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【2025】関西の節分・豆まきイベント10選 親子向け厳選!変わり種&お土産付きも

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2025年の節分は2月2日(日)。例年、節分の日には、各地の寺社で豆まきなどのイベントが開催されます。

そこで今回は、子供と一緒に伝統的な雰囲気が味わえる「関西の節分イベント」を紹介します。

※2025年の最新情報に更新しています

もくじ

関東の「節分・豆まきイベント」はこちら!

「節分」とは?

節分とは、四季を分ける立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの前日をいいます。

なかでも、四季を基準に考えるうえで一年の始まりである立春が古くから重視されていたため、現在では立春の前日を「節分」と呼ぶようになりました。

節分の風習・関東と関西の違いは?

全国的な節分の風習といえば「豆まき」ですよね。「鬼は外、福は内」の元気な掛け声とともに豆をまくのが一般的です。また、一年の健康を願い、「年の数だけ豆を食べる」ことも行われています(小さな子供は誤飲などの危険があるため、注意してくださいね)。

そのほか、関西と関東・東北の一部などでは、ヒイラギの枝にいわしの頭を刺した「柊鰯」(ひいらぎいわし)を玄関口に飾る風習があります。

「恵方」(えほう/その年の良い方角)を向いて巻き寿司を食べる「恵方巻き」は、大阪が起源とされていますが、近年では全国的な風習になりつつあります。

節分の「豆まき」の由来は?

古くは旧暦でいう大晦日の夜に、鬼を追い払う「追儺」(ついな)と呼ばれる行事が行われていました。

追儺とは、平安時代に宮中で行われていた行事です。旧年の邪気を払い新年をこころよく迎えるための貴族の行事でしたが、やがて一般大衆にも広まるようになり、現在のような節分の豆まきに形を変えていったとされています。

豆まきのルールや豆をまく方角は?

豆まきは本来「厄年にあたる年男」が務めるといわれますが、家に年男がいない場合には、家長かそれに代わる人が行えばOK。現代では、家族みんなで楽しむのが一般的です。

古くは鬼門にまくのが正しいとされていましたが、諸説があります。現代の民家は部屋のつくりもさまざまなので、通り道である玄関や勝手口などからスタートし、各部屋へ順番に少しずつまくとよいでしょう。

【こちらもチェック!】節分の意味って? 子どもに教えたい豆まきの由来

神社や施設で行われる節分行事では、豆まきに参加できたり、福豆が配布されることも。ここからは、親子におすすめの節分イベントをご紹介します!

節分祭/貴船神社【京都府京都市】

京都市左京区にある「貴船神社」は「豆まき発祥の地」として知られていて、毎年2月3日に行われる「節分祭」では、貴船の荘厳な自然の中で、「鳴弦神事」「豆撒きの儀」など、古式ゆかしい神事を見学することができます。

また、例年当日には、厄除守入り福豆などの限定授与品の頒布もあります。

ちなみに、室町時代の御伽草子『貴船の物語』の一節に、「鞍馬の山奥に住む鬼の大王の娘と都の中将が恋に落ち、最後は鬼の娘が人間に生まれ変わって結ばれるものの、それを憎んで節分の夜に攻め寄せる鬼をあざむくために鰯を焼いて家の門口に刺し、鬼の目つぶしとして豆をまいた」という興味深い話があり、貴船神社が節分行事の発祥に縁が深いといわれているそうです。

■節分祭
開催日時:2025年2月2日(日)11:00〜
開催スポット:貴船神社

公式サイト

節分祭/八坂神社【京都府京都市】

京都・祇園の「八坂神社」では、例年2日間にわたって「節分祭」が開催されます。

例年、祇園を彩る舞妓さんや芸妓さんによる舞踊奉納や優雅な豆まきのほか、空くじなしの抽選券付き「福豆」(授与料300円)、1年の災難を祓う「串札」(初穂料1,000円)の授与などが2日間限定で開催されます。

■八坂神社「節分祭」
開催日時:2025年2月1日(土)〜2日(日)
開催スポット:八坂神社

公式サイト

節分追儺祭/ニデック京都タワー【京都府京都市】

京都市のランドマーク「ニデック京都タワー」では、2025年1月31日(金)に「節分追儺祭(せつぶんついなさい)」が開催されます。

地上100mの展望室5階で、「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の神職による斎行や玉串奉納が執り行われ、その後、近所の幼稚園児たちが豆まきを行います。

さらに、展望室1階では、10時から来塔者に「福豆」の配布も!(先着順、なくなり次第終了)。

京都の絶景を楽しみながら1年の無病息災を祈れる「節分追儺祭」。 家族で特別な節分体験を楽しみませんか?

■ニデック京都タワー「節分追儺祭」
開催日時:2025年1月31日(金)
開催スポット:ニデック京都タワー

公式サイト

節分会/元興寺【奈良県奈良市】

奈良県奈良市の「元興寺(がんごうじ)」では、節分の日に願いを書いた護摩木を炎に入れて焼き尽くし、除厄や家内安全、心願成就を祈願する「節分柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)」と、導師と行者衆、一般参加者による火渡り修行が行われます。

15時から舞台で年女と年男による「豆まき」も開催されます。
※当日火渡り修行をされた方・特別祈願された方が豆まき会場に入場できます

■節分会
開催日時:2025年2月2日(日)12:00〜
開催スポット:元興寺
料金:入山料500円(小・中学生無料)

公式サイト

節分万燈籠/春日大社【奈良県奈良市】

奈良県奈良市の「春日大社」には、800年前より貴族や武士、そして一般市民によって境内に奉納された2000基の石燈籠、1000基の釣燈籠があります。

毎年節分の日には、境内の燈籠に灯りを灯して浄火を献じ、神様にさまざまな祈願をする「節分万燈籠(せつぶんまんとうろう)」が行われ、毎年多くの参拝者で賑わいます。

舞楽奉納も行われ、境内に広がる幻想的な風景も楽しめる行事です。

■節分万燈籠
開催日時:2025年2月2日(日)燈籠点火18:00頃
拝観料:回廊内特別参拝は700円。また、3,000円以上の初穂料で献燈可
開催スポット:春日大社 直会殿(舞楽)、境内一円

公式サイト

鬼こそ(追儺式)/常勝寺【兵庫県丹波市】

「常勝寺」は大化年間(645〜650年)に開かれた天台宗のお寺。「鬼こそ」という伝統的な鬼追い儀式が有名です。

無病息災・五穀豊穣を祈る法要のあと、目玉の飛び出た赤鬼と青鬼4匹が登場。太鼓や半鐘が鳴り響くなか、燃えさかる松明(たいまつ)や太刀など持って独特の足取りで本堂をまわり、松明を境内へと投げ入れます。

一般参拝者は境内から見学可能。鬼が投げた松明を持ち帰ると、1年間の家内安全・無病息災が叶うといわれています。

■「鬼こそ」概要
開催日時:毎年2月11日(建国記念日)法要13:00〜、鬼登場13:20〜
開催場所:常勝寺

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節分祭/播州成田山【兵庫県西脇市】

兵庫県西脇市の「播州成田山」(法輪寺)の「節分祭」では、毎年舞台を組んで盛大に豆まきが行われます。

豆を拾うのは誰でも自由に参加できます。福豆は、なんと落花生! たくさん拾って、自宅で元気よく豆をまき、開運招福・疫病退散を願いましょう!

2025年は地元高校の書道部による書道パフォーマンスや、落語、大道芸も予定されています。

さらに、10時からは豪華景品が当たる福引き入り福豆を一袋200円で購入できます(数量限定)。

■播州成田山「節分祭」
開催日時:2025年2月2日(日)福引き入り福豆販売:10:00〜/豆まき11:45分頃〜、13:30頃〜、14:30頃〜
開催スポット:播州成田山

大覚寺節分会/大覚寺【兵庫県尼崎市】

兵庫県尼崎市の「大覚寺」では、毎年節分の日に「大覚寺節分会」を開催。豆まき(12:00、16:00)のほか、節分の日だけに奉納される、せりふがなく身ぶりだけで演じる「身振り狂言」が演目を変えながら終日行われます。

「豆まき」の前には「芦刈からくり人形」も上演されます。また、開運厄除けの「昆布だるま」や「芦刈の破魔矢」、節分限定御朱印の授与もあります。

■大覚寺節分会
開催日時:2025年2月2日(日)
開催スポット:大覚寺(兵庫県尼崎市)

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星祭節分会/中山寺【兵庫県宝塚市】

毎年、節分の日に兵庫県宝塚市の中山寺で、「星祭節分会」が行われます。「星祭」とは、星に除災招福を祈る法会で、年の変わり目の節分に当たり星を祀って、悪い年は悪事災難を免れるように、善い年は一層よくなるように祈祷を行います。

例年、1年の厄を払い、その年の幸せを願う古くから伝わる儀式「追儺式(ついなしき)」も執り行われます。「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」の3匹の鬼が観音様役に諭されて、「福・禄・寿」の善神に変わる様子を現代風にアレンジした音楽法会も行われる予定です。「除災招福豆まき式」も行われます。

■中山寺「星祭節分会」
開催日時:2025年2月2日(日)
※法会:13:00、15:00
※福豆配布:法会の前後に実施
開催スポット:中山寺

公式サイト

通天閣節分福豆まき/通天閣【大阪府大阪市】※2025年の詳細は確認中

「ナニワ名物」の通天閣の節分福豆まきが、例年とは違った形式で2月1日(火)に実施されます。新型コロナウイルス感染症対策のため、通天閣1階正面玄関前での「福豆まき」を非接触での「福豆配り」に変更。特製福豆袋に入った落花生(およそ1000袋、15kg)が配布されます!

■通天閣節分福豆まき
開催日:例年節分の日前後
開催スポット:通天閣 1階正面玄関前

公式サイト

寺社や施設ごとに趣が異なる個性的な節分イベントが開催されています。伝統文化に触れながら、この1年の家内安全などを祈願しましょう!

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