「ミルキーベリー」は、ミルクのような白さとまろやかな甘さが特徴の白いちごです。いちご王国・栃木県初の白いちごで、令和生まれ。栃木県内でもまだ一部のエリアでしか販売されていない貴重ないちごです。
今回は、そのミルキーベリーの食べ放題が叶う、おすすめのいちご狩りスポットをまとめて紹介します。料金や開催時期、アクセス情報、いちご狩り後におすすめの寄り道スポットも掲載しているので、おでかけの参考にしてくださいね!
※いちごの生育状況により、プラン内容や定休日、終了時期などが変更になることがあります
※ミルキーベリーの生育状況により、必ずしも食べられるとは限りません。また、開催期間などが変更される場合があります。事前にいちご農園にお問い合わせください
白いちご「ミルキーベリー」とは?
いちごの栽培が盛んな栃木県では、代表的な「とちおとめ」をはじめ、これまでたくさんのいちごの品種が生まれてきました。
そのなかでも「ミルキーベリー」は、令和2年(2020年)産から一般で栽培が開始された新しい品種で、栃木県初の白いちごです。
白いちごと呼ばれるとおり、中も外も大部分が白いのが大きな特徴。赤くないので熟してなさそうに思えるかもしれませんが、しっかりとした甘味があります。
酸味は少なく、まろやかな食感と甘さがあり、大きさは「とちおとめ」と「スカイベリー」の中間くらいです。完熟するとほんのりピンク色になるものもあります。
ミルキーベリーは、現在、栃木県内の一部の観光いちご園や農産物直売所でのみ販売されているため、広く流通していない貴重ないちご品種です。旬の時期にはインターネット通販で購入することもできますが、値段はお高め。
スカイベリーなどと一緒になった紅白いちごの詰め合わせセットは、数量やいちごの大きさにもよりますが、3,000円〜5,000円台で販売されています。なかには、大粒サイズの贈答用セットで10,000円以上するものも。
「農業試験場いちご研究所」に聞いた「ミルキーベリー」の魅力!
いちごの栽培に力を入れている栃木県には、いちごの総合的な研究開発拠点として「農業試験場いちご研究所」があります。今回、ミルキーベリーの特徴と魅力を教えていただきました!
「果実が白く、とちおとめより大きいのでインパクトがあります。まろやかな食感が特徴で酸味が少なく甘さが際立ちます。
ミルキーベリーの開発に至った経緯としては、いちごの需要が多様化している中で、直売所や観光農園、洋菓子店など新しいアイテムになるような品種の開発を目指しました。
ミルキーベリーはとちおとめやスカイベリーなどのいちごと紅白で組み合わせて贈り物にするなど、『特別なトキに特別な人へ贈る特別ないちご』がミルキーベリーのコンセプトです」(栃木県農業試験場いちご研究所スタッフ)
白いちご「ミルキーベリー」が食べられるいちご狩り3選
白いちご「ミルキーベリー」が食べられるいちご狩りスポットをご紹介します。
いちごの里【栃木県小山市】
「いちごの里」は、栃木県小山市にある日本最大級のいちご狩り体験農園です。「ミルキーベリー」のほか、大粒のプレミアムいちご「スカイベリー」や、2019年の秋に初めて出荷された新品種「とちあいか」の収穫プランも用意。
さらに、「スカイベリー」「とちおとめ」「とちあいか」「とちひめ」「ミルキーベリー」の5品種が食べられる「いちご狩りデラックスプラン」(土日限定。60分食べ放題)もありますよ。
いちご狩りは、40分食べ放題(いちご狩りデラックスプラン除く)で、完全予約制です。
「いちごの里」はビニールハウス内での土耕栽培を採用。ハウス内で雨の日でも濡れずにいちご狩りが楽しめます。また、低農薬で栽培されている点もうれしいポイントです。
いちご狩りだけでなく、カフェやレストラン、直売所などの施設も充実していて、土日祝日にはいちごを使ったケーキ作り体験(要予約)も開催されますよ。
【おすすめ寄り道スポット】フォレストアドベンチャー・おおひら(栃木県栃木市)
「いちごの里」から車で約15分の場所にある「フォレストアドベンチャー・おおひら」は、高所に設置された障害物をクリアしていく、空中アスレチックが人気のスポットです。
空中アスレチックは、年齢や難易度に応じた数種類のコースがあり、身長110cm以上から挑戦可能。身長110cm以下の子供もキッズエリアで遊べます。
■いちごの里
開催期間: 「いちご狩りDELUXE」は例年1月初旬〜
アクセス:
【電車】JR「小山駅」から車で約13分、東武鉄道「栃木駅」から車で約13分
【車】東北自動車道「佐野藤岡IC」から約20分
那須千本松牧場 いちご園【栃木県那須塩原市】
「那須千本松牧場 いちご園」は、栃木県那須塩原市にある入場無料の観光牧場「那須 千本松牧場」にあるいちご狩り園です。
牧場内に湧く温泉の熱を利用して栽培するいちごは、「ミルキーベリー」のほか、「スカイベリー」」とちあいか」「とちおとめ」などがそろい、時期や生育状況によっては食べ比べができます。
例年、12月中旬から5月中旬まで開催されています。予約なしでも体験可能ですが、予約優先制です。予約は1カ月前から可能(電話予約のみ)。
【おすすめ寄り道スポット】那須 千本松牧場(栃木県那須塩原市)
いちご園がある「那須 千本松牧場」は、動物とのふれあいやアクティビティがそろった観光牧場です。いちご狩りのあと、どこかに寄り道しなくても、牧場内で1日楽しめます。
「どうぶつふれあい広場」では、ヒツジやヤギ、ウサギなどの動物がいて、ふれあいやエサやりが楽しめます。3歳から楽しめるポニー乗馬や初心者でも楽しめる周遊乗馬も体験可能です。
アーチェリーやパターゴルフ、サイクリングのほか、室内で手作り体験(キャンドル・バター)もできますよ。さらに日帰り温泉も!
■那須千本松牧場 いちご園
開催期間:例年12月上旬〜2025年5月中旬
アクセス
【電車】宇都宮線「西那須野駅」からJRバス関東 「塩原温泉バスターミナル行」で約15分、「千本松」下車、徒歩約3分、JR「新宿駅」(バスタ新宿)より直行バス「那須・塩原号」で約150分(要予約)
【車】東北自動車道「西那須野塩原IC」から約2分
石川いちご園【栃木県那須烏山市】
那須烏山市にある「石川いちご園」は、いちごの“味”を追求する土づくりに力を入れている観光いちご園です。
毎年の土壌診断をもとに有機肥料を中心とした土づくりを行い、収穫前には水分量を調整するなど、手間を惜しまずいちごを栽培しています。
園では栃木の代表品種「とちあいか」をはじめ、白いちご「ミルキーベリー」など、栃木のいちごを味わえるのも魅力。予約制のため、早い時間帯に限らず、完熟のいちごを楽しめるよう工夫されています。
■石川いちご園
開催期間:例年3月上旬〜4月上旬
アクセス【車】東北自動車道「宇都宮IC」より約35分
いちご狩りは、新鮮ないちごを好きなだけ味わえるうえに、いちごが栽培されている様子を間近で観察できるなど、食育的な要素もあります。
貴重な白いちご「ミルキーベリー」を思う存分楽しめるいちご狩りに、ぜひ家族でおでかけしてみてはいかがでしょうか。
※本記事は例年の開催内容をもとにしています。最新情報と異なる場合がありますので、詳細は公式サイト等でご確認ください















