暑い夏は、海水浴など、海で遊ぶ絶好の機会。なかでも近年話題なのが、海やプールに浮かべたアスレチックを楽しむ「水上アスレチック(または海上アスレチック)」です。実際にどんな楽しみ方ができるのかや、何歳くらいから遊べるのかなど、気になっている人も多いのでは?
そこで今回は、千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」に隣接する勝浦中央海水浴場にオープンした「勝浦ウォーターアイランド」で、「いこーよ」モニターの山田さんファミリー(ソウタくん8歳、ユウハちゃん6歳、トウヤくん3歳、パパ、ママ)が水上アスレチックを体験する様子をレポートします!
※取材日:2021年7月11日(日)
水上アスレチック(海上アスレチック)とは?
水上アスレチックは、海やプールなど水の上に浮かべた遊具を使って遊ぶウォーターアトラクションのこと。海の場合は海上アスレチックとも呼ばれます。
スライダーで海に滑り降りたり、さまざまな障害物を乗り越えたり、アスレチック感覚で体を動かして楽しめます。常設ではなく、夏季にオープンするプールや海水浴場に、期間限定で設置されるのがほとんどで、全国にスポットがあります。
海上・水上アスレチックは何歳からOK? 泳げなくてもできる?
水上アスレチックは水の上に設置されていて、遊んでいると水に落ちることもあります。子供にとっては深い場所に設置されていることも多いので、各施設の参加条件をチェックしましょう。
「勝浦ウォーターアイランド」では、6歳(小学生)以上から体験OK。25m以上自力で泳げることが条件となっています。
ライフジャケットを貸してくれるので上手に泳げなくても沈む心配はありませんが、水に落ちたあと、遊具に上がりやすい場所まで少し泳ぐ場合もあり、深くて足が届かないところもあるので、子供の泳力と相談して参加するようにしましょう。
施設には監視員が配置されるなど、安全に配慮されて運営されているので、ルールを守って正しく遊べば心配はありませんが、プールや海水浴と同等に水の危険はあるので、子供連れの場合は親がしっかりケアすることが大切。「勝浦ウォーターアイランド」では、小学生までは大人の保護者の付き添いが必要です。
海上・水上アスレチックに最適な服装や注意点は?
水上アスレチックでは、水の中に入るので水着の着用が必須。また、ウォーターシューズがあると足が滑りにくくなるのでおすすめです。
夏場は熱中症対策も必要。水分補給できるものを用意しておきましょう(水上アスレチックの上には持ち込めません)。
そのほか、下記の点に注意して、楽しく安全に遊びましょう。
水上アスレチックを楽しむ際の注意点
- こまめに水分補給をする
- ラッシュガードの着用や日焼け止めの塗布など、日焼け対策をする
- 子供から目を離さない
- 食後は十分に時間をあけて参加する
「勝浦ウォーターアイランド」で水上アスレチックを体験!
今回、山田さんファミリーが体験に訪れた「勝浦ウォーターアイランド」。2021年は、7月10日(土)〜9月12日(日)、18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)の期間にオープン。
水上アスレチックの「On the sea(オンザシー)」と、ビーチで水遊びができる「On the beach(オンザビーチ)」に分かれていて、それぞれ60分の入れ替え制です。
「オンザシー」のみ事前予約制です(空きがあれば当日参加も可能)。予約は、下記専用サイトから行えます。
水上アスレチックの「オンザシー」は、スライダーやジャンプ台、バランスブリッジ、トランポリンなど、25種類以上のアスレチックがそろった大型施設。ライフジャケットの着用が必須で、年齢は6歳(小学生)から、身長110cm以上、25m以上泳げることが体験条件です。一部遊具は中学生以上(ヘッドガードを着用)から体験できます。
小学生の場合、保護者の付き添いが必要で、保護者1人につき子供2人まで。子供が3人以上の場合は、保護者が2人以上必要になります。
ビーチエリアにあるのが「オンザビーチ」。人工芝の上に、屋根付きプールや大型スライダーなどがあり、3歳以上の子が遊べます(一部のスライダーは小学生以上)
レクチャーを聞いてから、いざ体験!
今回、水上アスレチックに挑戦するのは、小学3年生(8歳)のソウタくんとパパ。ソウタくんはスイミングに通っていて25mをクロールで泳げるほか、平泳ぎもできるとのこと。ママ・ユウハちゃん・トウヤくんはビーチでお留守番です。
体験前には注意点やなどのレクチャーがあるので、しっかり話を聞きましょう。「熱中症対策のために、適度に水に入ったほうがよい」といった意外なアドバイスも。
砂浜から海に浮かぶ水上アスレチックまで、少し歩いて向かいます。水が冷たくて気持ちがいい!
途中からは、長い浮き通路の上を歩いて移動できます。水に浮く遊具のふわふわした感覚や滑る床面などの感覚に慣れておきましょう。
浮き通路を渡って水上アスレチックにたどり着いたら、あとはどこから遊んでもOKです。まずは、向かって左手に白い山でクライミングに挑戦! 持ち手をしっかりつかんで、足をかけて登っていきます。
水に落ちると、遊具の上に戻るのが思ったよりも大変! パパがソウタくんをひっぱりあげます。ライフジャケットを着ていれば沈む心配はないので、あわてず遊具に持ち手が付いているところへ移動してから上がりましょう。
大人も1人で上がるのは意外と難しいので、上がれず困っている人がいたら助けてあげましょう。助け合いの精神を学べますよ。
不安定な飛び石をジャンプ! 簡単そうに見えて意外と難しいポイントで、失敗して落ちる人が多いなか、ソウタくんは楽々クリアです。
2m近く高さがある空中ブランコからジャンプ! 恐怖心を抑えて勇敢に飛び込むソウタくん。
足場が狭くバランスを取るのが難しい場所に道を塞ぐ障害物が。下をくぐるか、上からまたぐか、判断力が試されます。
ブランコで海の上を通過して反対側へジャンプ! ポイントごとにスタッフさんがいて助けてくれるので安心です。
どんどん進んでいくソウタくん。取材陣の大人が苦戦するなか、ヒョイヒョイと攻略していきます。
必死であとをついていくパパですが、裸足で足元が滑るため大苦戦。海上アスレチックは子供のあとを追う大人の方がハードかも!?
斜めにオーバーハングした難易度の高いクライミングにも挑戦! 一度失敗しても再トライするソウタくんのガッツある姿に、パパも関心しきりです。
「オンザシー」で一番大きなスライダー「オクトパススライダー」は中学生から体験可能。今回は年齢制限のため遊べませんでしたが、写真のような小学生でも体験できるスリリングなスライダーが用意されています。入水時に鼻から水が入るので、手で鼻をつまんでおくといいかも。
パパが落水した一本橋。ソウタくんはこちらもクリア。取材陣も驚き!
左右にゆれるボールをよけながら進むアトラクション。難易度が高いばかりではないので、自分のペースで楽しめますよ。
体験時間はレクチャーなども含めて60分。夢中で遊んでいたら、あっという間に時間終了に…。撮影しながらということもあり、多数あるアトラクションすべてにチャレンジできなかったものの、ソウタくんは思いっきり遊んで大満足の様子でした。
水上アスレチックを体験しての感想は?
「楽しかったけど難しかった。最初の方にあった、空中ブランコから飛ぶやつ、あれはこわかった…」と、難しい場所や怖い場所もあったようですが、勇敢にひとつひとつクリアしていたソウタくん。体を使って遊びながら、難しいことにも勇気を出して挑戦する姿に、間近で見ていたパパも満足していたようでした。
また、パパも「本当に疲れましたけど(笑)、大人でも楽しめてよかったです」と楽しかった様子。
親子で夢中になって楽しめて、子供の成長も感じられる水上アスレチックは、ぜひ一度チャレンジしてもらいたいアクティビティです。
小さな子供も楽しめる「オンザビーチ」も体験!
「勝浦ウォーターアイランド」の海上アスレチック「オンザシー」は、小学生以上でないと参加できませんが、砂浜に併設された「オンザビーチ」なら3歳から参加OK。
そこで、海上アスレチックを楽しんだあとは、家族みんなで「オンザビーチ」で遊びました!
「オンザビーチ」は、砂浜の一部を区切って作られた水遊びエリア。2種類のプールと3種類のスライダーが設置されています。大型のスライダー2種(写真中央および右)は小学生から遊べます。
チャイルドスライドは3歳から利用可能。
ソウタくん、ユウハちゃんに続いてトウヤくんもチャイルドスライドに挑戦!
ソウタくんとユウハちゃんが着水地点で見守ります。滑り降りたあとは直接水に落ちるのではなく、ボートの上に着地するようになっているので、小さな子供も安心して楽しめます。
屋根付きのドーナツ型プールには大きなバナナボートがあり、みんなで乗って遊べます。「リラックスできて最高ですね!」とパパもお気に入りでした。
こちらはCLOUDトランポリン。プールの真ん中に浮かんだ白い浮島に登って遊びます。
ふわふわ不安定な浮島をよじ登ります。ほかの子が登ると反発で飛ばされるのでドキドキ!
ユウハちゃんとトウヤくんはかなり気に入った様子で、何度も遊んでいました。
小学生以上が遊べるスライダーにソウタくんが挑戦。頭を打たないよう、両手でしっかりガードして滑ります。
体を起こしすぎると途中で止まってしまうので、寝たほうがスムーズに滑れます。また、ラッシュガードやウォーターシューズを身に付けていると摩擦で止まりやすくなります。
最初はスピード出ないようラッシュガードなどを着て試してみて、怖くないようなら脱いで滑ってみるのもいいかも。
こちらのスライダーは、スロープが中央に2本と左に1本あります。これも頭をちゃんと守って滑るようにします。
夢中で遊ぶ子供たちを見守るママに感想を聞くと、「広過ぎないので、子供が遠くにいく心配もなくて、ソウタとパパが海上アスレチックで遊んでいる間、1人で2人見ていても不安はなかったですね。もっと普通のプールみたいにじゃぶじゃぶ入る感じだと思っていたので、大人は紫外線対策を万全にしたほうがいいですね」とのこと。
小学生と小さな子供がいるファミリーも、「勝浦ウォーターアイランド」では一緒に楽しめるのが魅力ですね。
遊んだあとは隣接する「勝浦ホテル三日月『温泉ドームアクアパレス』」でお風呂もおすすめ!
海水浴場には隣接する入口にコインシャワー(500円)がありますが、水上アスレチックを思いっきり楽しんだあとは、隣接する「勝浦ホテル三日月」のお風呂(有料)でさっぱりしてから帰るのもおすすめ! 水着で入れるスパもあり、「もっと遊びたい」という子供の気持ちも満たしてくれますよ。
「勝浦ウォーターアイランド」と宿泊がセットで楽しめるプランもあるので、水上アスレチックをたっぷり楽しみたい人はチェックしてくださいね。
海上・水上アスレチックで子供の成長を実感できる夏を過ごそう!
子供にとって、ちょっと難しい勇気がいるようなチャレンジができる「水上アスレチック」は、親子で楽しめるだけでなく、親にとっては子供の成長を実感できる貴重な機会になるはず。単なる海水浴やプールに飽きた人、普段海で遊ぶことがないというファミリーにもうってつけです。ぜひ夏の思い出を作りに親子でおでかけしてみてくださいね。
■「勝浦ウォーターアイランド」概要
所在地:勝浦中央海水浴場(千葉県勝浦市串浜)
営業期間:2021年7月10日(土)〜9月12日(日)、18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)
営業時間:9:00〜17:00(最終受付16:00)
※日にちによって異なる
料金:
【On the sea(60分入れ替え制)】大人1,600〜2,500円、子供1,000〜1,800円(日にちにより変動)
【On the beach(60分入れ替え制)】子供・大人一律1,000円
※隣接する勝浦ホテル三日月および勝浦市内の対象施設での宿泊で優待割引あり
予約:「On the sea」は予約サイトからの事前予約制