横浜市南部にある「横浜市立金沢動物園」は、金沢自然公園内にある動物園。ゾウやコアラなど人気の動物のほか、国内ではなかなか見られない希少な絶滅危惧種も展示されています。
今回は、金沢動物園の魅力や注目の動物をはじめ、アクセス、料金など、親子でおでかけする際に知っておきたいポイントを詳しく紹介します!
(2019年9月取材)
「横浜市立金沢動物園」とは?
金沢動物園は、横浜市にある動物園のなかでも、希少草食動物の展示に力を入れている施設。国内最大級の長い牙を持つインドゾウをはじめ、野生では一度絶滅したアラビアオリックスやオカピ、ベアードバクなど約46種を飼育しています。また、ヤギやヒツジなど身近な動物とのふれあいや、横浜市近郊に生息する爬虫類や淡水魚なども楽しめます。
動物園は丘陵地帯にあるので見晴らしが良く、晴れた日には東京湾や房総半島などを眺めながらのピクニックも楽しめます。また、公園内には、全長100mのローラー滑り台やアスレチックなどで遊べる「こども広場」もあるので、親子で1日遊べます。
【アクセス】高速直結の駐車場も!
電車の場合は、京浜急行「金沢文庫駅」よりバスを利用するのが便利。高速道路直結の駐車場があるのでクルマでの利用者も多いですが、ベビーカーを使わないなら電車とバスを使った来園もおすすめです。
電車
電車の場合、京浜急行「金沢文庫駅」が最寄り駅。西口を出て直進すると、金沢動物園の看板があります。そのまま直進して京急バスのロータリーに向かいましょう。
ロータリーが見えてきたら右折して横浜銀行前を進みます。
1番バス乗り場まではオカピの足跡を追っていくとたどりつけるようになっています。
バス乗り場の地図はこちら。1番バス乗り場は最初の信号を渡ったところにあります。
1番バス乗り場はこの看板が目印。平日に行く場合は「野村住宅センター」行のバスに乗ります。なお、土日祝の場合は、同じ1番バス乗り場より動物園の入口に直行する「金沢動物園」行のバスが出ています。
12分ほどで「夏山坂上」バス停に到着。そこから動物園入口(夏山口)まで徒歩6分ほどの道のりです。
バス停の向かいにある案内板にしたがって直進し、突き当りを左に曲がると公園の入口「夏山口」に着きます。
このほか、JR京浜東北線・根岸線「洋光台駅」や京浜急行「京急富岡駅」からバスで行くことも可能。いずれも京急バス「金沢文庫駅」行きに乗車して、「市民の森入口」で下車します。動物園までは少し距離があるので、正面口駐車場からシャトルバス「コアラバス」を利用するのがおすすめです。
クルマ
駐車場は、高速道路側と一般道側の2つ用意されていて、それぞれルートが異なります。
高速道路側は、横浜横須賀道路の釜利谷(かまりや)ジャンクションから金沢支線(並木・八景島方面)に進み、釜利谷料金所の左端にある専用ゲートから降りると、直接駐車場に入れます。首都高道湾岸線方面(並木方面)からの入庫&出庫はできないので注意が必要です。
一般道や首都高湾岸線から行く場合は、正面口駐車場を利用します。金沢文庫方面からは、笹下釜利谷道路を通って、宮ヶ谷交差点から約500m先の左側にあります。
都心・横浜市街方面からは、笹下釜利谷道路を進んで、二本松トンネルから約600m先の右側です。駐車場の入口前は片側2車線で信号もなく、右折では入庫しづらいので、都心・横浜市街方面から来る場合も、南から北上するとスムーズに入れます。
【駐車場・パーキング】赤ちゃん連れなら高速道路側がおすすめ
遠方からの来園や赤ちゃんを連れている場合は、収容台数が多く動物園の入口に近い高速道路側の駐車場がおすすめです。動物園の入口まで歩いて10分ほどで、大きな段差もないので、ベビーカーでもスムーズに移動できます。収容台数が750台あり、土日でも空いていることが多いそうです。
正面口駐車場の収容台数は450台。駐車場から動物園まで徒歩だと坂道を登って20分ほどかかるので、動物園近くまで行く無料のシャトルバス(平日は15分間隔、土日は10分前後)を利用しましょう。ベビーカーがある場合は、バスに乗る際に折りたたむ必要があるので、園の入口でベビーカーを借りる(100円)のも手です。どちらの駐車場も閉門は17時です。
料金:1回600円
収容台数:高速側駐車場750台、正面口駐車場450台
【開園時間・休館日】毎週月曜が休園日
開園時間は午前9時30分から16時30分まで。ショップやレストランもある「ののはな館」も同じです。周辺の金沢自然公園は9時から17時まで営業。動物園から遠い正面口駐車場に停めている場合は、早めに出ることを心がけましょう。金沢動物園の休園日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)ですが、5月と10月は無休になるほか、臨時開園することもあります。また、年末年始の12月29日から1月1日は休園です。
開園時間
【動物園】9:30〜16:30(入園は16:00まで)
【自然公園(植物区)】9:00〜17:00
【ののはな館】9:30〜16:30
休園日
毎週月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月1日
※5月、10月は無休 ※臨時開園あり(公式サイトで確認)
※自然公園(植物区)は年中無休
【混雑情報・空いている時間帯】滞在時間も紹介!
小さな子供連れで回る際の混雑状況や、滞在時間などを紹介します。
混雑情報&おすすめの時間帯
週末の混雑状況は、土日であれば日曜日の方が混む傾向です。また、3連休の場合は、中日が一番混みます。土曜日は高校生以下が入園無料のため、幼児や小学生を連れた親子が多くなります。
平日に行くなら朝一の9時30分ごろがおすすめ。朝の時間帯は動物もエサを食べていたり、展示エリアをウロウロしていたりと動きが活発なので、より楽しめます。火曜日や金曜日は遠足の児童が来園することが多いそうですが、施設自体が広いので、さほど影響はないそうです。
施設の滞在時間(目安)
子連れで来園した場合、食事休憩も含めて3時間ほどで見て回れます。ただし、動物園の周辺にある「こども広場」でも遊ぶ場合は、4〜5時間ほど見ておくといいでしょう。
【料金】土曜日は小中高生無料!
入園料金は大人500円、高校生以上が300円、中・小学生が200円で、小学生以下は無料です。PASMOやSuicaなど交通系ICカードでも支払いができます。入園券を提示することで当日に限り再入場が可能です。
入園料金
大人:500円
高校生:300円
小中学生:200円
小学生未満:無料
※毎週土曜は高校生以下無料
【割引・クーポン・セット券】子供連れは毎週土曜日がオトク!
小・中・高校生は、毎週土曜日の入園料が無料。各種手帳の所持者1人と介助者2人まで全額免除になります。
入園料免除対象の手帳
身体障害者手帳
療育手帳
愛の手帳
精神障害者保健福祉手帳
被爆者手帳
戦傷者手帳
【年間パス】よこはま動物園ズーラシアと共通パスでお得に
よこはま動物園ズーラシアと金沢動物園の両方に入園できる、共通年間パスポートがあります。
年間パスポートの料金
2,000円購入日から1年間
※18歳以上が対象
入園できる動物園
金沢動物園、よこはま動物園ズーラシア
【誕生日特典】対応なし
誕生日特典はありません。(2019年9月時点)
【館内マップ】4大陸に分かれた展示
園内の展示は、動物の生息地別にアフリカ区、オセアニア区、ユーラシア区、アメリカ区に分けられています。入口から「なかよしトンネル」(屋内通路)を通過したあと、左手に進むとアメリカ区とユーラシア区、右手に進むとアフリカ区とオセアニア区です。
アメリカ区方面には、ヤギやヒツジとふれあえる「ほのぼの広場」や、爬虫類・昆虫などをじっくり観察できる「身近ないきもの館」があります。園内は基本的にベビーカーOKですが、階段などを使えば近道になるルートもあります。
各エリアの主な動物
【アフリカ区】モモイロペリカン、ヒガシクロサイ、アミメキリン、アラビアオリックス、オカピ
【オセアニア区】コアラ、アオバネワライカワセミ、オオカンガルー
【ユーラシア区】インドゾウ、インドサイ、ニホンカモシカ、スーチョワンバーラル、シロテナガザル、ホンシュウジカ、タンチョウ
【アメリカ区】オオツノヒツジ、シロイワヤギ、カピバラ、ベアードバク
【身近ないきもの館】ミヤコタナゴ、クワガタ、カブトムシ、タガメ
親子におすすめの動物・生き物
親子に人気があるおすすめの動物をまとめて紹介します。金沢動物園は堀を挟んで動物を見る「無柵展示」が特長で、さえぎるものがないので開放感があり、子供でも動物が見やすくなっています。
インドゾウ
国内の動物園にいるインドゾウの中でもトップクラスの大きさを誇るオスのボンと、食いしん坊なメスのヨーコの2頭がいます。
体重6トンのボンは、日本一長い牙(約2.3m)に注目。取材時はオスのゾウに定期的に訪れる「マスト(男性ホルモンが出て、攻撃的になる)」の時期だったので、観覧エリアから少し離れた場所にいました。
マストではない時期は、かなり近くで見ることができます。牙は一度折れてしまったのですが、それでもこの長さ!
メスのヨーコの名前は横浜がテーマの歌から取ったそう。ゾウは大食漢(メスは1日100キロ、オスは150キロほど)ですが、ヨーコはとくに食べるのが大好きで、現在の体重は3,900kg。飼育員さんによると「適正体重まであとマイナス200kgが目標」だとか。200kgと聞くと途方もなく思えますが、人間に例えると2〜3kgくらいのダイエット目標になります。
展示エリアには、ゾウの運動不足解消のために鼻で遊べる枝をあえて散らしたり、砂を敷いて足にかかる負担を減らしたりして、少しでも長生きしてもらうよう飼育員さんたちが随所に工夫を凝らしています。
ゾウ好きの子供には、土曜日14時30分からの「ぞうさんタイム」がおすすめ。飼育員がゾウの生態について教えてくれるガイドで、内容は参加人数や時期によっても変わりますが、普段の食事の内容を見せてもらえたり、ボンの象牙を触らせてもらえたりと貴重な体験ができます。
ゾウの足をケアする道具。さすがのビッグサイズ!
貯蔵庫には購入したゾウの食事がたくさん! ゾウはどんぐりがなるようなブナ科の広葉樹が好きで、ときどき飼育員が園内の木を切って与えることもあります。飼育員さんによると「とくに竹を豪快にポキポキ食べる姿は必見」とのことなので、食べる様子をぜひ見てみましょう。
展示エリア:ユーラシア区
キリン
乾燥したサバンナ地帯に生息するキリン。ほ乳類で最も背が高く、大人のオスだと6m近いものも。朝イチで見に行くと、長い舌を伸ばしてご飯を食べる風景が見られます。長い足がもつれないように、片側の前足と後足を同時に動かす「側対歩(そくたいほ)」という歩き方が特徴です。
「嫌なことがあると動かなくなってしまう」など、飼育員によるキリンの個体ごとのキャラクター紹介もユニークなので要チェックです。
展示エリア:アフリカ区
コアラ
動物園の人気者・コアラは「1日に20時間寝る」といわれています。寝ている姿もかわいいのですが、起きている姿を見たいなら、13時30分からの「コアラのランチタイム」がおすすめです。
ユーカリを主食とするコアラですが、とってもグルメなことで知られていて、個体ごとに好みの品種が違うとか。そこで金沢動物園では、契約農家で専用に栽培したユーカリ市内のほか、鹿児島や沖縄から空輸して運んできています。そのため、園内で一番食費がかかる動物なのです。
展示エリア:オセアニア区
オオカンガルー
約70頭のオオカンガルーが暮らすオセアニア区。カンガルーのいる展示場へ入ることができる「カンガルーウォークスルー」は人気のスポット。
目の前を飛び跳ねたり、草を食べている様子を眺めたりと、間近で生態を観察できます。
2019年にはアルビノ(突然変異)種の真っ白なカンガルーの「ルー」が誕生して人気を集めています。現在ウォークスルーエリアに出ているのはメスと子どもの群れなので、オスの「ルー」は成長の様子を見て別の群れに移動することになります。今後は近くでは見られなくなる可能性もあるのでご注意ください。
展示エリア:オセアニア区
カピバラ
カピバラは水辺に生息する動物なのでお風呂が大好き。夏でも冷たい水よりお湯を好みます。展示エリアには3頭みんなで入れるお風呂が用意されていて、14時30分からの「ほんわか打たせ湯」では、カピバラたちが仲良くぬくぬくしている様子が見られますよ。
展示エリア:アメリカ区
ヤギ&ヒツジ
「ほのぼの広場」では、柵越しにヤギやヒツジにタッチできるほか、11時と13時30分からの10分間、エサやりができます。エサは無料でもらえますが、上記の時間中のみ限定です、エサは直接手のひらに乗せてあげます。
モコモコした毛を持つヒツジも間近で見られます。毎年ゴールデンウィークには、ヒツジの毛刈りショーも開催されます。
展示エリア:アメリカ区(ほのぼの広場)
貴重な絶滅危惧種を多数展示!
金沢動物園では、国内でも展示数が少ないさまざまな絶滅危惧種が展示されています。先に紹介したキリンやインドゾウも絶滅危惧種ですが、ほかにも注目の動物を紹介します。
※絶滅危惧種とは、IUCNのレッドリストカテゴリでCR(近絶滅種)EN(絶滅危惧種)、VU(危急種)に分類されている種としています。
アラビアオリックス/日本では2カ所で飼育
寒暖差の激しい砂漠に住むアラビアオリックスは足や皮膚が黒く、体が白い毛におおわれています。夏は白い毛で太陽熱を反射して体温の上昇を防ぎ、冬はその毛を立てて、黒い皮膚で熱を吸収できるようにしています。また、子供は砂漠で外敵に狙われにくい茶色をしています。
真っすぐ上に伸びる角が美しく、横から見ると2本の角が1本に見えるため、ユニコ—ンのモデルになったともいわれています。ちなみに、野生のアラビアオリックスは、乱獲によって1970年代に一度絶滅しましたが、世界中の保護団体や動物園が協力して繁殖に取り組み、1982年から野生に復帰しています。金沢動物園では、日本で初めて飼育繁殖に成功しています。
展示エリア:アフリカ区
ベアードバク/日本では金沢動物園のみ展示
熱帯雨林で暮らすベアードバク。寒いのが苦手なので、冬に姿が見られたらラッキーです。夏は展示エリアを散歩している様子がよく見られます。ご飯を食べるときの幸せそうな顔は、見ているだけでほっこりすると評判です。
展示エリア:アメリカ区
ミヤコタナゴ/日本では12カ所で飼育
国の天然記念物で、関東地方に生息していましたが、開発によって神奈川県では野生種が絶滅してしまった魚です。淡水にいる二枚貝のエラの中に卵を産みます。「身近ないきもの館」で見られます。
展示エリア:身近ないきもの館
オカピ/日本では3カ所で飼育
「森の貴婦人」とも呼ばれるオカピ。発見時は馬の仲間と思われていましたが、じつはキリンの仲間です。音に敏感でキリンよりも耳が大きいのが特徴です。40cmもある長い舌で目を掃除する様子は、子供たちもびっくりするそう。
展示エリア:アフリカ区
スーチョワンバーラル/日本では3カ所で飼育
標高3,000m以上という起伏の激しい中国の山岳地帯に生息する動物です。中国語で「岩羊」と呼ばれ、敵が来ても軽々と岩場を駆け登って逃げてしまう身軽さを誇ります。
頭から伸びた立派な角も見もので、岩山に雄々しく立つ姿は見ごたえ抜群。
展示エリア:ユーラシア区
アオバネワライカワゼミ/日本では4カ所で飼育
人間の笑い声のような鳴き方から名前がついた鳥です。「オセアニア休憩所」内からガラス越しに見学できます。飼育員が近づいたり、お互いが近くなりすぎたりすると鳴くので、注意深く観察しましょう。繁殖期にはオスがつかまえてきたエサをメスにプレゼントする習性をもっています。
展示エリア:オセアニア休憩所
そのほかにも貴重な動物を展示
漢方薬の原料として角が狙われて乱獲されたヒガシクロサイ(アフリカ区)や、森林伐採などで生息数が減っているシロテテナガザル(ユーラシア区)、国指定特別天然記念物のタンチョウ(ユーラシア区)など、絶滅危惧種としてレッドリストに指定されている動物も多く展示されています。
ヒガシクロサイのオスは縄張りを主張するため、写真のようにオシッコを遠くに飛ばすことがあります。水鉄砲のように勢いよく飛び出すオシッコの瞬間が見られたらラッキー!
シロテテナガザルは、夫婦の仲を深めてなわばりを主張する目的で、午前中によく歌っているそう。一眼レフカメラやスマホは平気なのですが、なぜかテレビカメラが苦手なのだとか…。
それぞれ飼育員さんがユニークな紹介文などを書いているので、それを見たり読んだりしながら回るだけでも家族連れで十分楽しめます。
【年齢別の楽しみ方】おすすめの見どころ厳選
金沢動物園では、赤ちゃんと幼児が楽しめる展示はほぼ同じです。小学生になると、より幅広い楽しみ方ができるようになります。ここでは赤ちゃん〜幼児向けと、小学生以上に分けておすすめの楽しみ方を紹介します。
(0〜5歳)赤ちゃん〜幼児向け展示&楽しみ方
- なかよしトンネル
- インドゾウ(ユーラシア区)
- オカピ(アフリカ区)
- コアラ(オセアニア区)
- キリン(アフリカ区)
- エサやり体験(ほのぼの広場)
金沢動物園の入口から敷地内へ続く「なかよしトンネル」。内部には動物の人形たちが来園者を歓迎するように展示されていて、メルヘンチックな世界観が小さな子供を楽しませてくれます。
そのほかヒツジやヤギにエサをあげたり、土曜日開催の「ゾウさんタイム」に参加してみたりするのも、いい刺激になりそうです。
(6歳〜)小学生向けおすすめ展示&楽しみ方
- アラビアオリックス(アフリカ区)
- 身近な生き物館
- スタンプラリー
- クイズ
- エコアート
希少動物が多い金沢動物園。小学生になったら、その動物の生態や来歴を一緒に学びたいですね。園内には動物にまつわるクイズや、スマートフォンアプリ「one zoo」のスポットもあるので、それらを活用して楽しく回りましょう。
そのほか園内には若手アーティストが寄贈した作品が各所にあるので、探してみるのもおすすめです。
サイを輸送した際の箱の木材を使って、サイを実物大サイズで描いた作品
薄い鉄板を組み合わせて作られたゾウも展示。やさしくさわるのはOKです。
【ランチ・飲食】おすすめメニューを紹介!
動物園内には軽食の販売所「わくわくキッチン」があるほか、動物園を出た植物区にある「ののはな館」にも食事ができる「ののはなカフェ」があります。カフェではパスタやカレー、ハンバーグ、パニーニ、ジェラートなど、地元の食材を使ったメニューが味わえます。
こだわりの「横濱ビーフ」を使ったビーフハンバーグプレートは、年齢を問わず人気があります。
「横濱ビーフカレー」は、ルーにコクがあって少し辛いので、やや大人向けの味。大人が食べても満足できるボリュームがあります。
神奈川県内の老舗「スズキヤ」のパンを使ったパニーニです。味はピザチキン・照りマヨチキン・BLTの3種類があり、とくにピザチキンが子供に人気。注文してから焼いてくれるので、香ばしいパンの香りが食欲をそそります。
お子様カレーも人気があります。値段が手ごろでポテトやゼリーがついているのもポイント。
また、「オカピドーナツ」は神奈川県の三崎・逗子・鎌倉に店舗をもつ人気店「ミサキドーナツ」のドーナツを使用。
【売店】金沢動物園限定品をお土産に
本や雑貨、文房具、アクセサリーなど豊富な商品を扱う「ののはなギフトショップ」。「ののはなカフェ」の隣にあるので、ランチ後にも寄りやすいのがポイントです。ここでは広報の井川さんに聞いたおすすめのお土産を紹介します。
お菓子で人気No.1のお土産は、老舗の和洋菓子屋「本高砂屋」と動物園のコラボ商品「バトンショコラ」。パッケージにも動物があしらわれていてかわいいですね。
トラのミニどら焼き(650円)はお菓子人気No.2!
やわらかなどら焼き生地に描かれたトラのイラストがとてもかわいい!
金沢動物園でしか手に入らない動物のぬいぐるみです。シロイワヤギやクロサイ、動物園のシンボルマークにもなっているオオツノヒツジのぬいぐるみもあります。
見た目がとにかくかわいいので、思わずそろえたくなるアイテムです。
横浜市内の3つの動物園にいる貴重な動物を紹介した「よこはまの動物園案内帖」(700円)や、金沢動物園のゾウの飼育員の仕事を取り上げた「密着!お仕事24時」(2,700円)、動物の絵の描き方がわかる「おえかきずかん」(1,296円)の3冊は、いずれも井川さんがとくにおすすめの本です。
「おえかきずかん」は、職員の方が「お孫さんにせがまれて動物の絵を描いたときに実際に参考にした本」だそうで、「動物の特徴のとらえ方や描き方がわかりやすい」とのこと。
「よこはまの動物園案内帖」は、動物の意外な習性や豆知識がぎっしり。家でじっくり読むのはもちろん、動物園を見て回るときにもガイド代わりになります。
【設備】園内には休憩できる場所がたくさん!
園内には空調が効いた無料休憩所のほか、各所にベンチやテーブルが置いてあるので、ひと休みしたいときやお弁当を広げたいときにも場所に困りません。
トイレは動物園内に7カ所!
トイレは動物園内に7カ所、植物区にはカフェや駐車場など含め10カ所の計17カ所あります。おむつ替え台のあるトイレは園内に5カ所、植物区に5カ所です。
また、「ののはなカフェ」と動物園内「わくわく広場」のトイレには、幼児用便座があるので、普通の便座では怖がる子供などはこちらの利用がおすすめです。
授乳室は2カ所!
授乳室は、園内のほのぼの広場近くにある「アメリカ休憩所」に1カ所、植物区にある「ののはな館」に1カ所あります。
「アメリカ休憩所」にはミルク用給湯器を設置。「ののはな館」ではスタッフにお願いするとお湯を用意してくれます。
休憩スポットは3カ所!
空調の効いた休憩スポットは、コアラ展示近くの「オセアニア休憩所」と、「ほのぼの広場」近くの「アメリカ休憩所」の2カ所です。自販機でカップラーメンや軽食なども購入できます。このほか、先に紹介した「ののはなカフェ」も休憩スポットとして利用できます。
園内にはひと休みできるベンチやテーブルがあちこちにあり、ランチタイムにはお弁当を食べる親子の姿も。動物のすぐそばでランチが食べられるのもうれしいところです。
また、「ののはなカフェ」は飲食物の持ち込みが可能。入園前や入園後はこちらを利用するのもおすすめです。
花火も見られる絶景スポットあり!
動物園の入口から「ののはな館」に向かう道筋は、東京湾や相模湾、八景島などの眺望が楽しめる絶景スポット。テーブルやベンチが並んでいるので、昼間は海風を感じながらのランチタイムが楽しめます。8月の土曜・日曜に行われる「ナイト金沢Zoo」開催日は、夜20時30分まで開園なので「金沢まつり花火大会」の花火も見えます。
ベビーカー置場/ベビーカー貸し出し
ベビーカー置き場はありません。ベビーカーの貸し出しは動物園の入口で行っています(1台100円。46台用意)。
「横浜市立金沢動物園」周辺のおすすめスポット
金沢動物園を含む金沢自然公園では四季の自然が楽しめるほか、ローラースライダーやアスレチック遊具を設置した「こども広場」が子供に大人気。ローラースライダーは全長約100m! そのまま滑るとお尻が痛くなるので、お尻の下に敷くものを用意しましょう。
幼児から小学生まで楽しめるアスレチックは、斜面を利用したユニークな作り。ここだけでも十分遊べる内容です。※推奨年齢6〜12才。幼児は保護者の方が付き添ってください。