興味の対象が一気に広がる6歳から9歳の子どもには、これまで以上に五感を通してたくさんのことを学ばせてあげたいですね。今回は、札幌エリアの思いきり遊んで学べるおすすめの観光スポットを紹介します。約196万人が住む札幌市には、広々とした公園やレジャー施設がたくさんそろっています。
札幌市円山動物園
約170種類900頭の動物を飼育し、動物が暮らしている自然環境をできるだけ再現した「生息環境展示」が人気の動物園。ゲーム感覚で学べる動物科学館や、動物の生態や環境を参考にした遊具広場「まるっぱ」もあり、楽しみながら地球環境の大切さを学べる場です。
この動物園の人気者といえば、ホッキョクグマの親子。自然界では地球温暖化で生息環境が厳しくなっているといわれ、大好きな動物が暮らしやすい環境を守るために何ができるか、子どもが自然に考え始めるきっかけを作ってくれる存在でもあります。
また、2018年3月13日(火)には新しく「ホッキョクグマ館」がオープン。約18mと国内最長の水中トンネルが大人気です。
こども動物園には、ビーバーやプレーリードッグ、ヒツジ、ウサギ、モルモットといったかわいい動物がいっぱい。エゾリスやエゾモモンガ、エゾヤチネズミほか北海道の動物もいます。リスザルのエサやりや、モルモットとのふれあいができるイベント「みんなのドキドキ体験」も開かれています。
口コミPickUP!
生まれてまだ数ヶ月のレッサーパンダの子供がとても可愛かったです。親の真似っこをしてはヨチヨチと歩き、子供たちも興味津々でじっくり見ていました。
また、熱帯動物館にいるライオンがガラス1枚隔てた先で、こちらを向いてウトウト…百獣の王ライオンを間近で見た事がなかったので、親子でドキドキしながら観察しました。mt123さんの口コミ
クライミング体験をしながらの動物観察も!
アジアゾーンにあるレッサーパンダの部屋の外壁には、子ども向けのクライミングウォールが備えられていて、壁を登って窓から中を覗けます。室内には大きな黒板や、図鑑が用意されたコーナーも!
北海道大学総合博物館
300万点以上の学術標本・資料を収蔵した博物館。2016年のリニューアルで、北海道大学の12学部の教育研究を紹介するコーナーが新登場しました。内視鏡手術や歯科治療の疑似体験など、体験型の展示も多く、子どもたちの知的好奇心を刺激する施設です。
体験型展示のコーナー「感じる展示室」では、展示物や引き出しの中の標本を自由に観察できます。手で感触を確かめたり、ルーペで拡大したり、五感を使って楽しみましょう。
2017年に新設された常設展示室「鉱物・岩石標本の世界」では、地球を100万分の1に縮小した地球断面図や、46億年の地球の歴史を4.6mで表した大型パネルを展示。図鑑では伝わりにくい地球のイメージを体感できます。
博物館のカフェで北海道の味覚を堪能できます!
1階の「ミュージアムカフェ ぽらす」は、北海道産食材にこだわったカフェ。放牧牛の牛乳で作ったソフトクリームや、道産小麦で作られたパスタなどが味わえます。
白い恋人パーク
「白い恋人」の製造ラインが見学できて、子ども向けの施設も充実したお菓子のテーマパークです。6歳から9歳の子どもには飴作りの様子が見られる「キャンディ・ラボ」や、ミニチュアの家が並ぶ「ガリバータウン」も好評です。
お菓子作り体験工房でクッキー作りもおすすめです。「白い恋人」と同じ材料で、ハート型のクッキーを焼くことができます。時間がない時は、すでに焼きあがったクッキーに絵を描くコースも!
4月中旬から11月末は、6両編成のミニ鉄道「白い恋人鉄道」がパークの木立の間を運行します。お菓子の家やトンネルを巡る約10分の列車の旅を、家族みんなで楽しめます。
口コミpickUP!
できたての白い恋人は格別でした。お絵描きコースにしたんですが白いペンが一本しかついていなかったので結局何本か購入しました。キャンディのガチャガチャが楽しいと言っていました♪pupuquさんの口コミ
楽しい札幌からくり時計塔ウォッチング
パーク内の札幌からくり時計塔は、毎正時にかわいい人形たちがパレードを繰り広げます。チョコレートファクトリー4階のチョコレートラウンジでは、窓ごしに札幌からくり時計塔を間近で見られるのでおすすめです!
サンピアザ水族館
札幌の副都心・新さっぽろエリアのショッピングモール内にあり、カクレクマノミやカワウソ、ペンギンほか約200種類の生き物が飼育展示されている水族館です。夏休みや冬休みなどには企画展も催されているので、好奇心旺盛な子どもにも大人気です。
1階は大型の回遊水槽を中心に、カラフルな熱帯魚の水槽や、寒い海の魚の水槽などが並んでいます。ドクターフィッシュの水槽やタッチングプールが、子どもにとって普段できない経験になっているようです。
2階では魚のサーカスや、デンキウナギの発電実験などのショーが見られます。コツメカワウソやゴマフアザラシなどの動物や、アマゾン水槽も人気です。
休日限定のバックヤードツアーでドキドキ体験!
土日祝に催されている小学生以上が対象の「ウラ側探検隊」では、バックヤードで水をきれいにするろ過装置や、エサやりの様子などを見学できます。参加希望者が定員を越えた場合は抽選となります。
札幌もいわ山ロープウェイ
標高531mの山頂展望台から、日本新三大夜景に認定された札幌の夜景を満喫できる眺望スポット。6歳から9歳の乗り物好きな子どもたちには、ロープウェイとミニケーブルカー「もーりすカー」が人気です。
スイス製の「もーりすカー」は30人乗りのキャビン2両を連結し、標高差70mの軌道を往復します。ワイヤーでキャビンを引き上げるシステムは世界初。変わった乗り物なので子どもが喜ぶこと間違いなし。
6歳以上の子ども連れなら、市内中心部から北東側に広がる夜景ウォッチングもおすすめ。日没前後から空の色がどんどん変わっていく様子は、大人が見ても子どもが見ても感動的です。
自然に触れられる散策路を探検するのも楽しい!
ロープウェイ中腹駅から山頂駅までは、約600mの舗装道「自然学習歩道」(夜間照明なし)が整備されています。徒歩15分ほどのコースを散策しながら、藻岩山の自然に親しめます。(冬季間は閉鎖)
札幌オリンピックミュージアム
「札幌ウィンタースポーツミュージアム」を前身として、2000年にウィンタースポーツの普及・振興、札幌のウィンタースポーツの歴史を後世に伝えるため設立された施設です。1972年に開催された札幌オリンピックをはじめとした、オリンピックとパラリンピックの歴史やウィンタースポーツの世界に触れられます。迫力満点の体験シミュレーター(一部は小学生以上対象)が、子どもに人気です。
ボブスレー体験コーナーでは、実物大の4人乗りボブスレーに乗り込んで、スピード感満点の滑走を体感できます。目の前に広がるコースの映像を見ながら、選手になりきって楽しめます。
クロスカントリースキー体験は、3人で足元のスキーを前後に動かして進み競争ができます。思いきり体を動かして遊びましょう。
口コミpickUP!
ここに行けば、更に冬季オリンピックを楽しむことができます! 札幌オリンピックを中心に、過去の歴史や冬季スポーツの体験コーナーなど、盛りだくさんの施設になってます。頑張り過ぎて、汗だくになってしまうくらい、楽しめます。taku_mamaさんの口コミ
カフェで名物のソフトクリームを食べよう!
ミュージアム棟3階の多目的ホールにあるミュージアムカフェは、大倉山特製ソフトクリームが名物。ホットドッグやミニピザなどの軽食も食べられます。
ノースサファリサッポロ
動物たちとの距離が近い体験型ふれあい動物園は、札幌市の中心部から車で約30分。自然が豊かな環境でライオンやキリン、トラなど70種類以上の動物とふれあえるウォーキングサファリでは、好奇心旺盛な子どもも動物たちと一緒に遊べます。
園内にはカンガルーやカピバラ、アザラシ、ビーバー、ミニブタのほか、かわいい動物や珍しい動物がいっぱい。デンジャラスゾーンにはサソリやタランチュラ、ワニもいます。
ライオンやトラにエサを直接食べさせられるダイレクトフィーディングのほか、さまざまな体験ができます。ライオンが釣り竿のエサに飛びつく「ライオン釣り」ができるのは、日本でここだけです。
口コミpickUP!
ここは体験型の施設で、動物と触れ合えるのですが万が一かじられても自己責任というユニークな施設です。動物にエサをあげたり触れられるので大人も子どもも楽しめます。園内はあまり広くはないので あっと言う間に回ってしまうけれど、動物と一緒にいれる楽しい所です。mikitanさんの口コミ
冬は雪で遊ぶアクティビティに注目!
1月初旬から3月下旬のスノーシーズンは、犬ぞりやスノーモービル、雪上バナナボートなど冬のアクティビティが体験できます。無料コーナーのスノーパークでは、チューブ滑りやスノーシュー、雪合戦が楽しめます。
サッポロさとらんど
「都市と農業をつなぐ田園テーマパーク」がテーマの農業体験交流施設です。花畑や体験農園、ふれあい牧場などが点在する敷地は74ヘクタール以上。小学生以上を対象にした、食品の手作り体験も開催されています。
前日までの予約で、年間を通してバターやソーセージの手作り体験ができ、5月から10月はアイスクリーム作りや生キャラメル作りも。小学生以上の参加者1人につき、大人1人が付き添いとして入室可能です。
4月末から11月初旬の夏期営業期間中は、園内でSLバス「ポテト号」が運行。レンタサイクルも人気が高く、子ども用自転車(補助輪なし)のほか、親子で乗れる4輪車もそろっています。
口コミPickUP!
バーベキューができて、広場もあり面白自転車もあり、子供は飽きません!ナカフォーさんの口コミ
初心者も楽しめるパークゴルフ場も!
小学生以上なら、園内のパークゴルフ場も利用できます。3コース(各9ホール)があり、起伏が少なく初心者でも楽しめ、用具を借りることもできます。
ホクレン食と農のふれあいファーム くるるの杜
北海道の食と農をテーマにした複合施設です。農作業や収穫体験ができる体験農場や調理加工体験施設、農村レストラン、農畜産物直売所を併設し、子どもの食育体験をサポートしてくれます。
季節ごとにさまざまな体験プログラム(予約優先)が催され、イチゴを摘んでお菓子を作ったり、アスパラガスを収穫して茹でたてを食べ比べたりと、収穫から食べることまでを一度に体験できる企画も。
じゃがいもからでんぷんを取り出すところから始めるおやつ作り、天然の羊腸を使うオリジナルソーセージ作りなどで、食の大切さを学べます。夏休みや冬休みは自由研究向きの企画も行われます。
レストランのランチブッフェで新鮮な食材が楽しめる!
施設内の農村レストランでは、ブッフェスタイルでランチを楽しめます。旬の食材を生かした家庭料理が並び、新鮮な野菜のサラダや、北海道産原料を使用した手作りのデザートが好評です。
えこりん村
自然や動植物を身近に感じながら、親子でエコについて考えられるテーマパークです。夏期開園中は花いっぱいの「銀河庭園」や、アルパカやラマなどの動物たちと出会える「みどりの牧場」で楽しく過ごせます。
「銀河庭園」は、イギリスの世界的なガーデンデザイナーが設計を担当。おとぎ話の世界に入り込んだかのようなデザインに、子どもは大喜びです。
「みどりの牧場」では、アルパカやラマ、ヒツジなどの動物たちが放牧展示されています。夏期開園中は牧羊犬とヒツジのショーや、ヒツジのレースが毎日開催されます。
ギネス認定の大きさ世界一のトマトの木もチェック!
トマトを水耕栽培で育てている「とまとの森」は、2013年に世界一大きなトマトの木として世界記録に認定されました。1株から1万3,000個以上の実が収穫されます。
札幌市近郊で6歳から9歳の子どもと一緒に立ち寄りたい場所を紹介しました。豊かな自然に触れられるスポットや、楽しく遊びながら学べる施設で、親子の思い出を作ってくださいね。