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潮干狩り名人の簡単&大量に「貝を採る方法」! 意外な持ち物とコツ

いこーよ編集部員がさまざまなテーマを実際に「調査」や「体験」して、楽しみ方や魅力、驚きの事実など伝える「調べてみた企画」。第2弾のテーマは「潮干狩り」です。

「潮干狩り」といえばこの人! 「史上最強の潮干狩り超人」として、多数の著作やテレビ出演経験を持つ原田知篤さん(68歳)。日本全国の潮干狩りスポットを訪れて、普及にも務める同氏に、子どもでも潮干狩りで簡単かつ大量に貝を見つける方法を取材しました。

無料で天然の貝がザックザク! 潮干狩り達人・原田さんと「海の公園」で潮干狩り!

取材したのは春のシーズン中には1日数万人の人が訪れる人気の潮干狩り場「海の公園」(神奈川県・横浜市)。入場無料な上に、天然のアサリ・バカガイ・シオフキ・マテガイ・アカニシが採れ、貝の持ち帰りも1人2kgまでは無料で許可されている市営の公園です。

今回は、原田さんに簡単にかつ大量に貝が採れる方法・服装・持ち物・時期を教えてもらい、その後に編集部3人対原田さんで「潮干狩り競争」を行いました。取材日は2月下旬とまだまだ寒い日でしたが、果たして結果はいかに?

簡単に大量ゲット! 潮干狩り名人の持ち物は?

取材場所に驚くほど身軽なリュック1つで現れた原田さん。それに対し、潮干狩り未経験の編集部は思いつく限りの道具を持参し両手いっぱい

名人のリュックの中身を見せてもらうと、なかに入っていた潮干狩りの道具は何と5点のみ。

潮干狩り名人原田さんの潮干狩りグッズ!

  1. 熊手
  2. (採った貝を入れる)
  3. 靴下
  4. 持ち帰り用の袋
  5. 軍手

「潮干狩りには特別な道具は必要ありません。今回はこの5点を持参しましたが、最低限持ち帰り用のビニール袋さえあれば楽しめます。この手軽さが潮干狩りの魅力ですね」

潮干狩りに最適な履物は「薄手の靴下」

編集部員が持参した物で使えるのはあるのか? 原田さんにチェックしてもらいました。

まずは履きものから。潮干狩りの履物というとビーチサンダルが思い浮かびますが、原田さんの一番のおすすめはなんと「薄手の靴下」。

「潮が引いた海岸の砂はキュッと締まって固いのですが、貝がいるところは貝が移動するときに砂浜が耕されたように柔らかくなっています。靴を履かずに砂浜の感覚をダイレクトに感じられる靴下が最適です。素足のままだと割れた貝殻などで脚を怪我することもあるので、靴下がおすすめです。」

底が厚かったり、硬かったりする履物は砂浜の状態を足裏で感じることが難しいそうです。

潮干狩りに最適な道具は「熊手」

次に貝を掘るための道具はどうでしょう? 子どもの砂遊び用のおもちゃや園芸用のスコップも持参しましたが、原田さんが選んだのは「熊手」と「軍手」。

熊手の形には注意してください。熊手の刃の部分に貝をひっかけて掘り出します。刃のカーブが浅いと掘り出すときに貝がこぼれてしまい、上手に貝を掘り出せません」

スコップなどは禁止の潮干狩り場も多く、砂の表面をかいて貝を掘り出すためには、熊手の方が格段に使い勝手がよいのだそう。また、夢中になると熊手を置いて手で掘り進む場合も多いため、軍手をはめるのがおすすめとのこと。

潮干狩りに最適な持ち帰りグッズは「発泡スチロール」

最後に原田さんと確認したのは持ち帰りグッズ。バケツやパックなどいろいろ用意しましたが、選んだのは「発泡スチロール」と「洗濯ネット」でした。

潮干狩り名人が厳選!持っていきたい5つのアイテム

  1. (貝を採る)熊手
  2. (貝を採る時に手にはめる)軍手
  3. (貝を採る時に履く)薄手の靴下
  4. (貝を採る時に一時的に貝を入れておく)洗濯ネット
  5. (貝を持ち帰るときに使う)発泡スチロール

「貝を採ったバケツに海の水を入れて持ち帰るのはおすすめできません。汚れた海水でアサリが弱ってしまうためです。採った貝は水道水で洗って、発泡スチロールのケースに保冷剤と一緒に水から出して持ち帰るのが一番です」

また、キッチンの排水口用の網洗濯ネットなども採った貝を一時的に入れておくのに便利だそうです。

まとめると、名人・原田さんが選んだおすすめの潮干狩りグッズは以下の5点。どれも自宅にありそうなものなので、楽ちんですね。

子連れの潮干狩りで追加したい2アイテム

  1. 絆創膏
  2. レジャーシート

「子ども連れで行くなら、ケガをした時にすぐ貼れるように絆創膏はぜひ持っていってもらいたいですね。また、子どもが休憩できるレジャーシートがあれば、より楽しく潮干狩りをすることができます」

こんなに簡単な道具で潮干狩りが楽しめるのなら、行きたい気持ちが高まります。


潮干狩りで簡単に大量の貝を採る方法は?

道具が揃ったところで、本題の潮干狩りで簡単に大量の貝を採る方法を聞きました。

1.「貝がいる場所」を知ろう!

「貝がいるのは、波をよけられるところです。潮が引くと、ついつい島になっている部分の頂上を目指したくなってしまいますが、貝がいるのは、島の傾斜部分です。ここなら波をよけることができ、貝が生息しやすいためです」

また、海に生える海草・アマモのある辺りも同じ理由で貝を見つけやすいそうです。

2.「砂浜の様子」をチェックしよう!

「島の手前を掘るためにも、潮が引く1時間半前ぐらいから潮が引く様子を観察しましょう。島は、海岸に並行に出来るときと、海岸に垂直方向に出来る場合があります、親子で予想をしながらどこから掘っていくかを相談するものいいですね」

3.「貝の生態」を知ろう!

「貝は集団で生息している場合が多いため、1つ貝を見つけたら、その周囲の砂も掘ってみましょう。効率よく貝を採ることができます。1つの貝の周囲には通常30個程度の貝を見つけられます」

いよいよ名人と潮干狩り対決!

潮干狩りの道具と採りやすい場所、方法を聞いたところで、本当に貝が採れるのかを調査! 原田さんと編集部で対決しました。制限時間は20分

3人三様の方法で原田さんのレクチャーをもとに掘り始めます。最初は名人。原田さんのそばで採り始めた3人ですが、少しずつ原田さんのそばを離れて行きました。

その様子を見た名人は、更に沖へ貝を求めて進んでいきます。この日は非常に寒い日でしたが、夢中になった編集部員は寒さをものともせず夢中で採り始めました。

20分で勝負! 潮干狩り対決の結果

1位 原田さん    243個

2位 男性編集部員・S 96個

3位 男性編集部員・K 85個

4位 女性編集部員・O 81個

採れた貝の種類:アサリ・シオフキ・アカニシなど

結果は名人が断とつのトップに! 

2位のSは、原田さんの説明に忠実に貝を熊手で探り潮干狩りを行い、3位のKは貝が集まる場所を見つけては海の砂ごと洗濯ネット入れていく作戦を敢行。4位のOは、一つ貝をみつけると、そこから貝が集まる部分を探りながら一つひとつ手で入れていきました。

達人の勝因は経験とテクニック。足裏で貝をさぐり、熊手で少し掘って貝が集まっている部分を確認すると、両手を使って貝を採ることで、大量ゲットしていました。

編集部員は片手で貝を採っていたため、達人との数にどんどん差がつきました。とはいえ、全くの素人の編集部員3人も20分で100個近い貝を採ることが出来て大満足でした。

貝を見分けよう!

潮干狩りの貝はアサリ・シオフキ・バカガイの3種類が多いです。「種類によって料理の際の処理も異なるので見分け方を知っていると便利です」と原田さん。

表面がザラザラしていると「アサリ」

一番わかりやすい見分け方は、貝の表面がザラザラしているかどうか。

ザラザラしているものはアサリ(写真左)。ザラザラしていないものはシオフキバカガイ(写真右)です。アサリは持ち帰った後、海の水と同じぐらいの濃度の塩水(3%)につけて、砂を吐き出させる塩抜きをした後に調理します。

貝が膨らんでいると「シオフキ」、平べったいのが「バカガイ」

表面がツルツルのバカガイシオフキを見分けるポイントは形です。丸いころっとした形をしているのがシオフキ(写真右)。平べったい形をしているのがバカガイ(写真左)です。

この2種類は塩水につけても貝が砂を吐き出さないため、茹でるなどして加熱した後に貝から身を取り出して、洗って砂を除去します。

貝を持ち帰ろう!

最後に、原田さんに持ち帰り方を聞くと「貝を持ち帰るときには、必ず水道水で洗って持ち帰りましょう。採った貝を洗濯ネットや排水口ネットなどに入れておくと、洗いやすくておすすめです」とのことでした。

採った貝を食べよう!

採った貝は持ち帰って潮抜き後、調理して食卓へ。潮干狩り名人の原田さんのおすすめは、貝の旨味を余すとこなく味わえるアサリご飯

そのほか編集部ではお味噌汁パスタ酒蒸しも楽しみました。

アサリご飯と同様にたっぷりのアサリで作ったお味噌汁は出汁がしっかりと出て絶品! パスタや酒蒸しも貝の旨味をまるごといただける一品となりました。

今回はまだ寒い冬空での調査でしたが、もう少し気温が暖かくなれば、海の潮風を感じながら家族みんなで楽しめます。ぜひ、名人のアドバイスを参考に、家族で潮干狩りに出かけてみてください。

今回取材をお願いしたのは?

今回取材した「海の公園」は横浜シーサイドライン「八景島」「海の公園芝口」「海の公園南口」駅から徒歩約2分。シーズン中はたくさんの人が訪れ駐車場に入れないという場合もあります。公共交通機関でのお出かけがおすすめです。

取材協力 GLOBERIDE,Inc.
http://www.globeride.co.jp/

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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