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関東の「紅葉が楽しめる遊覧船」6選 見頃や見どころも丸わかり

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

2021年の関東地方の紅葉シーズンは10月後半以降。紅葉狩りといえば、山に登ったり、ロープウェイに乗ったりして、高所から見るのが定番ですが、水上からゆったりと紅葉が楽しめる「遊覧船」もおすすめです。遊覧船からは、紅葉が水面に映る水辺ならではの景色を間近で見られて、また違った魅力がありますよ!

そこで今回は、東京都内からも アクセスしやすい、関東の「紅葉が楽しめる遊覧船」を、見頃とあわせて紹介。歩き回ることなく楽しめる遊覧船で、気軽に紅葉を楽しみましょう!

【2021年】関東地方の紅葉の見頃は?

関東地方の紅葉シーズンは、例年、高地など早いところで9月下旬から、平野部など遅いところでは12月下旬まで。2021年は10月後半以降に見頃を迎える場所が多いようです。日光など、すでに見頃を迎えている場所もあるので、早めにおでかけの計画を立てたいですね。

箱根 芦ノ湖遊覧船 (神奈川県足柄下郡箱根町)

都心からアクセスのよい箱根は、紅葉の名所も多く、秋に人気のエリア。カエデやブナなど、黄色ベースの紅葉が色づく山々を湖畔から眺めることができます。2021年の芦ノ湖の紅葉は、11月初旬に見頃を迎え、中旬にかけて落葉する予定です。

「箱根 芦ノ湖遊覧船」は、箱根関所のそばにある「箱根関所跡港」、箱根芦ノ湖成川美術館のそばにある「元箱根港」、箱根園水族館のそばにある「箱根園港」、箱根ロープウェイ・桃源台駅のそばにある「湖尻港」の4つの港から乗船できます。

選べる3つの周遊コース

「箱根 芦ノ湖遊覧船」には、4つの港を行き来する定期航路と、出発港に戻ってくる周遊コースの2種類があります。ほかの港への移動手段も兼ねるなら定期航路、紅葉を楽しんで戻ってきたいときは周遊コースを選ぶと運賃がお得です。

周遊コースのルートは乗船する港によって違い、所要時間は30分〜70分ほどで、見える景色も違ってきます。その後の予定に合わせて乗船しましょう。

【30分周遊コース】
乗り場:箱根関所跡港、元箱根港
芦ノ湖の南半分を周遊して戻ってくるコースです。船上からは箱根神社の平和鳥居とともに紅葉を楽しめます。

【40分周遊コース】
乗り場:箱根園港
こちらも芦ノ湖の南半分を周遊するルート。寄港する箱根関所跡港と元箱根港で途中下船もできるので、元箱根や関所周辺の策も楽しめます。

【70分周遊コース】
乗り場:湖尻港
南北に長い芦ノ湖の北にある野尻港を出発し、湖全体を1周して帰ってくるコースです。寄港する「箱根園港」「箱根関所跡港」「元箱根港」すべてで途中下船ができるので、船からの紅葉だけでなく、芦ノ湖周辺の観光も楽しみたい家族におすすめです。

九頭龍神社付近が絶好の紅葉ポイント!

箱根園港と湖尻港の間にある九頭龍神社付近は、鳥居と富士山、紅葉を一度に楽しめる絶景ポイント。箱根園港からは、遊歩道で直接九頭龍神社へ行くこともできますよ。

※2021年10月現在、運航休止等があります
・箱根園港〜湖尻港の航路は、2021年は10・11月の土日祝日限定で運航
・箱根関所跡港および元箱根港発の30分周遊コースは休止中

■箱根 芦ノ湖遊覧船
運行期間:毎日(荒天時は運休)
料金:
【箱根関所跡港発着 30分周遊コース】中学生以上1,200円、小学生600円、犬同伴300円
【元箱根港 30分周遊コース】中学生以上1,200円、小学生600円、犬同伴300円
【箱根園港 40分周遊コース】中学生以上1,480円、小学生740円、犬同伴300円
【湖尻港 70分周遊コース】中学生以上1,880円、小学生940円、犬同伴300円
※大人1人につき未就学児1人無料

箱根海賊船(神奈川県足柄下郡箱根町)

「箱根海賊船」も、芦ノ湖で運航している遊覧船です。17・18世紀のヨーロッパの戦艦をモデルとした「バーサ」「ビクトリー」「ロワイヤルII」の3タイプがあります。「ビクトリー」と「ロワイヤルII」の船内にはエレベーターやバリアフリートイレが設置されているので、ベビーカーでも安心。

どの船も「箱根町港」→「元箱根港」→「桃源台港」→「箱根町港」の順に乗り場を巡っています。片道利用はもちろん、元の港に戻りたいときはお得な往復運賃での利用もできますよ。

箱根町港と元箱根港の間には、人気の観光名所である箱根関所跡や旧東海道街道杉並木、桃源台港周辺には自然散策路があり、遊覧船と合わせて家族でのプチハイキングもおすすめ。

また、桃源台港は大涌谷・早雲山方面への箱根ロープウェイと直結。海賊船とロープウェイが1日乗り放題になるお得な「海賊船・ロープウェイ1日きっぷ」も販売中です。

広々とした展望デッキで紅葉と湖面を一望

箱根海賊船は、船の上部全体が展望デッキになっていて、美しい紅葉が広がる眺望をたっぷりと満喫できます。また、各船には豪華な内装の「特別船室」(別途追加料金)を設置。特別船室には専用の展望デッキもあり、優雅な船旅が楽しめますよ。

■箱根海賊船
運行期間:毎日
料金:
【片道利用】中学生以上420〜1,200円、小学生210〜600円、<特別船室>中学生以上180〜600円、小学生90〜300円
【往復利用】中学生以上2,220円、小学生1,110円、<特別船室>中学生以上1,110円、小学生560円
※未就学児無料

宮ケ瀬・遊覧船「ミーヤ丸」(神奈川県愛甲郡愛川町、清川村、相模原市緑区)

神奈川県にある「宮ヶ瀬湖」で運航されている遊覧船です。2021年は11月の下旬から12月初旬にかけて、モミジやツツジなど赤色ベースの紅葉が楽しめます。

湖周辺は観光・レジャースポットとして整備されていて、遊覧船は宮ケ瀬(湖畔)、ダムサイト(宮ケ瀬ダム)、鳥居原の3エリアを結ぶほか、宮ケ瀬から乗れる30分間の遊覧コースもあり、湖畔の景色やダム周辺の紅葉も一度に楽しめると評判です。

大型公園などの周辺施設で1日楽しめる!

宮ヶ瀬湖の周辺には、親子で楽しめる施設が多数あり、遊覧船に乗ったあとも1日楽しめます。なかでも、アスレチックや迷路、大型スライダー、ふわふわドーム、じゃぶじゃぶ池などがそろった「県立あいかわ公園」は、子供連れに人気!

ソリ遊びができる全長83mの「グラススライダー」、走り回れる「けやき広場」、水とエネルギーについて体験型展示で楽しく学べる「水とエネルギー館」などもあります。

宮ヶ瀬ダムでは4〜11月の期間、定期的に観光放流が行われていて、晴れた日には放流の水しぶきで虹がかかることも。紅葉と一緒に自然を感じることができますよ。

■宮ヶ瀬ダム 観光放流
開催期間:4〜11月
開催日:毎週水曜、毎月第2日曜、毎月第2・第4金曜
開催時間:各日11:00、14:00(約6分間)

※2021年10月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間ダムへの立ち入り制限および観光放流中止中。また、一部施設が利用できない場合があります

乗り物好きの子供が喜ぶロードトレインも楽しめる!

宮ケ瀬(湖畔)では、湖畔エリアの観光ポイントを1周できるロードトレイン「ミーヤ号」が運航。ダムサイトでは宮ケ瀬ダムと県立あいかわ公園をつなぐロードトレイン「愛ちゃん号」も走っていて、乗り物好きの子供は大喜びするはず!

また、ダムの上下や傾斜が楽しめる珍しい乗り物「宮ヶ瀬ダムインクライン」にも乗れますよ。

■遊覧船「ミーヤ丸」
運行期間:土日祝日、観光放流日
料金:
【30分遊覧コース(宮ケ瀬発)】中学生以上1,200円、小学生600円、4歳〜就学前100円
【宮ヶ瀬⇔ダムサイト】<往復>中学生以上1,000円、小学生500円、4歳〜就学前100円、<片道>大人600円、小学生300円、4歳〜就学前100円
【ダムサイト→鳥居原→宮ヶ瀬】大人600円、小学生300円、4歳〜就学前100円(片道のみ)
【鳥居原⇔宮ヶ瀬】<往復>大人600円、小学生300円、4歳〜就学前100円、<片道>大人400円、小学生200円、4歳〜就学前100円

相模湖・遊覧船「くじら丸」(神奈川県相模原市)

「くじら丸」は、神奈川県相模市の相模湖で運航している遊覧船です。JR中央線「高尾駅」から1駅の「相模湖駅」より徒歩10分ほどの「県立相模湖公園」に乗り場があり、湖を約25分間かけて1周します。

相模湖周辺は都内からもアクセスしやすいことから、人気の紅葉スポット。相模湖に面する県立相模湖公園や嵐山で紅葉があざやかに色づきます。嵐山の紅葉が湖畔に映る美しい景色は必見です。

機嫌がいいと潮を吹く遊覧船に子供も大喜び!

くじら丸は名前のとおり、機嫌がいいと潮を吹くことも! 子供も飽きることなく楽しめます。湖周辺には「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」や「さがみ湖温泉うるり」があるので、遊覧船とあわせて、親子のおでかけ先として1日中過ごせますよ。

■遊覧船「くじら丸」
運行期間:原則として無休(9:00〜日没まで)
料金:中学生以上1,000円、小学生500円(未就学児無料)

日光・中禅寺湖クルージング(栃木県日光市)

栃木県の「日光国立公園」を代表する観光スポット・中禅寺湖で運航している遊覧船です。2021年は10月中旬から11月上旬にかけてが紅葉の見頃で、男体山や白根山、イタリア大使館別荘記念公園、日光山中禅寺 立木観音、日光二荒山神社中宮祠、菖蒲ヶ浜等の名所 や湖岸の紅葉を満喫できます。

乗り場は4カ所あり、「中禅寺湖一周コース」(船の駅中禅寺→菖蒲ケ浜→大使館別荘記念公園→立木観音→船の駅中禅寺)として周回しています。自分の観光スケジュールに合わせて乗り場を選べますよ。もちろん、各停船所間の片道移動もOK。

※6月1日〜6月30日の期間のみ「千手ヶ浜コース」(船の駅中禅寺→菖蒲ケ浜→千手ケ浜)も運航

各観光名所への移動手段にも最適

「中禅寺湖1周コース」で巡回する各停船所の周辺には、華厳の滝、日光二荒山神社中宮祠、おさかなと森の観察園、竜頭の滝、イタリア・英国大使館別荘記念公園、日光山中禅寺 立木観音と、観光名所が多数。観光地間の移動手段として遊覧船を利用するのもおすすめです。

船内では観光案内のアナウンスもあるので、日光に初めて訪れる人は参考になりますよ。一周フリー乗船券(乗り降り自由)とイタリア・英国大使館別荘記念公園共通入館券のセット券も販売しています。

【中禅寺湖周辺の主な名所と最寄りの停船所】
船の駅中禅寺:日光二荒山神社中宮祠(徒歩5分)、華厳の滝(徒歩15分)
菖蒲ヶ浜:おさかなと森の観察園(徒歩7分)、竜頭の滝(徒歩10分)
大使館別荘記念公園:イタリア・英国大使館別荘記念公園(徒歩3分)
立木観音:日光山中禅寺 立木観音(徒歩1分)

■中禅寺湖クルージング
運行期間:4月中旬〜11月30日
※【千手ヶ浜コース】は6月1日〜6月30日の期間のみ運航
料金:
【片道運賃】中学生以上300〜1,240円、小学生150〜620円
【一周フリー乗船券】中学生以上1,400円、小学生700円
【「一周フリー乗船券」と「イタリア・英国大使館別荘記念公園共通入館券」セット券】
大人1,600円、中学生1,450円、小学生800円、幼児(4歳以上)150円
【千手ヶ浜コース】中学生以上,000円、小学生500円
※未就学児は運賃無料

那須高原りんどう湖ファミリー牧場・遊覧船(栃木県那須郡那須町)

観覧車やジップライン、ゴーカートなどさまざまなアトラクションのほか、動物とのふれあいなどが楽しめる、「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」内で運航している遊覧船です。

豊かな自然と那須連山を望む美しい景色が周囲に広がる本施設は、例年11月中旬になると園内全域が紅葉で赤く染まります。遊覧船からは、園内の紅葉の様子と、那須連山の紅葉、湖面に映る紅葉と、3つの紅葉が同時に楽しめます。

■那須高原りんどう湖ファミリー牧場・遊覧船
運行期間:1月、3〜12月(12月・3月に休園日あり)
料金:
【入園料】中学生以上1,600円、小学生800円、3歳〜未就学児800円
【遊覧船】1人500円
【エンジョイパスセット(入園 + 乗り放題チケット)】中学生以上4,900円、小学生4,100円、3歳〜未就学児3,000円

もっと詳しい情報を見る
「那須りんどう湖レイクビュー」見どころ・アクセス・おすすめも

遊覧船で楽しめるおすすめ紅葉スポットを紹介しました。遊覧船なら、山登りなどと比べて体力の負担がなく、女性や子供でも安心して楽しめます。子供にとっては、普段乗ることの少ない船旅が新鮮に感じられるはず。紅葉の時期、水上は気温が低いことが多いので、防寒着などを用意しておでかけしてくださいね。

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