福井県敦賀市にある「人道の港 敦賀ムゼウム」で、2024年3月16日(土)と17日(日)の2日間、北陸新幹線敦賀開業を記念して、特別なイベントが開催されます。このイベントは、敦賀市全体で盛り上がる開業記念イベントの一環で、市民や観光客に向けて多彩なプログラムが用意されています。
「人道の港 敦賀ムゼウム」とは?
明治から昭和初期にかけて、ヨーロッパとの交通の拠点となった敦賀港は、1920年代にポーランド孤児、1940年代に「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港です。
「人道の港 敦賀ムゼウム」では、シアターやアニメーション、資料展示や映像を組みあわせて、敦賀港で起こった史実をわかりやすく紹介し、「命の大切さ」と「平和の尊さ」を発信しています。
入館無料&ガチャガチャチャレンジをプレゼント
3月16日(土)は、開館時間が19:00まで延長され、両日とも入館料が無料となります。さらに、来館者にはムゼウムオリジナルグッズがプレゼントされ、小学生以下の子供たちはガチャガチャチャレンジに無料で参加できる特典もあります。
特別館内ガイドとピアノコンサートを開催
期間中は、敦賀高校創生部による館内ガイドや、学芸員によるガイドが実施されるほか、ピアニスト堂田展江氏によるピアノコンサートも開催され、音楽を通じて平和のメッセージが伝えられます。
未来の敦賀を描くアート作品を展示
「100年後の未来の敦賀」アート作品展示では、敦賀市立博物館で開催されたワークショップで描かれた、児童や高校生による未来の敦賀をテーマにしたアート作品(縦900mm×横2,600mm)が展示されます。
特別展「ムゼウムの軌跡〜人道の港コレクション〜」を開催
3月16日(土)〜6月2日(日)には、2階企画展示室にて、企画展「ムゼウムの軌跡〜人道の港コレクション〜」が開催されます。
敦賀港にまつわる貴重なコレクションや、ユダヤ難民の写真を収めた大迫辰雄氏による「大迫アルバム」の実物などが展示され、人道の港としての敦賀の歴史を深く知ることができますよ。
通常休館日である3月21日(木)、27日(水)、4月3日(水)も特別開館し、敦賀港の歴史と文化を深く知ることができる機会が提供されます。春休みを利用して、「人道の港 敦賀ムゼウム」で敦賀港の豊かな歴史と文化を、ぜひ体験してみてください。
■人道の港 敦賀ムゼウム
所在地:福井県敦賀市金ケ崎町23-1
開館時間:9:00〜17:00(最終入館は閉館30分前)
休館日:毎週水曜日 (祝日の場合はその翌日)、年末年始
入場料:大人500 円、小学生以下300 円
※4歳未満、障がい者手帳などお持ちの方とその付き添いの方は無料