「浅草花やしき」に新アトラクション　飲食店＆体感型アート展も

東京都台東区にある「浅草花やしき」に、開園170周年を記念した新エリアが、2023年7月20日（木）にオープンします。3種のアトラクションをはじめ、飲食店、プロジェクションマッピング、フォトスポットなど、楽しいコンテンツが新登場します♪

2023年で開園170周年を迎える「浅草花やしき」

「浅草花やしき」は、江戸時代末期嘉永6年（1853年）に、演芸・芸能の町・浅草に誕生した日本最古の遊園地です。

当時は牡丹や菊細工を展示した花園（かえん）として開園されましたが、明治5年頃からは、珍鳥・猛獣の飼育や西洋あやつり大写真、山雀の芸などの遊戯施設が置かれ、かの大正天皇もお忍びで来園されるほど人気を博してきました。

現在は遊園地として、日本に現存する最古のコースター「ローラーコースター」をはじめとするさまざまなアトラクションや縁日、飲食店が立ち並ぶほか、2019年4月には新たなシンボルとなるホール「浅草花劇場」がオープン。さまざまな娯楽が楽しめる場として、170年にわたり受け継がれています。

小さな子供も楽しめる！　3つの新アトラクションが登場

7月20日（木）にオープンする新エリア2階には、小さな子供も楽しめる3種のアトラクションが登場します。体験にはのりもの券またはフリーパスが必要で、のりもの券は1枚100円、11枚つづり1,000円で販売しています。

お化け屋敷〜江戸の肝試し〜

「花やしき」のお化け屋敷が、江戸四大怪談をモチーフにした新バージョンとなって再登場！　江戸の人々を恐怖のどん底に陥れた「累ケ淵」「牡丹灯篭」「番町皿屋敷」「四谷怪談」の怪談話が、現代に復活します。

所要時間は約5〜6分。決められた通路を歩いて進む「ウォークスルー型」のアトラクションです。江戸時代から存在していたというお化け屋敷を、ぜひ楽しんでくださいね。

パノラマ時間旅行

4面マルチの大迫力の映像によって、浅草の今と昔をたどることができる映像型アトラクションです。所要時間は約5分。2016年に惜しまれながら引退した花やしきの元シンボル「Beeタワー」から一望できた、懐かしい風景も見られますよ。

摩訶不思議！？君もスクープカメラマン

専用のデバイスを使ってAR妖怪を探す、園内周遊型アトラクションです。対象年齢は2歳から。ゲストは「マルハナ新聞社」の新聞記者として、約15分間、園内に潜む妖怪たちの撮影に挑戦します。ぜひ親子で協力して、新聞の一面を飾るような特ダネをゲットしちゃいましょう！

浅草花やしきの原点「花園」が復活！

1階には、プロジェクションマッピングによる四季折々の風景が楽しめる「NAKED花景色」が登場！　花やしきの原点「花園」が、現代のテクノロジーとエンターテインメントを組み合わせて復活します。

空間プロデュースを務めるのは、東京駅プロジェクションマッピング「TOKYO HIKARI VISION」や、世界遺産・二条城や、東京、香港などで開催された花の体感型アート展「NAKED FLOWERS」など、数々の映像作品を世に送り出してきた「NAKED, INC.」。世界が注目する圧巻の演出を、どうぞお楽しみに。

下町メニューがそろう飲食店がオープン

同じく1階には、下町情緒あふれる飲食店「お花見茶屋」がオープンします。浅草花やしきを象徴する「パンダカー」をかたどった焼き菓子「パンダカー焼き」が8年ぶりに復活するほか、盛りだくさんの具材がぎっしり詰め込まれた「花むすび」など、職人が1つ1つ丁寧に創りあげたグルメメニューがそろいます。

そのほか、見た目もかわいらしい「デセールもなか」など、オリジナル甘味も楽しめますよ。

ノスタルジックなメインストリートにも注目！

2階メインストリートには、見て歩くだけで楽しい室内エリア「ご利益横丁」が登場！　通りの左右には商店が軒を連ねるデザインが施され、天井にはカラフルな提灯（ちょうちん）が並ぶなど、ノスタルジックな雰囲気が広がっています。

エリア内には、「小吉広場」「中吉広場」「大吉広場」の3つの広場があり、フォトスポットやベンチが並ぶ憩いの場としても利用できます。花や動物、もののけを模したレトロなオブジェにも注目ですよ。

また、1階から2階に繋がる「時空階段」には、花やしきの過去の風景写真が展示されているので、こちらもお見逃しなく。

2023年8月7日（月）に開園170周年を迎える「浅草花やしき」。ぜひこの機会に、家族で足を運んでみてくださいね♪