ライオンやシマウマなどの動物を間近で観察できる「群馬サファリパーク」。遊園地も併設していて、ファミリーで1日存分に楽しめます。
そこで今回は、見どころやアクセス、駐車場、ランチ、サファリ周遊バスの違いなど、気になる情報をまとめて紹介します!
※記事内の価格は税込です。
(2019年11月取材)。
「群馬サファリパーク」とは?
群馬県富岡市にある「群馬サファリパーク」は、さまざまな動物たちが放し飼いにされているエリアをマイカーやバスで楽しめるスポットです。
動物を間近で観察したり、ライオンや大型動物などにエサやりをしたりと、特別な体験ができます。また、遊園地やレストランも併設されており、家族で長時間楽しめます。
【アクセス・駐車場・混雑情報】
パークは、標高850mの高い丘の上にあるので、親子連れで最寄り駅から徒歩で行くのは大変です。広い駐車場があるので、マイカーかレンタカーを利用するのがおすすめです。
クルマを使う場合は、上信越道の富岡ICから県道46号線経由で行くと道がわかりやすくてスムーズ。富岡ICから約10分で到着します。
JR「高崎駅」からレンタカーに乗った場合は、吉井ICから上信越道を通って約40分。一般道でも40〜50分ほどで到着できます。
駐車場は第1〜第3駐車場まであり、全部で1,500台が停められます。入口の料金所で入場料金500円(1回の駐車場代含む)を支払うので、あらかじめ小銭を用意しておきましょう。到着すると、一番近い駐車場に誘導してくれます。
混雑状況は、平日はどの時間帯でも比較的余裕があり、土日祝日の午前中が最も混み合います。夕方は平日・休日ともに混雑が少なく、夜行性の動物たちが活発になってくるので、おすすめの時間帯といえます。
【営業時間・休園日】冬季は閉園時間が早まる
営業時間(入園受付時間)は、時期によって異なります。3月1日〜10月31日までは9時30分〜16時(17時に閉園)、11月1日〜2月末日は9時30分〜15時30分(16時30分に閉園)です。
水曜日は休園日ですが、祝日と重なった場合と春休み、ゴールデンウイーク、夏休み、年末年始の特別期間は無休で営業します。
入園受付時間
【3月1日〜10月31日】9:30〜16:00(17:00閉園)
【11月1日〜2月末日】9:30〜15:30(16:30閉園)
休園日
毎週水曜日(ただし、祝日の場合と下記の特別期間は無休で営業)
【春休み】3月20日〜4月7日
【ゴールデンウィーク】4月29日〜5月5日
【夏休み】7月20日〜8月31日
【年末年始】12月28日〜1月7日
【料金・年間パス・割引情報】
「群馬サファリパーク」の入園には、入口で駐車場代として支払う「入場料金」のほか、「サファリエリア」内に入るのに「入園料金」が必要です。
マイカーやレンタカーで見学する場合は「ガイドラジオ料金」もかかります。また、周遊バスで見学する場合は、バスの種類によって変わる「オプション料金」がかかります。
料金
- 入場料金:500円(車・バイクでの来園のみ)
- 入園料金:高校生以上2,700円、3歳〜中学生1,400円
- ガイドラジオ料金:1台500円(マイカー・レンタカーで入園時)
オプション料金
- サファリバス500円
- エサやり体験バス(草食&肉食獣用のエサやり体験付き)1,300円
- フルコースバス(平日のみ。独自ルートを走行。ウォーキングサファリゾーンの草食獣用エサやり、ライオンとホワイトタイガーのエサやり体験つき)2,000円
- 飼育体験バス(土・日・祝日のみ。独自ルートを走行。ウォーキングサファリゾーンの草食獣用エサやり、猛獣舎内での飼育員による解説付きのホワイトタイガーのエサやり体験付き)2,600円
入園料金は公式サイトのトップページや「いこーよ」の施設ページから、割引価格でwebチケットを購入できます。また、2回ぶんの入園料金で買えるお得な年間パスもあります。
【園内マップ】「サファリエリア」のほかに遊園地やレストランも!
総合案内所近くの大きな入口から先が、周遊バスやマイカーで入る「サファリエリア」。第1駐車場周辺は「アミューズメントエリア」で、奥には子供が好きな乗り物がそろった「遊園地」や、鳥などを観察できる「バードパーク」があります。総合案内所から駐車場を挟んで向かい側にレストランや売店、休憩所などが並びます。
各周遊バスとマイカーの特徴を紹介!
「サファリエリア」を周遊するバスは、大きく分けて4種類。いずれも、さまざまなゾーンを巡りながら動物たちの自然な姿を観察できます。途中のウォーキングサファリゾーンでは、バスから降りて動物たちとふれあえるイベントも用意されています。
最もスタンダードな「サファリバス」のほか、車内からエサやりができるものや、通常ルートとは異なるルートを走る周遊バスもあります。
また、マイカーも基本的なコースは変わりませんが、一部入れない場所があります。
各周遊バスの特徴
サファリバス
・1台最大50人(30人前後で開催)が乗れる大型バスに乗って移動
・「アメリカゾーン」では、マイカーが通れない滝のあるエリアを通る
・途中の「ウォーキングサファリソゾーン」で、徒歩での見学時間がある
エサやり体験バス
・車内からエサやりができる特殊なバスを使用。1台に20名前後が乗車
・基本ルートはサファリバスとほぼ同じで、ウォーキングサファリゾーンも見学
・バス内からアフリカスイギュウなどの草食動物にエサやりができる
・バス内からライオンにエサやりができる
フルコースバス(平日限定)
・サイがデザインされたマイクロバスを使用。1台に15名前後が乗車可能
・アメリカバイソンやライオンたちに大接近する専用コースを通る
・ウォーキングサファリゾーンの草食動物にエサやりができる(青草・ペレット・しかせんべい付き)
・ワイルドキャッツワールドで、ライオンとホワイトタイガーにエサやりができる
・サファリバスより車高が低く、動物が近くで見られる
飼育体験バス(土・日・祝日限定)
・サイがデザインされたマイクロバスを使用。1台に15名前後が乗車可能
・最初に動物にあげるエサ作り体験からスタートします。
・アメリカバイソンやライオンたちに大接近する専用コースを通る
・ウォーキングサファリゾーンの草食動物にエサやりができる(青草・ペレット・しかせんべい付き)
・ワイルドキャッツワールドの猛獣舎内で、ホワイトタイガーにエサやりができる
・ホワイトタイガーのエサやり時は飼育担当者の解説つき
マイカー
・基本ルートはサファリバスと同じだが、アメリカゾーンの一部は進入できない
・自分たちのペースでゆっくり見られる
・車高が低いクルマなら、至近距離で動物が見られる
「群馬サファリパーク」で出会える動物をゾーンごとに紹介
「サファリエリア」はアメリカやアフリカなど全7つのゾーンに分かれていて、出会える動物が異なります。
周遊バスでは、目の前の動物をじっくり見ながら、運転手が動物の特徴や生態などをガイドしてくれます。実際に入ったときの流れに沿って、各ゾーンの動物について解説されるので、子供にもわかりやすいです。
アフリカゾーン
アフリカに生息する動物が多数暮らすゾーンです。
アメリカゾーン
北アメリカに生息する動物がメインに暮らすエリア。
オスには最大で7つに枝分かれする立派なツノが生えています。
日本ゾーン
古くから日本で暮らす動物が見学できるゾーンです。
ウォーキングサファリゾーン
「ウォーキングサファリゾーン」では、乗り物から降りて動物たちを見学します。ヒツジやシカなどにエサやりや、ふれあい体験ができます。
Wild CATS World〜ワイルドキャッツワールド〜
「ワイルドキャッツワールド」は、「ウォーキングサファリゾーン」内にあるネコ科の動物たちを間近で見られるエリア。車内で見るより身近に感じられますよ!
オオカミの森・オオカミ繁殖センター
絶滅危惧種のシンリンオオカミ6頭が森の中で自由に暮らしています。
アジアゾーン
アジアゾーンでは、ゾウやバク、ラクダなどに会えます。
トラゾーン
ホワイトタイガーが自由に暮らすエリアで、人気があります。
ライオンゾーン
群れで暮らすライオンを間近で観察できます。
「遊園地」でも遊べる!
「群馬サファリパーク」には遊園地も併設されています。小さな子供連れの家族が楽しめる乗り物もたくさんあり、「サファリエリア」と合わせて1日中遊べます。
パーク入口では入場料金(クルマで来園の場合)が必要ですが、遊園地自体は入園無料です。
【年齢別の楽しみ方】おすすめの見どころ厳選
「サファリエリア」と遊園地が併設されている「群馬サファリパーク」。そのなかでも子供の年齢別におすすめの過ごし方を紹介します!
(0-2歳)赤ちゃん向けツアー&アトラクション
- エサやりバス
- マイカー
- メリーゴーランド
- 観覧車
- コイン遊具
赤ちゃん連れで、「サファリエリア」を楽しむならマイカーがおすすめです。途中で赤ちゃんがグズったり泣いたりしても周囲を気にしなくてよく、自分たちのペースで見学できます。2歳くらいになればエサやりバスを体験させてみるのもいいでしょう。
遊園地で、メリーゴーランドや観覧車、アンパンマンや電車などのコイン遊具で遊ばせるのもいいですね。
(3-5歳)幼児向けツアー&アトラクション
- エサやりバス
- サファリバス
- サイバス
- リトルファーム
- バードパーク
3歳以上になったら、より近い距離で動物たちを見られる周遊バスがおすすめです。動物を見ながらママパパと話すことで、たくさんの動物に興味を持つこと間違いなし。
ライオンにエサやりをさせてみたいなら「エサやりバス」、リーズナブルに楽しみたいなら「サファリバス」、近くでじっくり観察したいなら「サイバス」がおすすめです。
リトルファームでは3歳からポニー乗馬ができるので、ぜひ挑戦してみましょう。騎手の帽子を被ってジョッキー気分が味わえますよ。記念撮影を忘れずに。
バードパークでカピバラにエサやりを楽しむのもおすすめ。おとなしくてのんびりした動物なので、子供でも安心して近づけます。滞在時間の制限もないので、ゆっくり動物たちとふれあえますよ。
(6歳〜)小学生向けツアー&アトラクション
- エサやりバス
- 飼育体験バス
- フルコースバス
- ジェットコースター
- イベントホール
小学生であれば、周遊バスで動物を観察しながら、ドライバーの解説を聞いて動物の知識を深めるのも良いですね。
フルコースバスでは、ライオンとホワイトタイガーにエサやりができます。また、飼育体験バスでは猛獣舎内で飼育担当者の解説を聞きながら、ホワイトタイガーのエサやりができるので、とても貴重な体験になるはず!
【ランチ・飲食】おすすめメニューを紹介!
「サファリエリア」と遊園地の間にある駐車場の周辺には飲食店が複数あります。なかでもレストラン「サバンナ」は、広々とした店内に子供用のイスと取り皿、子供用カトラリーが用意されていて、親子連れの食事にぴったりです。
営業時間は11時から14時半(ラストオーダー14時)まで。土日祝日のお昼どきは混雑するので、食事は早めにとるのがおすすめです。
タイガー焼きカレーは、真ん中にあるコロッケにトラのイラストがプリントされたかわいいカレーライスです。トロリと溶けたチーズがかかっていて、香ばしいカレーをまろやかな味わいに仕上げています。子供が喜ぶこと間違いなしの人気メニューです!
名前のとおり、サバンナをテーマにした盛りだくさんのランチプレート。ワニ肉の唐揚げやダチョウ肉の串焼き、カランガ(アフリカのシチュー)、揚げバナナなど、アフリカ気分が味わえる1皿です。
また、おもちゃが付いてくるお子様用のカレー(750円)やお子様ランチ(800円)も人気! 離乳食の持ち込みもOKで、温め用の設備はありませんが、レストランのスタッフに頼めば温めてくれます(混雑時は対応できない場合あり)。
飲食エリアにはそのほか、クレープやハンバーガー、焼きそば、ソフトクリームなどを販売するお店があります。テイクアウトもでき、隣接の休憩所でゆっくり食べることもできます。
【売店】「群馬サファリパーク」限定のお土産がたくさん!
お土産を買うならレストラン「サバンナ」の隣にある売店「マルシェ」へ。子連れでも回りやすい広い売り場には、魅力的なパーク限定の商品が多数そろっています。その中でもスタッフおすすめの商品を紹介します!
エサやりバスのホワイトタイガーバージョンをイメージしたクッキー。缶自体がかわいいので、食べたあとも「おもちゃのバス」として遊べるので、子供に人気です!
のり玉子味とカレー味の2種類あります。ふりかけののりが動物たちのシルエット型になっていて、日頃のご飯はもちろんお弁当にも大活躍。動物を当てっこしながら食べるのも楽しいですね。
最近発売されたオリジナル商品で、ライオンやホワイトタイガーの肉球の形がかわいいクランチチョコです。値段も手頃でパッケージもかわいく、個包装されているのでお土産として人気があります。
園内で見られる動物同士が抱き合ったとってもキュートなぬいぐるみ。全4種類あり、仲良しすぎて2体は別々にできませんよ。
ハズレなしの「サファリくじ」は、買うとホワイトタイガーやライオンのぬいぐるみなど1,000円以上の景品がいっぱい! 運試しを兼ねて挑戦してみては?
【設備】「アミューズメントエリア」に設備が充実!
トイレや授乳室、休憩所、ベビーカーの貸し出しなど、子連れが気になる設備について紹介します。
トイレは全部で6カ所!
トイレは、総合案内所に1つ、売店に1つ、遊園地に3つあります。「サファリエリア」内には、「ウォーキングサファリゾーン」に1つあるのみなので、出発前にトイレを済ませておきましょう。おむつ替え台はどのトイレにも設置されています。
授乳室は全部で2カ所!
売店「マルシェ」内にある授乳室は、個室にイスとテーブルが設置されています。売店はレストランにつながっているので、ミルク用に温かいお湯が必要な場合はスタッフにお願いしましょう。
もう1カ所は、遊園地のあるアミューズメントエリアで、無料休憩所内にあります。こちらの授乳室でもポッドからお湯が利用できます。
休憩スポットは全部で4カ所!
屋根のある休憩スポットが園内に4カ所あるので、お昼ご飯を持ち込んで食べられます。なかでもリトルファーム近くの休憩所(写真)は屋内で大きなテーブルがあって親子連れにも使いやすそう。
レストラン「サバンナ」の隣にある休憩スポットも屋根で日差しや風をしのげるようになっているので使い勝手がいいです。
ベビーカー置場/ベビーカー貸し出し
総合案内所で、ベビーカーを1台100円で貸し出しています(全4台)。周遊バス内にベビーカーは持ち込めませんが、歩いて見学する「ウォーキングサファリゾーン」では、ゾーン内専用のベビーカーが借りられるので安心です。
「ウォーキングサファリゾーン」専用のベビーカーは、中央のエサ売り場にあります。スタッフに声をかければ無料で借りられます。
喫煙所は1カ所!
遊園地の入口手前に喫煙所があります。
「群馬サファリパーク」周辺のおすすめスポット
「群馬サファリパーク」の周囲には、世界遺産にも選定された「富岡製糸場」や、群馬の名産品であるこんにゃくの製造工程が見学できる「こんにゃくパーク」があります。これらの観光スポットと合わせて巡ると1日楽しめますよ。