大阪府大阪市にある「大阪市立自然史博物館」で、2022年1月14日(金)〜4月3日(日)の期間、楽しみながら植物の生態を学べる特別展「植物 地球を支える仲間たち」が開催されます。
2021年7月〜9月に、東京・上野の「国立科学博物館」で開催された話題の展覧会が大阪に初上陸! 会場には、人よりも大きな巨大花や虫を食べる食虫植物など、不思議な植物が大集合します。
植物の化石から進化の歴史を紐解くコーナーや、「光合成」の仕組みをゲームで遊びながら学べる大型展示、オモシロ写真が撮れるAR体験などもあり、親子で楽しめます。
【1/30締切】無料招待券を抽選でプレゼント!
記事の末尾には、無料招待券のプレゼントもあります。応募の締切は、2022年1月30日(日)23:59まで。ぜひ応募してくださいね!
最も身近でミステリアス! 植物の「謎」に迫る展覧会
光合成の働きによって、地球上の生命にとってなくてはならない「酸素」を作り出している植物は、新緑や紅葉、四季折々の花など、目にも楽しく気持ちをリラックスさせてくれる身近な存在です。本展では、さまざまな植物の標本や模型、映像、インスタレーション展示などを通して最も身近でミステリアスな植物の謎に迫ります。
会場は、テーマ別に6つのエリアで構成され、いずれのエリアも最新の研究成果をもとにわかりやすく解説されています。
■会場エリア
- 第1章:植物という生き方
- 第2章:地球にはどんな植物が存在しているのか
- 第3章:植物の形と成長
- 第4章:植物はどのように進化してきたか
- 第5章:本当は怖い植物たち
- 第6章:生命の源、光合成
芸能界屈指の植物好きとして知られる俳優・滝藤賢一さんと声優・鬼頭明里さんがナビゲーターを務める音声ガイド(1台600円)もあり、知られざる植物の世界を楽しく案内してくれますよ。
※大阪会場では一部展示替えがあります
不思議な植物が大集合! これまでにない規模の植物展
本展は、最大から最小、大昔から現代、身近なものからめずらしいものまで、さまざまな観点から植物を総合的に紹介する、これまでにない大規模な展覧会です。
世界最大の花「ラフレシア」を実寸大模型で体感!
地球上には、恐竜やクジラなどよりもはるかに大きな植物もいれば、虫めがねで拡大してやっと観察できる小さな植物もいます。会場では、大小さまざまな植物が登場。なかでも直径約80cmにもなる世界最大の花「ラフレシア」の実寸大模型は必見。その大きさを間近で体感できますよ。
大昔から現代まで「植物の化石」で進化をたどる
今の植物は、元々異なる生物が合体してできあがった生命体なのだそう。今からおよそ5億年前に淡水から陸上に進出し、単純な初期の植物が誕生したことが始まりです。本展では、目に見える大きさの化石としては最古の植物化石「クックソニア・バランデイ」を世界で初公開。模型もあり、貴重な初期の植物の様子を観察できます。
ほかにも、3億年前の樹木「レピドデンドロン」(鱗木)の幹や、イチョウなど現存する植物の化石も登場。さまざまな化石を通して、花を咲かせる植物や種子を作るものなど、多様化していく植物の進化をたどります。
超貴重! 世界で初めて開発に成功した「青いキク」
世界で初めて開発に成功した「青いキク」の超貴重な標本も展示。公園などでよく目にする「松ぼっくり」や「どんぐり」も最大級のサイズのものが展示されるなど、各エリアには身近なものからめずらしいものまで見どころがいっぱいです。
わくわく体験で植物の世界を楽しく学べる!
植物の世界を楽しく学べる体験展示ももりだくさん。大きすぎる植物の実寸大模型やゲームで楽しく学べるインスタレーション展示、遺伝子の法則が覚えられる歌など、子供の興味や関心を引く工夫がされているのもポイントです。
数年に1度しか咲かない「ショクダイオオコンニャク」
数年に1度、短時間しか咲かない植物としても有名な巨大花「ショクダイオオコンニャク」の実寸大模型も本展の目玉の1つ。その高さはなんと2.72m! 大人の身長も優に超えてしまう圧巻の大きさです。会場では、貴重な開花シーンを記録した映像も紹介します。
生命の源「光合成」の仕組みをインスタレーション展示で体感
植物が獲得した能力「光合成」の仕組みを学べる展示もあります。大型ゲーム「光合成FACTORY(ファクトリー)」では、葉っぱの中にある「光合成工場」を舞台に、炭素を集めて「いのちの実」をつくるミッションに挑戦します。
植物が行う「光合成」によってつくられる「酸素」は、地球上の全ての生命を支えています。ここでは、知っているようで知らない「光合成」のメカニズムを親子で楽しく学べますよ。
公式サイトでは、スマートフォンで遊べる「光合成FACTORY(ファクトリー)」も無料で公開中! 自宅で練習をしてから会場で遊ぶと、より楽しめますよ。
「光合成FACTORY(ファクトリー)」で遊ぶ楽しい歌で遺伝子の仕組みが学べる
一重のツバキと八重のツバキがあるように、花の形は、A・B・Cの3種類ある遺伝子の組み合わせで決まります。どの遺伝子が作用するとどんな形が生まれるのか、楽しい歌で覚えられるABCモデルのうた「花の遺伝子ABC」が公式サイトで公開中です。楽しくリズミカルな歌詞やメロディーで、思わず口ずさんでしまいますよ♪
スマホやPCで楽しめるAR体験も!
お手持ちのスマートフォンやPCで楽しめるお楽しみコンテンツもあります。公式サイトのQRコードを読み取ると、ビッグサイズの植物をおうちや公園など好きなところに咲かせられたり、キーワードに合わせたオモシロ写真が撮れるAR記念撮影も楽しめます。
知られざる植物の謎に迫る!
じっとしていて動きのないイメージの植物ですが、じつは人間や動物と同じく五感をもち、常に自分の周囲を感じながら生きています。隣の植物が今どんな状況なのか、自分を食べる虫に対してはやっつけるための応援を求めることもできるのだとか! 驚きの生態や生存戦略など、さまざまな植物たちのライフスタイルを紐解く展示にも注目です。
植物にも五感がある!?
会場では、「ケサヤバナ」という植物を用いて、植物が重力を感じていることがわかる実験展示が見られます。ほかにも、植物とほかの生きものとのコミュニケーション方法や、奇妙な進化を遂げた植物についても紹介します。
ちょっと不気味な「食虫植物」も!
「ウツボカズラ」や「ハエトリソウ」など、虫を捕食しエネルギーを得ている「食虫植物」も登場します。
巨大な食虫植物の模型は、今にも食べられてしまいそうなサイズ感!
ほかにも、食べられないように猛毒を体に持つ「トリカブト」や、動物が近づけないよう武器のようなトゲで身を守る植物など、生存をかけた植物たちのちょっと怖い一面に注目してみてくださいね。
展覧会へのおでかけがより楽しくなる企画も!
公式サイトでは、「NHK for School」とコラボした特集サイトもオープン! 展覧会の監修を務める国立科学博物館の國府方先生が選んだ面白い動画をたくさん紹介しています。
また、見学の際の手引きにぴったりなNHK「ジュニアガイド」もダウンロード可能なので、親子で楽しく事前学習もできますよ。
※NHK「ジュニアガイド」は、東京会場向けに制作されたものです
ほかにも、展覧会へのおでかけがより楽しくなるTVやラジオ番組を多数紹介しているので、親子のおうち時間にぜひチェックしてみてくださいね。
無料招待券を5組10人にプレゼント!
今回「いこーよ」では、特別展「植物 地球を支える仲間たち」の無料招待券を応募者のなかから抽選で5組10人にプレゼントします! 応募の締切は、2022年1月30日(日)23:59まで。下記のリンクより奮ってご応募ください。
最先端の科学研究によって私たちの想像を超えるアクティブな生態が明らかになってきた植物たち。ぜひ、親子で足を運んで、驚きの発見を楽しんでくださいね。
■特別展「植物 地球を支える仲間たち」概要
開催期間:2022年1月14日(金)〜4月3日(日)
会場:大阪市立自然史博物館(大阪・長居公園)ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
開館時間:
・9:30〜16:30(2月27日まで)
・9:30〜17:00(3月1日以降)
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし3月21日、28日は開館)、3月22日(火)
入場料:
【当日券】大人1,500円、高校・大学生800円、小・中学生500円
【前売券】大人1,300円、高校・大学生600円、小・中学生300円
※未就学児、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)
※特別展入場料で、大阪市立自然史博物館常設展(当日限り)も入場可能
※20名以上の団体は前売料金で販売
※前売券は1月13日(木)まで販売
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等によって、行事内容を変更または中止する場合があります
※公式サイトにて日時指定券の購入が可能です。当日券では待ち時間が発生する場合があります