姿を見たい人は早めに会いにいきましょう!
フンボルトペンギン【鳥羽水族館】(三重県)
・名前:未定
・誕生日:2021年1月6日・11日・14日(3羽)
・一般公開日:公開中
※親が子育て中は巣の中に入っているため、ほとんど姿を見られませんが、運がよければ見えることもあります
2020年末に生まれた動物の赤ちゃんも紹介!
ここからは、2020年末に生まれた赤ちゃんもピックアップして紹介します。まだまだかわいい姿を見せてくれるので、ぜひ会いにいってみてくださいね。
トカラヤギ【平川動物公園】(鹿児島県)
鹿児島県の「平川動物公園」で、2020年12月28日(木)にトカラヤギの双子の赤ちゃんが生まれました。
赤ちゃんはどちらもオスで、見た目がウシそっくりだったことや、誕生が年の瀬で2021年の干支が丑年ということもあり、先に生まれたほうが「ホルス」(ホルスタインより)、あとに生まれたほうが「ジャージ」(ジャージー牛より)と名付けられました。
トカラヤギは個体により柄が違うので、そこを見ればホルスとジャージを見分けられます。顔を正面から見たときに、全体的に白いのがお兄ちゃんのホルス。胴体の側面も白い毛が多めです。
一方、ジャージは全体的に茶色の部分が多め。とくに顔を正面から見ると、鼻の上の毛が茶色いので見分けがつきます。
トカラヤギはトカラ列島原産の日本在来種です。小型で、背中の黒い線(鰻線)が特徴。妊娠期間は約150日で、1〜2頭の子供を産むそうです。
トカラヤギは園内のふれあいランドで展示されてて、ホルスとジャージは10:00〜13:00の時間に一般公開中。赤ちゃんの体調や天候によって中止になることがあります。
なお、新型コロナウイルス感染症対策として、トカラヤギを含め、動物ふれあいは中止しています(記事公開時)。
トカラヤギ【平川動物公園】(鹿児島県)
・名前:ホルス・ジャージ
・誕生日:2020年12月28日
・一般公開日:公開中
アミメキリン【旭川市旭山動物園】(北海道)
北海道の「旭川市旭山動物園」で、2020年12月28日(月)にアミメキリンのオスの赤ちゃんが生まれました。母親の結と父親のゲンキの子供です。妊娠期間は454日間と人間と比べるとかなり長く思えますが、キリンとしては標準的な長さなのだとか。
現在も、赤ちゃんは順調に成長しているとのこと。一般公開は気温が暖かくなる2021年春以降を予定しているので、それまでは旭山動物園の公式サイトやSNSで成長の様子チェックしてみてくださいね。
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・名前:未定
・誕生日:2020年12月28日(月)
・一般公開日:2021年春予定
ホッキョクグマ【男鹿水族館GAO】(秋田県)
秋田県の「男鹿水族館GAO」で、2020年12月26日(火)にホッキョクグマの赤ちゃんが生まれました。
母親は、2019年に兵庫県「姫路市立動物園」から繁殖のために「男鹿水族館GAO」にやってきたユキ(母)。父親は2005年から「男鹿水族館GAO」にいる豪太で、「白クマ豪太の歌(みんなありがとう)」という曲が作られているほどの園の人気者です。
2020年4月にユキと豪太の繁殖行動が確認されたため、11月16日よりユキの展示を中止して、様子を見ていたところ、12月末に無事出産となりました。
ホッキョクグマの出産・子育てについては非常に繊細なところがあり、初期の子の死亡率が極めて高いとのこと。そのため、ストレスを与えないようにしばらくはスタッフも近寄れず、監視モニターで慎重に見守っているそうです。そのため、赤ちゃんの性別も現在はまだわかっていません。
1月末の時点で「最近では体格も大きくなってきて、そろそろ動きがより活発になったり、目が開くのでは?」(スタッフ)とのことでしたが、実際に1月30日には目が開いたことが確認されました。順調に育っているようで、一般公開が今から楽しみですね!
ホッキョクグマ【男鹿水族館GAO】(秋田県)
・名前:未定
・誕生日:2020年12月26日
・一般公開日:未定
ミナミコアリクイ【伊豆シャボテン動物公園】(静岡県)
静岡県の「伊豆シャボテン動物公園」で、2020年12月1日(火)に、ミナミコアリクイの赤ちゃんが生まれました。仲よし三兄弟として人気の長男コン、次男トト、三男ケイに待望の妹誕生です。
名前は、父ドン(サンシャイン水族館生まれ、推定12歳)と、母ココア(伊豆アニマルキングダム生まれ8歳)から1文字ずつとってアンと名付けられました。
2020年6月にも三男ケイを産んだ母親のココア。今回で6度目の出産ですが、すべて育児放棄してしまい、アンもスタッフが親代わりとなって人工哺育しているそうです。
1日6回約3時間おきに授乳を続けて、保護当初は体重333gだったのが12月10日時点で472gを超え、順調に成長。12月15日に一般公開デビューを果たしました。
ミナミコアリクイは南米北中部に生息する動物で、黒色のベストを着ているように見える背中のV字型の模様と、前肢の大きなカギ爪が特徴。樹上で生活をするため、尾の内側に毛は生えておらず、木に巻き付けて移動することができます。
「伊豆シャボテン動物公園」ミナミコアリクイ特設ページはこちらミナミコアリクイ【伊豆シャボテン動物公園】(静岡県)
・名前:アン
・誕生日:2020年12月1日
・一般公開日:公開中(当面は11:00頃~13:00頃)
ジャイアントパンダ【アドベンチャーワールド】(和歌山県)
国内最多となる6頭のジャイアントパンダ飼育数を誇る和歌山県の「アドベンチャーワールド」で、2020年11月22日(日)に、女の子の赤ちゃんが生まれました。2021年2月23日(火)まで、赤ちゃんの名前を募集しています。
「アドベンチャーワールド」でジャイアントパンダが生まれるのはこれで17頭目。父親の「永明」(えいめい)は16頭の父親、「良浜」(らうひん)は10頭の母親になったそうです。
生まれた直後は体重157gだったのが、2月1日時点では3,470gまで増加。80〜90日齢を迎える頃には乳歯が生え始めるそうです。
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名前:未定(2021年2月23日まで募集中)
誕生日:2020年11月22日
一般公開日:未定
スナネコ【神戸どうぶつ王国】(兵庫県)
兵庫県の「神戸どうぶつ王国」では、2020年11月6日(金)にスナネコの赤ちゃんが生まれました。親はムスタ(オス)とバリー(メス)。バリーは8月にも1匹子供を産んでいて、どちらも男の子。スナネコの兄弟として人気を呼んでいます。
そのかわいらしさから「砂漠の天使」とも呼ばれ、写真集などが発売されるなど各所で話題になっているスナネコ。野生のネコでは最も小さい種の1つで、名前のとおり主に砂漠に生息しています。肉球を覆うように毛があり、熱い砂から足裏を守っているのが特徴です。
2020年3月から「神戸どうぶつ王国」と姉妹園の「那須どうぶつ王国」でそれぞれ飼育を開始するまで、日本では飼育例がなかった珍しい動物です。繁殖例も少なく、同園では8月に生まれた赤ちゃんに続いて2例目。
8月の出産では、バリーが育児放棄してしまいましたが、今回は無事に育児をしてくれ、すくすくと成長。出生時104g(11月10日計測)だった体重も、12月13日の時点で363gまで増加しました。
現在は1日2回の見学時間を設けて展示中です。母親と一緒に過ごしている様子が見られますよ。8月生まれのお兄ちゃんもあわせて見学できるので、成長度合いなどを見比べてみるのも楽しいですね。
スナネコ【神戸どうぶつ王国】(兵庫県)
名前:未定
誕生日:2020年11月6日
一般公開日:公開中(11:00〜13:00、14:00〜16:00)
※土日祝日や混雑時は整理券を配布
ホワイトタイガー【伊豆アニマルキングダム】(静岡県)
静岡県の「伊豆アニマルキングダム」で、2020年10月14日(水)にホワイトタイガーの赤ちゃん3頭が生まれました。ナイト(オス)とシロップ(メス)の子供で、それぞれ大きい順にバニラ・メレンゲ・ホイップと名付けられました。
同園でホワイトタイガーの赤ちゃんが生まれるのは2年ぶり。シロップが2頭(アール・グレイ)を産んでいます。
10月に赤ちゃんの体重測定体験ができるイベントを開催していましたが、11月には展示場にデビュー。仲良く遊ぶ様子を見ることができるようになりました。
ホワイトタイガーはベンガルトラの突然変異種です。体の色が目立ち上手く狩りができないことや、乱獲されたことから、野生下ではめったに見られません。インドでは「神の化身」と考えられ、姿を見た人には幸運が訪れるという伝説があるそうです。
3頭の赤ちゃんの様子はもちろん、一緒いる母親シロップの様子にも注目。どんな風に子育てしているかチェックしてみましょう。
なお、「伊豆アニマルキングダム」では、ホワイトタイガーへのエサやり体験(500円)もできます。また、ガラス越しにホワイトタイガーを見ながら食事ができるレストランもあり、赤ちゃん以外にも見どころがいっぱいです。
ホワイトタイガー【伊豆アニマルキングダム】(静岡県)
名前:バニラ・ホイップ・メレンゲ
誕生日:2020年10月14日
一般公開日:公開中
2021年もこれから新しい赤ちゃんが生まれると思うと楽しみですね! 一般公開日をチェックして、ぜひ親子でおでかけしてみてくださいね。