北海道・札幌は人気観光スポットとあって、旅行の際にやりたいことや食べたいものがたくさんありますよね。とはいえ、「できることなら、なるべく安く楽しみたい」と誰もが思うはずです。
そこで今回は、入場料が無料の施設や子どもが無料で遊べるスポットを厳選紹介します! 札幌は全国で4番目に人口が多い大都市なので、公共の展示施設などお得に楽しめるお出かけ先が充実しています。
札幌市青少年科学館
中学生以下は入場無料の札幌市青少年科学館。北海道らしい「人工降雪装置」のほか、「サイエンスショー」、二足歩行ロボットの実演「ロボットショー」など、子どもが楽しく学べる展示がいっぱいです。毎週日曜日には、主に小学生を対象としたオリジナル科学工作の講座も開かれています。
元気いっぱいの子どもには、体を動かして体験できる展示が人気です。人が座ったイスを持ち上げる「てこ・滑車」や、ハンドルを回して水をくみ上げて水が落ちる力で電気を起こす「水力発電」などで、楽しく科学に親しめます。
2階のテレビスタジオでは特殊撮影(クロマキー撮影)の実演を体験でき、青い背景の前で撮影された人物とCGが合成された映像に子どもは大喜び。隣のハイパースタジオでは、特殊撮影を応用したゲームが楽しめます。
口コミPickUP!
小学1年生、年長、年中の男子を連れて青少年科学館へ。土曜日に行ったら、いつもは入れない屋上でのイベントがやっていました。昼間の星をみよう!というイベントで曇りで星は見れずでしたが、離れた百年記念塔を見たり、札幌市で一番大きな望遠鏡をさわれたりと、子どもたちは喜んでいました!はりーさんの口コミ
4Kプロジェクターの大迫力プラネタリウムも!
2016年にリニューアルしたプラネタリウムは、1億個の星を投影する4Kプロジェクターの映像が迫力満点です。絵本を題材にした幼児向けの番組もあり、ゆったりしたシートでくつろぎながら楽しめます。
親子向け施設情報
- 無料情報:中学生以下入場無料
北海道博物館
2015年に北海道開拓記念館と道立アイヌ民族文化研究センターが統合され、中学生以下が入場無料の新しい総合博物館に生まれ変わりました。北海道の自然・歴史・文化をテーマに、大人も子どもも楽しめる展示が工夫されています。
総合展示の第5テーマ「生き物たちの北海道」も子どもに人気です。どんぐりをイメージした木のボールをレールに転がしたり、ヒグマの形のソファに座ったりして、楽しく遊びながら自然の生態系を学べます。
地下の「はっけん広場」では、道具や標本などをセットした「はっけんキット」を自由に使えます。本物に触れて観察し、道具を使ってものを作る体験は、子どもの知的好奇心を育めますね。
口コミPickUP!
映像をみて答えるクイズがあったり、シールやスタンプがもらえて、子どもたちは楽しそうでした。6歳、4歳の子どもでも楽しめました。動物のコーナーは、木の玉を転がしたり、トンネルがあったりして、すごくはしゃいでました!はりーさんの口コミ
ベビーカーで利用しやすいバリアフリー設計
館内はすべてエレベーターで移動できて、1階グランドホールでベビーカーの貸し出しもしているので、赤ちゃん連れでも楽しめます。専用の授乳室はありませんが、総合案内でスタッフに声をかけると救護室で授乳ができます。
親子向け施設情報
- 無料情報:中学生以下入場無料
札幌市民防災センター
こちらの施設は親子ともに入場無料。地震や火災、津波などの災害を模擬体験できる防災教育施設です。災害の恐ろしさを体感しながら、煙でいっぱいの建物から避難したり、消火器(対象は小学校4年生以上)を使ったりして、いざという時にどう行動すべきかを学べます。
館内で実物のはしご車に乗って、計器がズラリと並んだ運転席でサイレンを鳴らしたり、無線交信を聞いたりすることができます。後ろのはしご操作部では、はしご操作レバーを動かせます。
2013年のリニューアルオープンで誕生した暴風体験コーナーでは、迫力満点の3D映像と風の組み合わせで、災害現場にいるような臨場感を体感しながら暴風の危険性が学べます。風速は10m・20m・30mから選べます。
自分の命を守ることを学べる体験コーナー
地震体験コーナーは緊急地震速報が流れるなど、緊迫感あふれる演出がリアルです。震度3で揺れが小さい子ども向けの地震も用意されているので、ぜひ体験を。災害バーチャル体験コーナーでも、津波・土砂災害・都市型水害の3D映像のほかに、幼児向けの2D映像も用意されています。
親子向け施設情報
- 無料情報:親子ともに入場無料
札幌市円山動物園
動物が暮らす自然環境をできるだけ再現した「生息環境展示」が人気の動物園で、中学生以下は入場無料です。約170種類900頭の動物が飼育されています。園内の遊具広場「まるっぱ」(冬期は閉鎖)も、子ども連れにおすすめです。
毎日開催される「みんなのドキドキ体験」の時間では、動物たちの行動を間近で観察したり、飼育員の解説を聞いたりできます。猛禽類のフリーフライト、モルモットのふれあい体験、リスザルのお食事ガイドほか、さまざまなメニューが用意されています。
2015年にバリアフリー設計の「アフリカゾーン」が完成し、2018年は水中トンネルからプールを観察できる新しいホッキョクグマ館がオープンします。さらに、2019年にはミャンマーからゾウ4頭を迎え、ゾウ舎が登場する予定です。
遊びながら楽しく学べる「動物科学館」も!
園内の「動物科学館」には、ゾウとの力比べを疑似体験できるコーナーや、地球儀型のタッチパネルに手で触れて地球の天気や気温、オーロラなどについて学べる「触れる地球」などがあり、ゲーム感覚で遊びながら科学に親しめます。
親子向け施設情報
- 無料情報:中学生以下入場無料
北海道開拓の村
北海道各地から明治・大正時代と昭和初期の歴史的建造物を集め、移築復元・再現した野外博物館です。季節ごとにひな人形や五月人形、七夕飾りが展示され、十五夜のお供え作り、もちつきなどの伝統行事も行われています。
中学生以下は入場無料で、ボランティアスタッフの解説を聞いたり、昔の巡査の制服を着たスタッフと一緒に記念撮影したりしながら、昔の北海道の雰囲気を体感できます。また、夏期は漁網の修理やわら細工などの実演も見学できます。
冬は馬そり、春から秋は馬車鉄道に乗れるので、動物や乗り物が好きな子どもは大喜び。また、春から秋は竹馬や輪回し、冬は木や竹でできたスキー、木製のそりなど、昔の遊びを親しむこともできます。
口コミPickUP!
タイムスリップしたかのような町並みを歩き、昔のトイレや井戸を見たりして、子どもたちは不思議そうでした。また、昔の遊びを教えてくれるおじいちゃん、おばあちゃん?がいて、知恵の輪やコマなど普段はなかなかやらない遊びに子どもたちは夢中になっていました! はりーさんの口コミ
伝統遊具製作体験で旅の思い出作り
体験学習棟では毎日、でんでん太鼓やコマ、竹とんぼなどの伝統遊具づくり体験を行っています。子どもと一緒におもちゃを作れるので、旅の思い出作りにぴったりです。でき上がった遊具はお土産に持って帰れます。
親子向け施設情報
- 無料情報:中学生以下入場無料
札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタン
豊かな自然に囲まれた定山渓エリアの小金湯温泉にあるアイヌ文化に触れられる施設です。展示室や情報コーナーがある建物の周りには伝統的な家屋や外洋船などが並び、子どもと一緒に昔のアイヌの村に遊びに来たような気分になれます。
有料展示室では復元した民族衣装や民具約300点が展示され、手に取って触れることができ、撮影も自由です。子どもはデジタル紙芝居や、アイヌ語クイズコーナー、ブドウのツルでできた輪の輪投げ遊びで夢中に!
書籍やDVDがそろえられた情報コーナーは無料で利用でき、子どもがアイヌ文化に楽しく触れられる絵本もあります。自然を敬い大切にするアイヌ文化を通して、子どもの感性を豊かに育ててあげたいですね。ちなみに、ピリカコタンはアイヌ語で「美しい村」という意味らしいです。
アイヌ文化を体感できる楽しいイベント
6月から10月は月に1〜2回、アイヌ古式舞踊やアイヌ料理販売、アイヌの子ども遊びなどのイベントが開かれます。また、7月の「ピリカコタン夏祭り」では、コンサートのほか、アイヌ文様の切り絵や刺しゅう、アイヌの楽器ムックリ製作の体験も楽しめます。
親子向け施設情報
- 無料情報:中学生以下入場無料
札幌オリンピックミュージアム
オリンピックとパラリンピックの世界に触れられるウィンタースポーツの博物館です。中学生以下は入場無料で、冬の競技を疑似体験できる6種類のシミュレーターが子どもに大人気。小学生以上対象の「スキージャンプ大倉山」以外は、何歳でも体験できます。
体験シミュレーターには、子どもが体を思い切り動かして遊べるものもあります。スライドボードの上を滑るスピードスケート・トレーニングや、3人までが一緒に競走ができるクロスカントリースキー・レースで汗を流せます。
4人乗りのボブスレー滑走は、選手の目線を体感できる大画面の画像が迫力満点。スキージャンプの選手や、アイスホッケーのゴールキーパーになりきって楽しめる体験コーナーもあります。
昔のオリンピックの映像やスポーツ用品の展示も
昔のオリンピックの映像をパノラマシアターで見られます。1972年に開催された札幌オリンピック当時のスポーツ用具やウェアの展示もあり、現代との違いに子どもはびっくりするはずです。
親子向け施設情報
- 無料情報:中学生以下入場無料
北海道大学総合博物館
札幌農学校(現・北海道大学)が1876年の開校以来、長年にわたって収集してきた学術標本・資料のうち300万点以上を収蔵しています。2016年にリニューアルされ、触れられる展示のほか、内視鏡手術や歯科診療を疑似体験できるコーナーが子どもに人気です。親子ともに入場無料。
生き物が好きなこどもには、「古生物標本の世界」が人気です。1000万年前に絶滅したとされる哺乳類のデスモスチルスや、ハドロサウルス科の恐竜ニッポノサウルスの全身骨格標本は迫力満点で、子どもは目を輝かせて眺めています。
体験型展示のコーナー「感じる展示室」には、鉱物などの標本が並び、自由に手に取って感触を確かめたり、ルーペで観察したりできます。「感じる展示室」の隣には、400頭分の馬の毛を使った実物大模型のマンモスの標本が展示されています。
授乳室や貸し出し用ベビーカーを利用可能
博物館2階には授乳室があり、1階と2階の多目的トイレ(車いす対応)にはベビーベッドを完備。1階受付でベビーカーの貸し出しもしています。また、1階入口左手、歴史展示室の横にあるコインロッカーも荷物が多い子ども連れには便利です。
親子向け施設情報
- 無料情報:親子ともに入場無料
北海道コカ・コーラボトリング札幌工場
札幌市清田区にある、北海道で唯一のコカ・コーラの工場です。親子ともに入場無料で、事前に予約すれば見学ができ、見学の後は好きなドリンクが飲めます。夏休みや冬休みは混み合い、定員になり次第受付終了となるので、早めの予約がおすすめです。
1分間で1300本も缶コーヒーを作れる製造ラインや、約200万ケースが入る高さ31mの大型立体自動倉庫の迫力に、子どもは大喜び。ペットボトルのリサイクルなど、環境を守るための取り組みも学べます。
自動車が好きな子どもには、コカ・コーラ製品を運ぶ大型トレーラーが人気です。時間帯によっては、何台ものフォークリフトが動き回って、トレーラーに荷物を積み込む様子が見られます。
工場見学のお土産もお楽しみに
見学に行くと、小学生以下の子どもはミニボトルのキーホルダー、中学生以上はクリアファイルをお土産にもらえます。さらに1グループにつき1冊、小学校の自由研究にも重宝するコカ・コーラの歴史や製造工程などを解説する冊子がもらえます。
親子向け施設情報
- 無料情報:親子ともに入場無料
雪印メグミルク 酪農と乳の歴史館・札幌工場
1977年の開館以来370万人が訪れている施設で、親子ともに入場無料です。日本の酪農と乳業の歴史に関わる貴重な史料が展示され、約60分間のファミリー向け見学コースでは、札幌工場も案内してくれます。見学は完全予約制で、前日までの電話予約が必要です。
歴史館2階の展示室には動くミニチュア模型があり、バターやチーズの製造工程を楽しく学べます。工場を30分の1に縮小した模型は全体が本物そっくりに動き、子どもの注目を集めています。
受験生やスポーツ選手に、縁起をかついで飲まれてきた北海道限定の乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」。発売50周年を記念し、2005年に「勝源(かつげん)神社」が設置されました。合格祈願や必勝祈願のために参拝して、絵馬を納めることができます。
オリンピックで使われた実物が見られます
館内の「スキー部コーナー」では、1998年の長野オリンピックでスキージャンプの原田雅彦選手が実際に使用していたスキー板やオリンピック選手団公式ジャンパーが、当時の写真とともに展示されています。
親子向け施設情報
- 無料情報:親子ともに入場無料
札幌市えほん図書館
2016年に開館した親子ともに入場無料の絵本専門図書館です。蔵書は創作絵本や赤ちゃん絵本、しかけ絵本、大型絵本、点字絵本など、約2万冊。授乳室やおむつ交換台、子ども用トイレもあるので、小さな子どもと一緒でも安心して利用できます。
閲覧スペースは302平方メートルとゆったりしていて、子どもの手が届く高さに絵本が並んでいます。テーマ別に絵本を分類したコーナーがあり、子どもが読みたい絵本を探しやすいのも便利です。
地下鉄東西線白石駅直結の白石区複合庁舎の中にあるので、雨や雪の日でもスムーズにお出かけできます。子どもの年齢に合わせた絵本や遊びを取り入れた「おはなし会」も定期的に開催されています。
声を出して絵本を読めます
館内で声を出して絵本を読んでも大丈夫なので、遠慮なく子どもに読み聞かせができます。また、ロングセラーなど人気の絵本は同じ作品を何冊も用意しているので、ほかの子が読み終えるのを待つことなく楽しめます。
親子向け施設情報
- 無料情報:親子ともに入場無料
さっぽろ東急百貨店 なかよし広場 THE FIELD
デパートでのお買い物ついでに、靴を脱いで遊べる屋内の遊び場です。2016年のリニューアルで、1歳半以上の子ども向けのクライミングウォールなどの新しい遊具が加わりました。親子ともに入場無料で、JR札幌駅と地下で直結しているのでアクセスも便利です。
トンネルがある大きな丘を囲むように、陸上競技場のようなトラックや、小さな滑り台などが配置されています。身長計もあるので、子どもの背を計ってあげられます。
赤ちゃんスペースには柔らかなクッション素材でできたサークルが用意されているので、乳幼児も安全に遊べます。自動販売機やテーブル席もあり、子どもを見守りながらひと休みできるのもうれしいですね。
親子向け施設情報
- 無料情報:親子ともに入場無料
札幌市内中心部や郊外には、子どもが無料で入場できるスポットがいろいろあり、観光客も地元の子どもたちと一緒に楽しめます。旅行の費用を節約しながら、たくさん旅の思い出を作ってください。