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【中国・四国】子連れ旅行のプロが厳選! 年齢別の日帰り旅行先

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広島県をはじめとする中国地方や、海に囲まれた四国地方は県ごとに異なる魅力があり、豊かな自然を活かした子連れ旅行に最適なスポットが数多くあります。

もくじ

今回は、親子のおでかけ情報や書籍などを多数手掛けるママさんライターチーム「アミーカ」に、中国・四国エリアにある「子連れ向けおすすめ日帰り旅行スポット」について聞きました。各県の特徴も含めながら、年齢別におでかけ施設を紹介していきます。

子連れ旅行がこれで楽に!? ポイント3つを紹介

中国・四国各県のおでかけスポットの特徴をズバリ解説!

本州の西側にあり、瀬戸内海を挟んで東西に広がる中国・四国エリアは、全9県(岡山県・広島県・鳥取県・島根県・山口県・香川県・徳島県・愛媛県・高知県)あります。

各県は日本海・太平洋・瀬戸内海とそれぞれ海に面しており、中国山地や四国山地を抱えていることから、海と山の自然に恵まれたエリアです。

それでは、中国・四国にある9県それぞれの特徴と、おでかけのポイントを簡単に解説します。

広島県

中国・四国地方の中で最大の都市・広島市があります。街中には路面電車も走っていて、乗り物好きの子供にも最適です。世界遺産をはじめ、野球やサッカーの人気チーム、広島風お好み焼きなどの名物・名産も数多くそろいます。

また、世界でも稀有な原爆の被爆地でもあります。小学生以上の子供がいるファミリーには、原爆ドームや原爆資料館に足を運ぶのもおすすめです。親子で貴重な歴史の学びを深められます。

また、豊かな自然も多数あります。厳島神社をはじめ、魅力的なおでかけ先が数多くあります。

岡山県

美観地区などがある倉敷など、人気の観光地も多いことで知られています。また、山・海・川などの自然に恵まれ、雨も少ない土地柄。外で思いきり体を動かして遊べる施設や公園が多数あります。

また、気候にも恵まれていて、「果物王国」としても知られています。家族で果物狩りができるスポットにも注目です。

鳥取県

「鳥取砂丘」のイメージが強いですが、冬は意外と降雪量も多く、県内にはスキー場もあります。広大な敷地で遊べる「弓ヶ浜公園」など、豊かな自然を活かした個性的なスポットやアウトドア施設がたくさん。ほかにも、境港市にある「水木しげる記念館」などユニークな施設もそろいます。

島根県

「出雲大社」があり、10月には日本中から神々が集うなど「神話の里」として知られています。県内には、自然を活かしたユニークな施設が多く、世界最大の砂時計がある「砂博物館」の仁摩サンドミュージアムや、中国・四国地方最大級の水族館「島根県立しまね海洋館アクアス」などがあります。

山口県

温暖な気候で知られ、緑や花が豊かな公園がそろいます。県内だけでなく、隣接する中国地方の他県や、関門大橋でつながる北九州などへのアクセスも便利なため、多くのファミリーが訪れます。

小学生の子供連れなら、日本屈指の鍾乳洞「秋芳洞」への自然探索や、「明治維新胎動の地」として知られる萩市などでの歴史探索もおすすめです。

香川県

面積は全国最小ですが、瀬戸大橋で岡山県とつながっていて、交通のアクセスが便利です。

県内には、大型テーマパーク「NEWレオマワールド」や、ホワイトタイガーと記念撮影ができる「しろとり動物園」など、ファミリー向けの大型施設があり、瀬戸内特有の温暖な気候のなかで遊べます。また、別名「うどん県」とも呼ばれ、うどん屋さんも点在します。

徳島県

鳴門海峡で見ることができる世界最大級の渦潮や、阿波踊りなど、人気の観光スポットがそろいます。ほかにも、美しい瀬戸内の海を堪能できるシーカヤック、吉野川でのラフティングなど、親子で一緒に自然を満喫できる体験型おでかけスポットも多数。子供をのびのびと遊ばせることができます。

愛媛県

小説家・夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台である道後温泉や松山城などがあり、松山市内を走る路面電車を利用すれば、子連れでの観光も便利です。

さらに、道後温泉には、かわいい「坊ちゃん列車」が運行されているほか、0系新幹線が展示されている「四国鉄道文化館」など、鉄道好きファミリーに向けスポットも多めです。また、体力に自信のあるファミリーには、「しまなみ街道」でのサイクリングもおすすめです。

高知県

歴史好きなら坂本龍馬の足跡巡り、乗り物好きなら路面電車や仁淀川での船頭さん体験など、子供の年齢や好み、趣味に合わせたおでかけができます。

また、アンパンマンの作者・やなせたかしさんの出身地でもあり、アンパンマンの世界観がたっぷり楽しめる「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も楽しめます!


0歳〜1歳の赤ちゃんにおすすめの日帰り旅行先

年齢別の日帰り旅行先スポットを紹介します! まずは、0歳〜1歳の赤ちゃんがいる家族におすすめのスポットです。

国営備北丘陵公園(広島県)

広島県庄原市にある国営備北丘陵公園は、広大な敷地内にオートキャンプ場など全8エリアで遊べます。0歳〜1歳児なら「大芝生広場」がおすすめ。芝生の上で転がってのんびり遊べます。また、春や秋シーズンには「花の広場」を散策するだけでも、ママパパは気分転換になりますね。

授乳室やレストランがある「湖畔レストハウス」などもあり、乳幼児連れでも安心しておでかけできます。

ふくふくこども館(山口県)

JR下関駅から徒歩1分とアクセス抜群の屋内スポットです。利用対象が未就学児(小学生以上は未就学児と同伴の場合のみ入場可)に限定されているため、乳幼児を安心して遊ばせることができます。

ボールプールや関門橋を模した大型ネット遊具、ごっこ遊びコーナー、幼児限定エリアなど、小さな子供に配慮した優しい工夫が盛りだくさん! さらに、一時預かりや子育て相談など、ママパパをサポートする仕組みも整っています。

香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム(高知県)

アンパンマンの作者・やなせたかし氏の功績を記念して、1996年に故郷である高知県香美市に設立された施設です。

館内は、アンパンマンたちが暮らす町をミニチュアで再現したジオラマ「アンパンマンワールド」などが楽しめる「アンパンマンミュージアム」と、詩人としても知られるやなせたかし氏の貴重な資料を展示する「詩とメルヘン絵本館」で構成されています。

施設内は、ベビーカーの利用が禁止されていますが、屋外には、アンパンマンの遊具が置かれた「芝生広場」などがあります。天気が良い日は、親子でのんびり過ごせます。

マイントピア別子(愛媛県)

愛媛県新居浜市にある乳幼児から小学生までが遊べる大型スポットです。乳幼児には、施設内にある「あかがねキッズパーク」や、2歳までのキッズ専用エリア「ベビーエリア」がおすすめです。遊具やボールプール、オムツ替えや授乳設備も整っています。

ほかにも、トロッコ列車に乗って「別子銅山」の歴史が学べる体験型施設「マイントピア別子」や、子供風呂もある温泉「別子温泉〜天空の湯〜」、バーベキューや流しそうめんが楽しめる施設などもあり、年齢が離れたきょうだいがいるファミリーにもおすすめです。

やまぐちフラワーランド(山口県)

山口県柳井市にある四季折々の花々が自慢の施設。施設内の「里山の冒険広場」には、芝生広場をはじめ、小さな子供向け滑り台や大型ローラーすべり台などの遊具も充実しています。休憩所も完備されていて、乳幼児向けの玩具や図書館が併設されています。屋内外ともに、親子でのんびり過ごせます。


2歳〜3歳の子供におすすめの日帰り旅行先

次は、2歳〜3歳児の子連れファミリーにおすすめのスポットです。

プレイパークゴールドタワー(香川県)

香川県宇多津町にある瀬戸大橋や瀬戸内海の風景を眺めながら遊べる屋内スポットです。3歳未満児優先のベビージムや、衣装に着替えて本格的なままごと遊びが楽しめるプレイハウス、プラレールやトミカで遊べるコーナーなどがあります。

本格的に思いっきり体が動かせるコーナーも充実! ふわふわで作られたアスレチック「サスケ」や大型滑り台、トランポリンやサイバーボール、エアトラックなどがあります。子供と一緒に遊べば、ママパパにとっても良いエクササイズになりそうです。

わんぱーくこうちアニマルランド(高知県)

高知県高知市の大型公園内にある「都市型小規模動物園」。大きすぎないこともあり、未就学児のおでかけにピッタリの動物園です。小規模ながらも、ライオンやチンパンジー、マントヒヒなど、子供が喜ぶ動物がたくさん! また、動物との距離が近く、ガラス窓1枚隔てた空間でじっくり観察できます。

また、小動物とふれあえる「ふれあい広場」では、ウサギやモルモット、シバヤギ、リクガメなどの動物がいます(雨天や悪天候時、7月〜9月は休止)。

えひめこどもの城(愛媛県)

愛媛県松山市にある「県総合運動公園」と「県立とべ動物園」に隣接している大型屋外スポットです。園内は、「こどものまち」「イベント広場」「創造の丘」「冒険の丘」「ふれあいの森」の5エリアがあり、遊びや体験コーナーが充実!

2歳〜3歳児にオススメは、芝生広場や、夏には思いっきり水遊びが楽しめる「じゃぶじゃぶ水路」などがある「イベント広場」。また、屋内施設「こどものまちゾーン」には、児童館があり、図書コーナーや幼児専用のコーナー、楽器にふれあえる「音楽室」など多彩な遊びが楽しめます。

おもちゃ王国(岡山県)

岡山県玉野市にあるおもちゃのテーマパークです。屋内施設「おもちゃパビリオン」では、ブロックや木製おもちゃから、シルバニアファミリー、リカちゃん、トミカ、プラレールまで、さまざまなおもちゃが大集合! 

天気が良い日は、遊園地気分で遊べる「アトラクションコーナー」がおすすめです。乗り物は0歳〜1歳くらいから楽しめる安全な乗り物ばかりで、安心して遊ばせることができます。

とらまるパペットランド(香川県)

香川県東かがわ市にある日本で唯一の「人形劇テーマパーク」です。施設内にある「人形劇場とらまる座」では、人形劇が定期的に上演されます。また、「とらまる人形劇ミュージアム」には、さまざまな人形が展示されていて、自分でパペットを操って人形劇体験ができます。

ほかにも、ヨーロッパの街並みを2分の1で再現して、絵本の中に迷い込んだような世界観が広がる「ミニチュア児遊館」や、ミニアスレチックや芝生広場がある屋外エリア「冒険の森」などもあります。


4歳〜6歳の子供におすすめの日帰り旅行先

次は、4歳〜6歳児の子連れファミリーにおすすめのスポットです。

島根県立宍道湖自然館 ゴビウス(島根県)

島根県出雲市にある体験学習型の水族館です。淡水と海水が混じり合う汽水湖として有名な「穴道湖(しんじこ)」や「中海」、川などの水辺に生息する生きもの約200種10,000点を展示している施設です。

3段階の高さで作られている大型タッチプールでは、箱メガネ観察や生き物とふれあえます。貝殻を使った工作や季節ごとのお楽しみ企画などイベントも豊富で、足を運ぶたびに新しい楽しみが見つかります。

鳥取砂丘こどもの国(鳥取県)

鳥取県鳥取市の「鳥取砂丘」近くにある遊具や自然遊びが満喫できる大規模施設です。レールトレインやサイクルモノレールなど、遊園地のような遊具のほか、ユニークなコンビネーション遊具やローラーすべり台などの大型遊具もたくさん! サッカーや野球などの球技ができる広場もあります。

屋内遊具で遊べる施設や、砂や木工、ガラスなどで作品が作れる体験工房もあり、雨の日のおでかけ先としてもおすすめです。

あすたむらんど徳島(徳島県)

徳島県板野郡にある、水・緑・光の3つをテーマにした科学と自然について楽しく学べる「子供科学館」です。

ウォーターライドが楽しめる「吉野川めぐり」や、子供が大好きな大型遊具がある「冒険の国」など、遊びながら科学と自然が学べる体験型アトラクションが盛りだくさんで、4歳〜6歳の子供でも科学館を満喫できます! サイエンスショーやプラネタリウム、体験工房など、屋内外で楽しめるスポットです。

鉄道歴史パークinSAIJO(愛媛県)

愛媛県西条市にある複合施設で、「四国鉄道文化館北館」「四国鉄道文化館南館」「十河信二記念館」「観光交流センター」の4施設が集まっています。4歳〜6歳児におすすめのスポットは、鉄道資料館の四国鉄道文化館北館と南館です。

北館には、初代新幹線の「0系」や貴重な「DF501 DF50形ディーゼル機関車」の1号機が展示されています。ほかにも、昔懐かしの鉄道グッズなどもあり、親子3代でのおでかけもピッタリです。

さらに、南館は「C57形蒸気機関車」や「フリーゲージトレイン」の試験車展示など、静態保存展示の車両が充実しています。ほかにも、大型鉄道ジオラマやJR四国の展示コーナー、屋外ではミニS Lが運行されるなど、お楽しみが満載です。

ゆとりすとパークおおとよ(高知県)

高知県長岡郡にある大自然と中で思いっきり体を動かして遊べる施設です。愛犬も一緒に遊べる広い芝生広場をはじめ、キッズアスレチックやキッズトレインなど、子供が大好きな遊びが勢ぞろい! 

クラフト体験ができる「ゆとりすとハウス」などの屋内施設もあり、天候を気にせず楽しめます。

また、同施設ではキャンプもできます。気軽に楽しめるオートキャンプエリアから、テントサイト、アウトドア初心者ファミリーでも安心して楽しめるログハウスまで、家族構成などに合わせてキャンプスタイルが選べます。


小学生以上の子供におすすめの日帰り旅行先

最後は、小学生以上の子連れファミリーにおすすめのスポットです。

秋芳洞(山口県)

山口県美祢市にあるカルスト台地・秋吉台には鍾乳洞がいくつかありますが、その中でも日本屈指の大きさを誇る大鍾乳洞が「秋芳洞」です。洞内には約1kmの観光コースがあり、温度は四季を通じて17℃で一定しているため、夏は涼しく冬は温かく洞内を探索できます。

お皿のような平らな鍾乳岩が連なった「百枚皿」、積もった石柱が富士山のように見える「洞内富士」、天井から鍾乳石がいくつも下がっている「傘づくし」など、洞内でしか見られない景色がいくつもあります。

体力がある小学生なら「冒険コース」もおすすめです。手元のライトの明かりを頼りに、15分100mほどのコースを進みます。距離は短めですが、途中でハシゴを登るなどの難所もあり、冒険気分が味わえます。

NEWレオマワールド(香川県)

香川県丸亀市にある中四・国最大級の大型テーマパーク。大型観覧車やスリル満点のジェットコースターなど、20種類以上のアトラクションやキャラクターパレードが楽しめます。

そのほか、19種類の職業体験ができる「ごっこタウン」、日本夜景遺産にも指定されている「レオマ光ワールド」、夏には屋外プールもあり、見る・遊ぶ・体験がつまっています。

日帰り旅行もおすすめですが、ホテルや温泉施設が併設されているので、パークを遊び尽くす1泊旅行もおすすめです!

呉市海事歴史科学館<大和ミュージアム>(広島県)

広島県呉市にある船を作る技術を中心とした科学技術が学べる博物館です。戦前は戦艦「大和」を建造した軍港として知られ、戦後はタンカーを数多く建造する港として知られる呉港の歴史なども学べます。

土・日曜には、親子参加型サイエンスショーや工作ワークショップなども開催され、夏休みの自由研究にも役立つスポットです。

また、最近は「呉海自カレー」が人気を集めています。博物館の行き帰りに「カレー名物店巡り」もおすすめの楽しみ方です。

愛媛県総合科学博物館(愛媛県)

愛媛県新居浜市にある自然館・科学技術館・産業館からなる博物館です。注目は、世界最大級の「ハイブリッド・プラネタリウム」で、これまで再現不可能だった小さな星も再現しています。宇宙の神秘がより身近に感じられ、子供の宇宙への関心を高めてくれます。

ほかにも、恐竜の標本が展示されている「自然館」内の「地球ゾーン」や、伊予鉄道1号機関車のレプリカ車両が展示されている「産業館」、血管年齢や血圧の測定が実際にできる「科学技術館」内の「生のコーナー」など、楽しみながら科学が学べる工夫が満載です。

水木しげる記念館(鳥取県)

「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげる氏の故郷・鳥取県境港市にある記念館です。館内には、水木作品に登場する妖怪たちがいる「妖怪洞窟」や、日本全国に伝わる妖怪伝説が紹介されている「妖怪ひろば」など、親子で夢中になれます。

また、水木作品は妖怪漫画以外に、実体験に基づいた戦争漫画などもあり、同氏の漫画家としての歩みを作品と共に知ることもできます。

さらに、同館から境港駅までは「水木しげるロード」として整備されています。妖怪たちのブロンズ像を眺めながら、家族で周辺散策が楽しめます!

中国・四国地方は、瀬戸内海にかかる瀬戸大橋で結ばれているので、各県の異なる歴史や文化、食べ物を楽しめます。各地の名物料理も堪能しながら、おでかけを楽しんでください。

お話を聞いたのは…

編集グループ・アミーカ
「子育て中の今だからできることをしたい!」を合言葉に、インターネット上で知り合った女性グループ。「首都圏 子どもがよろこぶのりものいっぱい!おでかけガイド」や「首都圏鉄道大好き! 親子で電車を見に行こう!」(メイツ出版)といったガイドブックを通じて、子供とおでかけ情報を発信。子供が成長してからは、まさに地球をフィールドに子供と一緒に旅行を楽しんでいる。

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