丸の内で「ひな祭り展」開催　雛人形展示＆装束試着など体験充実

東京都千代田区丸の内にある「東京国際フォーラム」で、2022年3月1日（火）〜6日（日）
の期間、ひな祭り行事をテーマにした企画展「美しき雛まつりの世界〜平安・江戸・現代雛まつりのルーツをたどる〜」が開催されます。

会場には、平安・江戸時代のひな祭りの様子を1/4スケールの人形模型で展示するほか、等身大の「十二単」や明治のひな道具、現代のひな人形飾りを展示。ひな祭り関連のグッズを販売するショップも出店します。

平安時代の装束を試着しての記念撮影やプロによる書道体験、匂い袋づくりなどのワークショップ（一部有料）も楽しめます。

ひな祭りについて楽しく学べる企画展！

平安時代の「ひいな遊び」から江戸、そして今に受け継がれたひな祭り。本展では、さまざまな展示を通してひな祭りの世界を紹介し、平安時代にさかのぼるひな祭りのルーツをたどります。

1/4スケール展示（平安・江戸初期）

1／4スケール展示「曲水の宴」

平安時代のひな祭り「上巳の節句」で行われていた「曲水の宴」の様子を、1/4スケールで具現化して展示。当時の様子が再現されます。

身分の高い皇族や貴族が乗っていた乗り物「御所車」（牛車）も1/4スケールで展示されるほか、「曲水の宴」にかかわる調度品の展示もあります。

ひな人形の並び方は、江戸時代宮中での能楽鑑賞の様子が元になったともいわれています。その能楽鑑賞の様子も1/4スケールで再現されます。

等身大の平安装束・十二単

現代の皇室のロイヤルコスチュームとして受け継がれている「十二単」や貴族男子の正装である「束帯」も等身大で見られます。

ほかにも、人形作りに使われた植物染料や綛糸（かせいと）、江戸・明治のひな道具、現代のひな人形飾りなども展示されます。

体験コーナー充実！　おひな様やお内裏様になりきれるコーナーも

体験コーナー（一部有料）も多数あります。「おひなさま体験」では、宮廷装飾を着て、お内裏さまやおひなさま気分が味わえます。衣裳は簡単に着せられるよう細工がしてあるので子供も体験可能。宮中調度品のセットを背景にかわいい記念写真が撮れますよ。

「書道・偏つぎ体験」では、百人一首をお手本を見ながら書いたり、漢字の偏（へん）とつくりを合わせて遊ぶ平安時代の遊び「偏つぎ」の札づくりに挑戦できます。本格的な墨と小筆を使ったプロの書道家によるワークショップで、貴重な体験ができます。

「匂い袋づくり体験」では、「香のタブレット」を自由に10粒選んで調合し、好きな香りの匂い袋を作ります。

体験コーナーは、3月3日（木）〜6日（日）のみの開催です。1日（火）、2日（水）は行われないのでご注意ください。参加費は500円（企画展入場料別途）。30分〜1時間のメニューで、受付は当日会場にて随時受け付けています。

ミュージカル公演「不思議の国の雛まつり」のチケット提示で入場無料

3月3日（木）〜3月6日（日）に、国際フォーラム B7ホールにて公演されるミュージカル「不思議の国の雛まつり」の観覧者は、ミュージカルチケットの提示で「美しき雛まつりの世界」展の入場料が無料となります（公演当日1回限り）。

2018年より東京国際フォーラムのオリジナル企画として始まった「本物の装束を纏う舞台公演」で、お内裏さまやお雛さま、三人官女が歌い舞う、ひな祭りファンタジーミュージカルです。

※「本物の装束」とは、資料に基づき研究のために再現された衣服の意です

女の子の健やかな成長と健康を願う「ひな祭り」。おうちでお祝いするのとはまた違った楽しみがある企画展ですね。精巧な人形を見たりするのは、男の子も楽しめるはず。家族で足を運んでみてくださいね。