大阪府大阪市の「大阪市立科学館」が、2019年3月30日(土)に、プラネタリウムと展示場4階を刷新してリニューアルオープンしました。新しい投影機を導入したプラネタリウムや、触れる隕石の展示、プロジェクションマッピングを使った映像展示など、宇宙について楽しく学べるコンテンツが満載です。
新たな投影機を導入したプラネタリウム!
今回のリニューアルでは、光学プラネタリウム投影機を一新! 「地上で見られるあらゆる天体現象をリアルに再現する」ことを目的に、世界初となる超新星投影機と音声認識操作などの特注仕様を盛り込んだ同科学館専用機「インフィニウムΣ(シグマ)ーOSAKA」が設置されました。
また、天の川銀河で100年に1度出現するかどうかの超新星を再現する超新星投影機を世界で初めて導入! さらに、月食専用投影機の新規開発をはじめ、恒星の輝きをより自然に表現する高輝度LED光源や、地平線付近のほのかな明かりを再現する専用LED照明を採用するなど、特別仕様のプラネタリウムを楽しむことができます。
世界初の音声認識操作も導入した生解説も魅力!
また、同施設の魅力の一つは、専門スタッフによる生解説です。世界で初めて音声認識操作が導入された同プラネタリウムでは、操作台を飛び出しての解説が可能に! 新たなスタイルのプラネタリウムを楽しむことができそうですね。
投影プログラムは、毎日上映される一般プログラムのほかに、幼児から小学校低学年の親子を対象にしたファミリータイムも用意されています。親子で会話しながらたくさんの星を探したり、鑑賞したりできるので小さな子供がいる家族におすすめのプログラムです。
好奇心をくすぐる体験展示も満載!
さらに、「天文」「物理」「科学史」に関する魅力が詰まった展示場4階では、天文関係の展示物を中心に42点の展示物がリニューアルされました。触れることができる隕石や、はやぶさ2が探査している小惑星「リュウグウ」と近い成分の隕石など、貴重な隕石が多数展示されています。
このほかにも、子供の好奇心をくすぐる展示が盛りだくさん! 月や火星、木星、太陽など、重力の異なる天体でりんごの重さの違いを体験できる展示や、それぞれの惑星で自分の体重がどのくらいの重さになるのかを調べることができる体重計の設置など、体験型コンテンツも充実しています。さらに、プロジェクションマッピングを取り入れた迫力ある映像展示も楽しむこともできますよ。
貴重な「長良隕石」の特別展示を開催中!
また、リニューアルオープンを記念して、5月12日(日)までの期間限定で、「長良(ながら)隕石」の特別展示が開催されています。「長良隕石」は岐阜県岐阜市で発見された鉄隕石で、現在確認されている1号と2号が同時に、同一の博物館で展示されるのは初めてです。実際に触れる状態で展示されているので、貴重な機会をお見逃しなく!
体験型展示が充実した同施設で、壮大な宇宙を体感してみましょう。
■大阪市立科学館
リニューアルオープン:2019年3月30日(土)
開館時間:9:30〜17:00
※プラネタリウム最終投影は16:00〜(土日祝などは17:00〜追加投影あり)
場所:大阪市北区中之島4-2-1
料金:【展示場】大人400円、高校・大学生300円、中学生以下無料
【プラネタリウムホール】大人600円、高校・大学生450円、3歳〜中学生300円