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雛人形の意外な日常を再現!? 新橋で「福よせ雛」が都内初展示!

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で、2022年2月15日(火)から3月3日(木)の期間、家庭で使われなくなった雛人形を、工夫を凝らして展示する「福よせ雛」が開催されます。

全国30カ所以上で展開するイベントで、東京都内では今回が初開催となります。そこで今回は、イベント初日の模様を徹底取材。見る人が思わず笑顔になる、愛嬌たっぷりのお雛さまたちの様子をレポートします!

もくじ

「福よせ雛」とは?

「福よせ雛」は、家庭での役割を終えたお雛さまを全国各地から集め、第2の人生を送ってもらう取り組みです。

発案したのは愛知県名古屋市近郊の主婦たち。「たいせつな雛人形を、もう一度何かの役に立てたい」という持ち主たちの思いに寄り添い、2009年に「日常生活を表現する雛人形」の展示が初開催されました。

その輪は日本国内だけでなくフランスにも広がり、例年1月から4月にかけて各地で趣向を凝らした楽しい展示が行われています。

2022年現在までに「福よせ雛」として生まれ変わったお雛さまは約12万体。ビールを飲んだり、マージャンやヲタ芸をしたりと、新たな人生を謳歌するハジけた姿が毎年SNSに多数投稿され、話題を集めています。

お雛さまに住民票を交付!? 鳥取県日野町の「人口補完計画」

特にユニークな取り組みを行っているのが、鳥取県日野町です。「人口補完計画」と題し、全国で初めてお雛さまに「特別住民票」を交付。人口約3,000人の町に、お雛さま約3,500体が移住しました。

都内初! 新橋のアンテナショップで展示を開催

プロジェクト12年目の今年は、日野町の取り組みをきっかけに、東京メトロ・新橋駅3番出口直結の「とっとり・おかやま新橋館」に「福よせ雛」が登場! 東京都内初展示となります。

JRや都営浅草線、新交通ゆりかもめの新橋駅からも徒歩1〜3分。日比谷や銀座、有楽町も徒歩圏内なので、ランチやショッピングついでに気軽に立ち寄れます。


メイン会場は2階のビストロ・カフェ「ももてなし家」

建物に入ったら、目の前にある階段を上って2階へ。

階段では、雛人形たちが道案内をしてくれました。初めて出会う「福よせ雛」たちの様子に、つい微笑んでしまいます。

お雛さまといえば、かしこまって座っているイメージですが、会場ではお雛さまたちが思いもよらないさまざまなポーズで展示され、生活感のある営みを見せてくれます。

「ももてなし家」の店長がお客さまをおもてなし。

メニューを見ながら談笑している(ように見える)人の姿も。

日野町への移住・定住を受付する役場で働くお雛さま。受付を待つ人たちもたくさんいて、にぎやかな雰囲気です。

近づいて耳を澄ますと、お雛さまたちの会話が聴こえてくるよう。雛人形になりきって親子でおしゃべりをすると、盛り上がりそうですね!

「福よせ雛」をより楽しむためのポイント

店内には約100体のお雛さまが展示されています。しっかり細部まで注目することで、楽しさが倍増しますよ。

ポイント1:お雛さまの顔立ちや表情、しぐさを観察

一般的に「顔が命」「顔で選ぶ」ともいわれるお雛さま。柔和で優しいお顔を眺めていると、あっという間に時間が経ってしまいます。

表情やしぐさもさまざま。マスクの柄もバリエーション豊富でした。

ポイント2:リアルな日常を描いた演出&小物類

雛人形たちの多くが手に持っているパンフレット類も、同じものばかりではありません。日野町の広報誌や、お雛さまを寄贈した人に交付される「ふるさと住民票」についてのチラシなど数種類あり、何を読んでいるのか気になってしまいます。

段ボールなどの小物も本物そっくり。おままごとのようなミニチュアの世界に、子供も大人もつい見入ってしまうはず!

推し雛に「いいね!」で清き一票を

公式インスタグラムでは、プロジェクトに参加する各会場のイチオシ雛から一番の人気者を選ぶ「福よせ雛あなたが一番選手権」を実施中!

どのお雛さまもコミカルかつ独創性にあふれていて、思わずクスっと笑ってしまいますよ。会場でQRコードを読み取るか、インスタグラムで@fukuyosehinaで検索してくださいね

鳥取県産いちご「とっておき」の限定スイーツも

会期中は、期間・数量限定のいちごミルクパイがメニューに登場。

鳥取県に伝わる民俗行事「もちがせの流しびな」をイメージしたパイの上に、同県オリジナル品種のいちご「とっておき」を使ったお雛さまが座っています。パイ生地の中には、「とっておき」と大山牛乳で作った甘酸っぱいペーストがぎっしり。

こちらは本物の店長さん。

「ボリュームたっぷりのパイなので、ぜひご家族で一緒に召し上がりながら、雛祭りを楽しんでくださいね」

岡山県産のブランドいちご「晴苺(はれいちご)」をふんだんに使った「晴苺フェア」も同時開催中(期間・数量限定、終了日未定)。都内ではなかなか食べられない鳥取・岡山両県のいちごスイーツを、ぜひ味わってみてください。

鳥取&岡山の名産・特産品をお土産に

展示を満喫したあとは、1階のショップにも立ち寄りたいところ。鳥取県と岡山県の新鮮な果物や野菜、お菓子、特産品、工芸品などがそろい、旅先でお土産を買っているような気分で楽しめます。

子供が喜ぶおやつもいろいろ。桃太郎伝説が残る岡山県のきびだんごは特に人気で、サイズ、種類ともに豊富にそろっています。

人々に笑顔と福を呼ぶお雛さまたちは、予想以上にチャーミングでした♪ いちごスイーツや買い物とともに、親子で楽しい時間を過ごしてくださいね。

■「福よせ雛はじめての上京in とっとり・おかやま新橋館」概要

会場:とっとり・おかやま新橋館1階/2階(メイン会場は2階)
住所:東京都港区新橋一丁目11番7号新橋センタープレイス
期間:2022年2月15日(火)15:00〜3月3日(木)
公開時間:2階メイン会場11:00〜20:00(1階ショップは10:00〜)
入場料金:無料

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