練馬区光が丘にある入場無料のバラ園「練馬区立 四季の香ローズガーデン」が、エリアを拡張して、2021年5月12日(水)にリニューアルオープンしました。バラの香りを楽しむ既存のローズガーデンに加え、新たにバラの色彩を楽しむ「色彩のローズガーデン」と、香りと手触りを楽しむハーブ園「香りのハーブガーデン」が登場し、香り・色・手触りで楽しめるようになっています。
四季の香ローズガーデンとは
開園5年目を迎える、四季の香ローズガーデンは、国内でもめずらしいバラの「香り」をテーマとしたバラ園で、2019年度には来園者数が7万人を超すなど、練馬区でも有数の観光スポットです。
今回、施設南側に隣接する四季の香公園西欧庭園エリアを、四季の香ローズガーデンの拡張エリアとして1つの施設とし、新たに2つのガーデンが整備。また、「花とみどりの相談所」も、講習会やワークショップが行える講習棟として改修されました。
新設された「色彩のローズガーデン」は、多彩なバラの色を見て楽しめるエリア。プロフェッショナルが育てるバラが、これまでの倍近い約320品種460株も楽しめるようになりました。
もう1つの新設エリアは「香りのハーブガーデン」。大きな落葉樹メタセコイアに囲まれたエリアで、ハーブの香りを楽しみながら森林の中を散歩しているような気分が味わえます。
香りを楽しむ「香りのローズガーデン」(既設)
強香バラ品種の分類展示と草花との混植を楽しむガーデン。草花との混植になじむシュラブ系品種体とし、バラの香りと花色の性質に共通性があることによるパステルカラーの配植を魅力とします。
彩りを楽しむ「色彩のローズガーデン」(拡張エリア)
赤から白に至るグラデーション状に、バラと草花を合わせて植栽し、香りだけではなくバラの色を楽しめるガーデンとします。
触れて楽しむ「香りのハーブガーデン」(拡張エリア)
ハーブを香りの楽しみ方によって分け、ポプリ等に加工して楽しむ「ポプリハーブ」、お茶に用いる「ティーハーブ」、料理に用いる「キッチンハーブ」のグループごとに植栽します。
シンボルローズ「四季の香」がお披露目!
ニューアルオープンにあわせ、同園のチーフガーデナー忽滑谷(ぬかりや)氏が作出したシンボルローズ「四季の香」もお披露目されました。新設された「色彩のローズガーデン」を美しい花で彩ります。
黄色とピンクのマーブル模様の花びらは、木洩れ日の暖かい光、そして園のある光が丘をイメージ。四季咲きの品種で秋まで咲き続け、顔を近づけると爽やかな紅茶を感じる心地よいティーの香りが楽しめます。
「みどり香るまちづくり」企画コンテスト最高賞を受賞!
今回の拡張エリアは、環境省主催の第15回「みどり香るまちづくり」企画コンテストにて、環境性、持続性、公共性のいずれも特に優れているという点が評価され、最高賞である環境大臣賞を受賞しています。
リニューアルで3つの個性的なガーデンが楽しめるようになった「四季の香ローズガーデン」。バラの花は5月中旬〜下旬が見頃となりますが、新しく完成した「色彩のローズガーデン」が本格的に楽しめるのは、苗が十分に成長した2年後とのこと。成長していく庭の姿を楽しみながら、お気に入りのバラを見つけてくださいね。
■「四季の香ローズガーデン」概要
場所:東京都練馬区光が丘5-2-6
開園時間:9:00〜17:00
休園日:毎週火曜(火曜が祝休日にあたる場合は、その直後の祝休日でない日)
および年末年始(12月29日〜1月3日)
新型コロナウイルス感染拡大防止対策について
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご利用にあたっては、事前の検温、手消毒、マスクの着用、身体的距離の確保等にご協力をお願いいたします。