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関東近郊の美しい星空が見えるキャンプ場6選 観察のコツも紹介

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キャンプと旅行との大きな違いの一つに「夜も屋外にいる」ことが挙げられます。自然の空気を感じながら、都会では見られない星空が味わえるのはキャンプの醍醐味でもありますよね。

そこで今回は、関東近郊にある「星空が自慢のキャンプ場」を6カ所紹介します! 星空を楽しむためのキャンプ場選びのポイントや星空観察のコツもわかります。

※2023年の最新情報に更新しています

もくじ

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林間は避けて空の開けたキャンプ場を選ぶ

キャンプ場がある場所は、市街地から離れていることが多いため、周辺は真っ暗です。場内にも街灯の少ないところがほとんどで、晴れていればとてもきれいな星空を見ることができます。

ですが、すべてのキャンプ場で星空がきれいに見えるわけではありません。やはり空が広がっていない場所では、星空も見渡すことができません。星空観察を楽しみたい場合は、林間のキャンプ場は避け、空が開けた高原や牧草地などのキャンプ場を選びましょう。プラネタリウムのように輝く星空が見渡せますよ。

ただし、月の光が明るい満月の夜や雲で星空が覆われてしまう曇天時は、星空が見えないこともあります。

星空観察が楽しくなる「3つのコツ」

見上げるだけでも楽しい星空観察ですが、ちょっとしたひと手間でさらに充実したものになります! 3つのコツを紹介します。

(1)星空観察前はランタンやライトなどの明かりを見ない

星を見るためには、周辺を暗くする必要があります。ランタンを煌々と照らして目が明るさに慣れてしまうと、いくら星空が広がっていても星はよく見えません。暗闇に目が慣れて、暗い星が見えるようになるには10〜30分ほどかかるといわれています。

星空を観察する際は、できるだけ光を見ないように注意しましょう。ちなみに、赤い光は目に入っても瞳孔が閉じにくいので、ライトに赤セロハンを張るなどしておくと便利です。

(2)星空を見上げるなら「コット」があると便利

暗さに慣れたら星空を見上げるのですが、立ったままずっと上を向き続けているのは大人でも子どもでも大変です。そこで準備をしておきたいアイテムが、キャンプ用のベッド「コット」です。ゴロンと寝転がってしまえば、楽な姿勢でずっと星空を眺めていられます。

また、高原など標高が高いキャンプ場は、夏でも夜は涼しいのでブランケットなどを一緒に準備しておくと安心です。

(3)図鑑や双眼鏡なども準備しよう

ほかにも、星座の位置を簡単に知ることができる「星座早見盤」、星の探し方を解説した「星空図鑑」などがあると、星空観察がグッと楽しくなります。図鑑は大人向けの難しいものではなく、子ども向けのわかりやすく書かれたものがおすすめです。親が初心者の場合でも、わかりやすく教えられますね。書籍タイプの図鑑のほか、便利なアプリ図鑑もあります。

図鑑は事前に読んでおき、星座早見盤は(1)にあるように赤セロハンを張ったライトで見るようにします。また、アプリは画面が明るいので、事前に読んでおくか、画面に直接赤セロハンを張るとよいでしょう。

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また、野鳥観察をするときに使う双眼鏡を使った星空観察も楽しいです。肉眼ではよく見えない暗い星や「すばる」のような星団もよく見えるようになります。星の知識がなくても見ているだけで楽しめますよ。

では、関東近郊にある星空が自慢のキャンプ場を6カ所紹介していきます。キャンプ場によっては、星空観察にまつわるイベントを開催しているところもあるので、事前にチェックするといいでしょう。


ツインリンクもてぎ 森と星空のキャンプヴィレッジ(栃木県芳賀郡茂木町)

関東の人気施設「ツインリンクもてぎ」内にあるキャンプ場。昼間はアスレチックや自然体験を満喫し、夜は星空を楽しめます。

一般的なキャンプのほか、グランピング施設も完備。グランピングエリアでは、もてぎの星空を知り尽くしたナビゲーターの案内で観察会を実施しています。季節ならではの澄んだ空気の中、星座や惑星を堪能できますよ。
※星の観察は森と星空のキャンプヴィレッジ宿泊者が対象

■ツインリンクもてぎ 森と星空のキャンプヴィレッジ
住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
営業期間:通年営業
定休日:12月〜2月は火・水曜、1月中旬〜2月上旬に施設メンテナンス休業あり

上毛高原キャンプグランド(群馬県吾妻郡高山村)

標高700mにあるキャンプ場で、近くに「県立ぐんま天文台」があるほど、星空観察に適した場所にあります。天文台では、晴れた日の夜には、天体望遠鏡を使った天体観測を実施していて、月のクレーターはもちろん、土星や木星がきれいに見えることもあります。また、8月半ばには流星群が見られるため、多くのキャンパーで盛り上がります。

キャンプサイトのほか、キャビンやバンガローなどの宿泊施設も充実していて、子どもの年齢やキャンプ経験レベルなどから、ピッタリのタイプを選べます。

■上毛高原キャンプグランド
住所:群馬県吾妻郡高山村中山6766-1
営業期間:4月1日〜11月30日


みどりの村キャンプ場(群馬県吾妻郡高山村)

「星が美しい村」として知られる群馬県高山村にあるキャンプ場。天気がいいとプラネタリウムのように美しい星空が望め、近くの「県立ぐんま天文台」では昼間に見学ツアーなどのイベントが開催されます。星空好きの親子や子どもも1日中楽しめます。

宿泊施設も充実していて、水道や流し台、AC電源を完備したキャンプサイトのほか、バンガローやログキャビンなどがあります。場内には、ミニ牧場やアスレチックなどもありますよ。

■みどりの村キャンプ場
住所:群馬県吾妻郡高山村中山6853
営業期間:3月下旬〜11月下旬
※開設期間中は無休

オートキャンプ銀河(静岡県賀茂郡西伊豆町)

シカなどの野生動物やクワガタなどの昆虫も生息する標高400mの高台にある自然豊かなキャンプ場。キャンプ場の一番高い場所にある「星見サイトエリア」では、素敵な星空が見られます。

冷暖房完備のキャビンや五右衛門風呂、ランドリーなど施設も充実していて、初心者ファミリーでも安心です。

■オートキャンプ銀河
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町一色八の段1986-1
営業期間:通年営業

銀河もみじキャンプ場(長野県伊那郡阿智村)

環境省が実施していた全国星空継続観測で「星が最も輝いて見える場所」の第1位に認定されたことがあるキャンプ場。キャンプ好きだけでなく、天文ファンにも人気があります。テントサイトは「りゅう座」「くじら座」「はくちょう座」「イスカンダル」「常設テント ムーン」の5エリアに分かれていて、どのサイトからも星空が眺められます。ネーミングも施設ならではですね。

場内にはマレットゴルフ場や子ども用川遊びエリア、魚釣りエリアがあり、日中も存分に楽しめます。

■銀河もみじキャンプ場
住所:長野県下伊那郡阿智村浪合治部坂1711-1
営業期間:3月4日〜12月3日予定

うるぎ星の森オートキャンプ場(長野県下伊那郡売木村)

さまざまなタイプのキャンプサイト、食器や寝具、キッチンを完備したコテージなど、充実の宿泊施設が整った標高1200mにあるキャンプ場です。

場内では、定期的(月1〜2回)に専門の講師を招いた星座観察会を開催しています。条件が良ければ、肉眼で天の川が見えることも! 興味のある親子は、ぜひ問い合わせてみてくださいね。

■うるぎ星の森オートキャンプ場
住所:長野県下伊那郡売木村2653-3
営業期間:4月〜11月末
※期間中は無休

キャンプでは家族で食事をしたり、焚き火を囲んで家族だんらんを楽しんだりと、キャンプならではの過ごし方がたくさんあります。天気が良い日の夜は、ちょっと視線を上げて星空を眺めてみてください。それだけでもきっと、思い出深いキャンプになりますよ。

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