「1日1個のりんごは医者を遠ざける」「りんご食べれば医者いらず」ということわざを知っていますか? これはイギリスのウェールズ地方に古くから伝わる“An apple a day keeps the doctor away.” を訳したもので、昔からりんごは体にいいフルーツとして知られていました。
そのいわれのとおり、りんごにはビタミンC、食物繊維、抗酸化作用のあるポリフェノールなどが豊富に含まれています。免疫力の向上、消化の促進、疲労回復を促すクエン酸やリンゴ酸もたっぷり。美容のほか、生活習慣病の撃退にも役立つといわれている優秀フルーツなんです!
そんなりんごですが、もぎたてはみずみずしくジューシーでまた格別。自分の手で狩って食べられる「りんご狩り」では、りんごの魅力を最大限に味わうことができますよ。
そこで今回は、関東・山梨エリアで「りんご狩り」が楽しめるおすすめスポットをまとめてご紹介。直売所が併設されているりんご園がほとんどなので、お土産にもぎたてりんごを買って帰るのもいいですね!
りんご狩りに必要な持ち物、品種と時期などのほか、おすすめの立ち寄りスポットも紹介しているので参考にしておでかけしてみてください♪
りんご狩りの開催時期・旬は?
エリアや品種によって違いますが、夏の終わりから初冬までさまざまな品種が楽しめます。北関東でもりんご園の多い群馬県では、「おぜの紅」は8月下旬〜、「陽光」は10月中旬から収穫可能。「シナノスイート」は10月中旬から、蜜入りで人気の「サンふじ」は11月上旬からとなっています。
りんご狩りの持ち物・服装は?
地面が土なので、足元はスニーカー、上下は動きやすく汚れてもいい服装がベスト。9月、10月はまだ暑い日もあるため、帽子や飲み物も持参しましょう。りんご狩りに必要なハサミやバケツはレンタルできるところが多いですが、スポットによってはないところもあるので、公式サイトで確認しておくのがベスト。
りんごを丸かじりではなくカットして食べたい場合には、アップルカッターがあると便利です。ほとんどの施設でナイフの貸し出しがあるほか、皮むきサービスがあるところもあるので、気になる人は事前に確認してくださいね。
施設によっては持ち帰り用の袋が有料の場合もあるので、エコバッグやカゴを持参するといいですよ。せっかくのもぎたてりんごにキズがつかないよう、タオルや新聞紙で包んで持ち帰るのもおすすめです。
りんご狩りのシステム・料金・予約は?
りんご狩りは、事前予約が必要なところと、当日先着順で受け付けているところがあります。行きたいスポットが見つかったら、予約制かどうかをまず確認。おでかけする日が決まっているなら、早めに予約しておきましょう。
ギリギリまで行くか決められない場合は、当日先着順のスポットを探しておき、開園より少し早めに行くようにするのがおすすめです。また、予約制のところでも、当日空きがあれば入れる場合があるので、公式サイトなどで営業状況を確認してみましょう。
料金システムは、一定時間「食べ放題制」と、採ったりんごの重さによって料金を支払う「量り売り制」などがあります。
持ち帰ったりんごは、1カ月ほど保存ができます。ジャムやパイ、コンポートなどに加工して楽しむのもいいですね。「うさぎりんご」などの飾り切りをマスターすれば子供も喜んでくれますよ♪
おいしいりんごの見分け方は?
スーパーで手にしたりんごがベタベタする…という経験ありますよね? あれはワックスや農薬ではなく、品種によって完熟になると出てくるロウ物質(「果粉」と呼ばれる)なんです。ベタベタは完熟して食べ頃になった証拠ですよ。
また、赤い品種はお尻が黄色っぽくなったら、青い品種は全体が黄色っぽくなったら食べ頃です。木になっているときに、高い場所にあるものもおすすめ。日が当たると糖度が増すといわれています。くぼみがしっかりあるりんごを選ぶと甘みがあり美味しいともいわれています。
品種によってもおいしさの見分け方は変わるので、施設のスタッフさんにアドバイスしてもらってくださいね。
りんごの豆知識
りんごにまつわる豆知識をいくつかご紹介します。摘み取ったりんごはもちろん、ふだんのお買い物にも役立つかもしれない?情報もありますよ!
逆さまはNG
りんごを逆さまにしておくと、エチレンガスの発生が促されて傷むのが早くなってしまいます。保存の際は逆さまにしないよう気をつけましょう。
保存
ビニール袋に入れれば冷蔵で約1カ月間、保存が可能です。常温の場合は新聞紙に包むのがおすすめです。1個ずつ新聞紙に包んでからビニール袋に入れれば、より保存性がアップしますよ。
「サンふじ」と「ふじ」
どちらの品種も見聞きしたことがあると思いますが、「サンふじ」が無袋、「ふじ」が有袋で栽培したもの。この栽培方法の違いで品種が分かれます。
傷りんごの方がおいしい?
少し傷がついたりんごは、それを修復しようと自己回復力を発揮し、甘みが増すといわれています。
関東でりんご狩りできるおもな品種は?
りんごは世界中で1万5,000種類以上もあり、日本には約2,000種類あるといわれています。農林水産省には177種類が登録されていて、そのうち85種類が品種登録が続いているのだとか。「早生(わせ)」は収穫時期が早いもの、「晩生(おくて)」は遅いものを指します。
本記事で紹介するりんご園で食べられる主な品種と特徴を紹介します。
シナノレッド:やや小玉で酸味があり、りんごの香りが強い。
おぜの紅:群馬県で開発された品種。濃い赤で甘みと酸味のバランスがいい。
つがる:大玉で甘さも強い人気の品種。ジューシーなのが特徴。
秋陽:鮮やかな紅色で、甘酸っぱく濃厚な味わい。
あかぎ:群馬県生まれ。酸味は控えめ、柔らかい食感で果汁たっぷり。
秋映(あきばえ):褐色味のある紅色。甘みがありながら酸味も感じられる。
紅玉:酸味がやや強め。スイーツ作りによく使われる。
シナノスイート:酸味が少なく小さな子供も食べやすい。
ジョナゴールド:さわやかな酸味が特長。紅玉よりは酸味弱め。
陽光:甘みと酸味のバランスがよく、シャキっとした食感。
ぐんま名月:群馬県生まれ。蜜が入り甘みが強い。晩生。
サンふじ:国内生産量ナンバーワン。 甘味と酸味のバランスが良い。
新世界:完熟すると蜜が入る希少品種。ジューシー。
関東・山梨のおすすめりんご狩りスポット・りんご園8選 都内から日帰りOK
りんご狩りの所要時間は短くて40分ほどで、長くても半日かからないことがほとんど。りんご狩りとあわせて、近くの別の遊び場に立ち寄るといったこともできます。でかける前に、周辺の遊び場を調べておくと、より充実した1日が過ごせますよ。
本記事では、関東近郊(茨城・群馬・栃木・山梨)にあるおすすめのりんご狩り農園とともに、近隣のおすすめスポットもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
長沼りんご園【茨城県牛久市】
茨城県南部の牛久市でりんご、ブルーベリーなどを栽培し、摘み取りと直売をしている観光農園。化成肥料と除草剤を使わず、安心、安全にこだわっています。
車で行く場合は「三郷JCT」から約1時間。牛久市中心部からは約20分のところにあります。
8月初旬からもぎたてのりんごが楽しめる
りんごは約30品種1,000本の木があり、りんご狩りは売店で試食をしてからりんご狩りを楽しむシステムです。好きなりんごを選んで収穫し、取った分はすべて購入となります。「さんさ」という品種が一番早くできるりんごで、2023年は8月初旬から直売所で販売しています。
「さんさ」は、酸味と甘みのバランスがよくシャリシャリした食感のりんごです。収穫体験も可能ですが、量が少ないため早期に終了する場合も。農園のサイトやFacebookで最新情報をチェックしてからおでかけしてくださいね。
「長沼りんご園」のおすすめ寄り道スポット
【牛久大仏】
「長沼りんご園」から車で10分弱の場所にある「牛久大仏」は、「世界一の大きさのブロンズ製仏像」としてギネスにも認定されている大仏さま。日曜、祝日には、ふれあい動物園で、ひよこや羊、陸ガメ、メンフクロウなどいろいろな動物を見ることができます。休憩スペースやお花畑の広場、遊具も置いてあるので、のんびり過ごせますよ。
■長沼りんご園
所在地:茨城県牛久市島田町1499-1
開催期間:2023年9月中旬〜 ※「さんさ」は2023年8月3日〜
営業時間:10:00〜16:30
定休日:金曜
予約:不要
アクセス:
【車】
・牛久市中心部から約10km、約20分
・ひたち野うしく中心部から約10km、約20分
・圏央道「あみ東IC」から約4km、約10分
料金システム:
入園料+収穫したりんご買い上げ
【入園料】大人350円、小学生250円、幼児無料
【りんご料金】1kg当たり 540円 ※普通サイズで3〜4個
おもな品種と収穫時期:
【9月下旬】世界一、黄王、紅玉、秋映、早生ふじ
【10月上旬】紅玉、秋映、早生ふじ、ジョナゴールド、陸奥
【10月中旬】紅玉、秋映、陸奥、陽光、シナノゴールド
【10月下旬】陽光、名月、王林、シナノゴールド、あいかの香り
【11月以降】名月、ふじ
駐車場:あり(無料)
荒牧りんご園【栃木県宇都宮市】
宇都宮市の北部、日光街道に面する関東地方では随一の経営規模を誇るりんご農園です。1948年から約20数種類の品種を栽培し続けています。
車なら「川口JCT」から1時間30分〜2時間ほどで、日光宇都宮道路「篠井IC」を下りてすぐのところにあります。
保存料など一切なし、本物の純粋100%りんごジュースも人気!
りんご狩りは予約不要の入園無料で、摘み取ったりんごを1kgあたり600円〜で買い取るシステムです。「荒牧りんご園」は、太陽の光がよく当たるよう一般のりんごの木より高くなるようりんごを栽培しています。はしごを使って高いところに登るのが苦手な人は、スタッフに取ってもらえますよ。
品種ごとの特徴や収穫状況は、時期になると公式サイトで更新されるのでチェックしてくださいね。水、糖類、保存料などを一切加えない、完熟りんごをそのまま搾汁した純粋100%のりんごジュースも大人気。ギフト用にもおすすめです。
「荒牧りんご園」のおすすめ寄り道スポット
【宇都宮動物園】
「荒牧りんご園」から車で約10分の場所にある「宇都宮動物園」は、ライオンやベンガルトラといった猛獣類から、タヌキやアライグマなどの小獣類まで、全90種類400点の動物が展示されています。エサやり体験や、小動物のふれあいも楽しめますよ。敷地内には遊園地もあり、観覧車やメリーゴーランドでたっぷり遊べます。
■荒牧りんご園
所在地:栃木県宇都宮市石那田町416
開催期間:
【りんご狩り】9月上旬〜11月下旬
【りんご直売】9月上旬〜翌年5月上旬
営業時間:8:30〜17:30
定休日:要問合せ
予約:不要 ※20名以上の場合は要事前連絡
アクセス:【車】日光宇都宮道路「篠井IC」から約1分
料金システム:
入園無料、収穫したりんご買い上げ
【りんご料金】1kgあたり600円〜
おもな品種と収穫時期:
つがる、秋映、さんさ、シナノスイート、ファーストレディ、紅玉、陽光、涼香、名月、早生ふじ、王林、昴林、あいかの香り、相伝ふじ、こうこう、スターキング、ふじ
※りんご狩り不可(直売のみ)の品種あり
駐車場:あり(無料)
手塚郁夫りんご園【栃木県矢板市】
「手塚郁夫りんご園」は、栃木県内一のりんご栽培面積を誇る矢板市にあります。9月上旬〜11月下旬までりんご狩りを楽しめ、つがる、千秋、ジョナゴールド、陽光、ふじなど種類も豊富です。
矢板のりんご栽培の特徴は、果実を樹の上で完熟させる「樹上完熟」。各りんご園か道の駅などの一部の直売所で購入できます。
「手塚郁夫りんご園」へは、車なら「川口JCT」から1時間30分〜2時間ほど。東北自動車道「矢板北PA」のスマートICで下りれば約5分で到着します。
糖度アップ! こだわりの「葉とらずりんご」
りんご栽培では通常、果実に色ムラができないよう葉を摘み取ってしまうことがほとんど。しかし、葉を取らないことにより、特に「ふじ」などのデリシャス系の品種では糖度が増した甘みのあるりんごを作ることができるのだとか。「手塚郁夫りんご園」のこだわりの栽培環境については、公式サイトでも詳しく確認できますよ。
「手塚郁夫りんご園」のおすすめ寄り道スポット
【那須 千本松牧場】
「手塚郁夫りんご園」から車で22分ほどの場所にある「那須 千本松牧場」は、動物とのふれあいや多くのアクティビティも楽しめる観光牧場です。ジンギスカンやお蕎麦、定番のソフトクリームなどのグルメも堪能できますよ。
■手塚郁夫りんご園
所在地:栃木県矢板市長井952
開催期間:9月上旬〜11月下旬
営業時間:9:00〜17:00
定休日:要問合せ
予約:不要
アクセス:
【車】
東北自動車道「矢板IC」から約15〜20分
矢板北PA(スマートIC)から約5分
料金システム:
入園料+収穫したりんご買い上げ
【入園料】小学生以上330円
【りんご料金】1kgあたり600円
おもな品種と収穫時期:
【9月上旬】さんさ
【9月中旬】シナノドルチェ、ひめかみ、トキ、相伝ふじ
【9月下旬】秋陽、昴林、ひろさきふじ、ジョナゴールド
【10月上旬】秋映、紅玉、シナノスイート
【10月中旬】清明、陽光
【10月下旬】名月
【11月以降】青林、はるか、サンふじ
駐車場:あり
滝沢りんご園【群馬県沼田市】
群馬県沼田市は、名峰谷川岳、上州武尊山、赤城山を望む沼田台地で標高約520mにあり、朝夕の寒暖の差が大きくりんご栽培に適した立地条件にあります。沼田市に数多くあるりんご園のなかでも、ピクニックができるりんご園としてファミリーに人気な「滝沢りんご園」。化学肥料は使用せずに有機肥料のみで生産し、安い・安全をモットーにしています。
車で行く場合は「練馬IC」から2時間前後。関越自動車道「沼田IC」からは約7分で到着します。
「沼田ピクニック」でおしゃれなりんご狩り♪
「沼田ピクニック」とは、りんご狩りに訪れた人が、手ぶらで気軽にピクニックを楽しめるサービスのこと。りんご狩りをもっと楽しんでもらえるようにと農家さんの熱い思いから誕生しました。「滝沢りんご園」でもこのサービスが利用できます(要予約)。真っ赤なりんごが実る木の下でのんびり過ごして、SNS映えするおしゃれなりんご狩りが楽しめますよ。
入園時間の制限もなく、お弁当の持ち込みもペット同伴でもOK。自由に過ごせるのもうれしいポイントです。
「滝沢りんご園」のおすすめ寄り道スポット
【吹割渓谷】
「滝沢りんご園」から車で約16分の場所にある「吹割渓谷」。「天然記念物および名勝」に指定されている「吹割の滝」は、高さ7m、幅30mもあり、轟々と落ち、飛び散る水の様子を例えて、「東洋のナイアガラ」と呼ばれています。周辺は遊歩道が整備されていて、「鱒飛の滝」「獅子岩」「般若岩」などの珍しい景観を楽しめますよ。
■滝沢りんご園
所在地:群馬県沼田市白沢町上古語父255
開催期間:9〜11月頃
営業時間:9:00〜17:00
定休日:シーズン中無休
予約:事前予約推奨。土日祝は駐車場が満車になる時間帯あり(予約優先)
アクセス:【車】関越自動車道「沼田IC」から日光方面へ8分
料金システム:
入園料+収穫したりんご買い上げ
【入園料】大人(中学生以上)500円、子供(3歳〜小学生)400円、2歳以下無料
【りんご料金】1kg当たり600〜700円
おもな品種と収穫時期:
【9月上旬】つがる
【9月下旬】あかぎ
【10月上旬】紅玉
【10月中旬】陽光
【11月以降】ぐんま名月(完全予約制)、新世界、サンふじ
駐車場:あり(無料)
染谷りんご園【群馬県沼田市】
群馬県沼田市にあるアットホームなりんご園です。昭和29年に植樹されたりんごの木は今なお現役で、毎年美味しいりんごをたわわに実らせています。
車なら「練馬IC」から約2時間で到着します。
りんごの品種が豊富なのは10月下旬
現在栽培されているりんごは、つがる、ふじ、王林、ぐんま名月など。りんご狩りは9月〜11月まで、各時期の旬の品種を食べ放題で楽しめます。「いろんな品種を味わいたい」という人は、一番品種が豊富にそろっている10月下旬がおすすめです(生育状況に異なる場合も)。時間制限がないので、あせらずじっくりとより甘くて美味しいりんごを探しましょう!
自園の紅玉のみを使用した「紅玉ジャム」や、すりおろした果肉入りの「すりおろし林檎じゅうす」などの加工品も要チェックです。「染谷りんご園」のLINE登録をすると、りんご狩りや販売品種などの最新情報が確認できますよ。
「染谷りんご園」のおすすめ寄り道スポット
【道の駅 あぐりーむ昭和】
「染谷りんご園」から車で20分ほどの場所にある「道の駅 あぐりーむ昭和」は、群馬県利根郡の昭和村の中心に位置する道の駅。農産物直売所の「旬菜館」では、新鮮な高原野菜や農産物加工品がずらりと並んでいます。敷地内には足湯の設備を備え、歩き疲れた足を優しく癒せますよ♪
■染谷りんご園
所在地:群馬県沼田市久屋原69-1
開催期間:9〜11月
営業時間:9:00〜17:00
定休日:シーズン中無休
予約:不要
アクセス:
【車】関越自動車道「沼田IC」から5分
【電車】JR上越線沼田駅下車。関越交通バス鎌田行きまたは戸倉・大清水・丸沼スキー場行きにて上久屋町へ(20分)→バス停より徒歩5分
料金システム:
入園料+収穫したりんご買い上げ
【入園料】大人500円、子供400円、未就園児無料
【りんご料金】1kg当たり500円〜600円ほど
おもな品種と収穫時期:
【9月上旬】つがる、おぜの紅
【9月下旬】あかぎ、秋映、紅玉
【10月上旬】シナノスイート
【10月中旬】陽光、シナノゴールド
【10月下旬】ぐんま名月、ふじ
【11月以降】ふじ
駐車場:あり(無料)
真田りんご園【群馬県沼田市】
群馬県沼田市にある「真田りんご園」は広い園内に、約2,000本ものりんごの木が栽培されています。りんご畑は子供でもりんごに手が届く「低樹高わい化栽培」で、なっているりんごを間近で見ることができますよ。
休憩所がありお弁当の持ち込みもOK。小さい子供連れでも安心して楽しめます♪
代表的な品種のほかにも、珍しいりんごや新しい品種がある場合も。訪れる前に農園のサイトやインスタグラムを確認するのがおすすめです。
入園料無料のクーポン券を印刷して行こう!
2023年8月現在、「真田りんご園」公式サイトにて入園料無料のクーポン券が掲載されています。シーズン中有効で1枚で5人まで対象になりますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
「真田りんご園」のおすすめ寄り道スポット
【南郷の曲屋】
「真田りんご園」から車で30分ほどの場所にある「南郷の曲屋」は、県内では珍しいかやぶき屋根の曲屋形式の民家で、市の重要文化財として指定されています。「南郷の曲屋」では、古民家で楽しめる体験メニューを実施。 地場産野菜を使った「おやき作り」や「そば打ち」をはじめ、さまざまなメニューが用意されています。 足湯も敷地内にありますよ。
■真田りんご園
所在地:群馬県沼田市中発知町1248
開催期間:9〜11月
営業時間:9:00〜17:00 ※土休日は18:00頃まで
定休日:
予約:不要
アクセス:
【車】関越自動車道「沼田IC」から約10分(「練馬IC」から約2時間)
【電車】
・JR上越線「沼田駅」からタクシーで約20分または路線バスで約40分
・JR上越新幹線「上毛高原駅」からタクシーで約30分
※送迎応相談
料金システム:【入園料】大人500円、子供400円+買取り式
おもな品種と収穫時期:
【9月上旬】つがる、おぜの紅
【9月下旬】あかぎ、秋映
【10月上旬】紅鶴
【10月中旬】紅玉、陽光
【10月下旬】新世界、王林
【11月以降】スリムレッド、ぐんま名月、ふじ
駐車場:あり
見晴し園【山梨県笛吹市】
フルーツ王国・山梨県の笛吹市にある「見晴し園」は、広々とした園内で桃、ぶどう、いちご、りんごが栽培され、1年中いつ来てもフルーツ狩りが楽しめます。りんご狩りは、40分間もぎ取り食べ放題のシステム。畑では何個でも食べることができ、別途有料で持ち出しも可能です。
車で行く場合は「八王子IC」から約1時間。中央自動車道「勝沼IC」を下りて5分ほどです。
りんご・桃・ぶどう♪ 夢の「W狩り」!
夏と秋は、桃、りんご、ぶどうが収穫できるシーズンになります。あれもこれも楽しみたい人におすすめなのが「W狩り」コース! ふたつの種類のフルーツを1日で満喫できる、よくばりなコースで、季節によって、桃、りんご、ぶどうのうち2つを選べますよ。秋は、1年間の最後を締めくくる、秋の王道W狩りがおすすめ。ぶどうは「甲州ぶどう」などが収穫できます。
「見晴し園」のおすすめ寄り道スポット
【桔梗信玄餅工場テーマパーク】
「見晴し園」から車で10分ほどの場所にある「桔梗信玄餅工場テーマパーク」。山梨を代表するお菓子「桔梗信玄餅」の製造工程が見られる工場見学や、お菓子の包装体験ができます。
大人気の「信玄餅詰め放題」は、朝早くから整理券が配布され、早々に発券終了となることが多いので、公式サイトなどで事前に下調べすることをおすすめします。
■見晴し園
所在地:山梨県笛吹市一宮町土塚240
開催期間:10月下旬〜11月下旬
営業時間:8:00〜17:00 (入園受付16:00まで)
定休日:
予約:必要
アクセス:
【車】中央自動車道「一宮・御坂IC」から約5分
料金システム:
【りんご】40分間 もぎ取り食べ放題
大人1,000円、子供(4歳〜11歳)850円、3歳未満無料
【W狩り】りんご&ぶどう 40分間 もぎ取り食べ放題
大人1,800円、子供(4歳〜11歳)1,550円、3歳未満無料
おもな品種と収穫時期:ふじ、名月など
駐車場:あり(無料)
中込農園【山梨県南アルプス市】
「中込農園」は、山梨県南アルプス市にある観光農園です。すぐ隣には、日本三大堰の一つに指定されている徳島堰があり、その水路と並行して40kmも続く桜並木があります。富士山、八ヶ岳、南アルプスに囲まれていて景観も見事です。
車で行く場合は「八王子IC」から1時間30分ほど。中部横断自動車道「白根IC」から約7分のところにあります。
山梨ならではのフルーツ三昧が叶う!
「中込農園」では、桃、さくらんぼ、ぶどう、梨、りんご、柿といったさまざまなフルーツ狩りを楽しめます。収穫時期が重なっているフルーツは、セットコースを受け付けているものもあり、フルーツ三昧を堪能できますよ。
フルーツ狩りは、オンラインで事前予約がおすすめです。当日の場合は、電話で空き状況を確認してから向かいましょう。
「中込農園」のおすすめ寄り道スポット
【御岳昇仙峡】
「中込農園」から車で40分ほどの場所にある「御岳昇仙峡」は、全国観光地百選・渓谷の部第1位に選ばれた名勝。全長5kmにもおよぶ一帯には、仙娥滝・大滝といった滝のほか、石門や長潭橋など見どころが多数。「らくだ岩」「猫岩」「人面岩」といったおもしろい岩が点在しているため、子供と一緒に探してみるのも一興です。
■中込農園
所在地:山梨県南アルプス市飯野2281-1
開催期間:2023年は10月1日〜11月26日の開催予定。11月は土・日曜、祝日のみ開催
営業時間:【6〜9月】9:00〜17:00【10〜11月】10:00〜16:00
定休日:シーズン中無休
予約:予約推奨
アクセス:
【車】中央道「白根IC」から約3分
【電車】JR「竜王駅」または「塩崎駅」から車で20分
料金システム:
【りんご狩りコース】60分間食べ放題
3歳以上1,000円(りんごお土産3個付き)
【りんご狩り+梨狩りセットコース 】時間・個数制限なし
小学生以上2,000円、3歳〜6歳1,000円
【りんご狩り+梨狩り】60分間食べ放題
小学生以上1,500円、3歳〜6歳800円
※全コース、3歳未満は無料
おもな品種と収穫時期:
【9月下旬】新世界
【10月上旬】新世界、王林
【10月中旬以降】ふじ
駐車場:あり(無料)
採ったばかりの新鮮なりんごをその場で食べられるのは、りんご狩りならではの楽しみです。完熟したりんごのジューシーさは観光農園でなければ味わえませんよ。木になっているりんごを見たり、自分の手で摘み取る体験は、子供の食育にもつながりますね。
本記事では都内から日帰りで行きやすい農園をピックアップしたので、ぜひ家族でおでかけしてみてください。