87

リニューアルOPEN「あらかわ遊園」徹底レポ 料金&アクセスも!

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

東京都荒川区の「あらかわ遊園」が、3年4カ月間の大規模改修を終え、2022年4月21日(木)にリニューアルオープン! 大型アトラクションの多くが刷新され、「どうぶつ広場」にはカピバラやワラビー、アルパカなどのふれあい動物が仲間入りしました。

さらに室内遊び場や、ロングすべり台、大型複合遊具なども新設され、1日中たっぷり遊べます。

そこで今回は、同区内で子育て中の「いこレポ」編集スタッフが全エリアを体験取材! ママ目線で見どころ&おすすめポイントを紹介します。

※取材日:2022年4月19日(火)

もくじ

2022年ゴールデンウィーク特集をチェック!
都電荒川線沿線のおすすめスポットをチェック!
荒川区の「1日遊べる公園」はこちら!

「あらかわ遊園」とは?

荒川区立「あらかわ遊園」は、東京23区で唯一の公営遊園地。1922年(大正11年)に開園し、2022年で100年目を迎えます。

園内には日本一遅いジェットコースターやメリーゴーラウンド、ウサギやヤギとふれあえる「どうぶつ広場」などがあり、3世代にわたって愛されるのどかな遊園地です。

2018年12月から約30年ぶりの大規模リニューアルのため休園になっていましたが、3年4カ月にわたる改修工事で設備が一新されました。

【アクセス】最寄りの都電「荒川遊園地前駅」から徒歩4分

「あらかわ遊園」は、都電荒川線「荒川遊園地前駅」から徒歩約4分。都電を降りると、かわいいゲートが親子をお出迎え。同園のシンボルである観覧車をかたどったゲートも、2022年の春に完成しました。

イルミネーションやバラ、桜を眺めながら遊園地へ

ゲートから遊園地までは遊歩道(荒川遊園通り)を歩いていきます。この道には、2022年8月頃までにイルミネーションが施される予定です。

「季節ごとに電球の色を変更するなど、1年中イルミが楽しめる場所にしたいと考えています」(荒川区子ども家庭部荒川遊園課・野口正紀さん)

また、道沿いには桜の木が並び、例年春にはお花見を楽しむ家族の姿も。今回のリニューアルオープンを機に、芝生のエリアが広がりました。

「まだ養生中ですが、2023年の春には芝生でピクニックが楽しめると思います」(野口さん)

沿道の花壇にはもともとバラが植えられていましたが、新たな苗が植えられました。来年の春には、満開の桜やバラを眺めながら親子で散歩が楽しめるはず♪

無料エリアの公園もリニューアル

遊歩道の途中には小さな公園があり、有料の遊園地エリアとあわせてリニューアルしました。海賊気分で遊べる複合遊具とカラフルな複合遊具の2つがあります。

6種の大型アトラクションのうち5つがリニューアル!

遊園地に到着。入園料は大人800円、中学生400円、小学生200円、未就学児は無料。ほかに乗り物券とフリーパスがあります

今回のリニューアルで、6つある大型遊具のうち、「ファミリーコースター」以外の5種が新しくなりました。

あらかわ遊園のシンボル「観覧車」が高さ約40mに!

なかでも目玉となるのが、「のりもの広場」の中央にある「観覧車」です。高さが約40mになり、より遠くまで見渡せるようになりました。

全7色・28台のゴンドラのうち4台は床も透明で、360度の景色が楽しめます。私が乗ったのは奥の黄色いゴンドラでした。

いざ上空へ出発!

晴れた日には「サンシャイン60」や「東京スカイツリー」、空気が澄んでいれば富士山も望めますよ♪

クーラーや座席ヒーターも完備され、約9分間の空の旅はとっても快適でした。

水鉄砲で白熱!「ウォーターシューティングライド」が新登場

続いて「コーヒーカップ」があった場所にできた、新アトラクション「ウォーターシューティングライド」へ。

はしご車をイメージした乗り物が上下するスリルを味わいながら、タワーに描かれた炎めがけて水を発射! 穴のなかに溜まった水の量で点数が加算されます。

約2分半の間に60点以上、全車両のなかで1位になると、乗り物が最も高い位置まで上昇! 優勝のファンファーレが鳴り響きます。

2人乗りなので、親子で力を合わせて高得点を狙いましょう!

イルカや恐竜に乗れる「メリーゴーラウンド」

新しい「メリーゴーラウンド」は、木馬と馬車だけでなく、パンダやイルカ、恐竜にも乗ることができます。

「『どれに乗ろうか』と、乗る前から子供たちがワクワクできるものになりました」(野口さん)

お目当ての乗り物に駆け寄る子供たちの姿が目に浮かびますね♪

人気の「スカイサイクル」「豆汽車」もバージョンアップ

「スカイサイクル」は、電動アシスト付きに刷新。スイスイと漕ぎやすく快適です。「のりもの広場」を1周する空中サイクリングは、開放感たっぷりでした。

小さな子供に大人気の「豆汽車」。観覧車やメリーゴーラウンドと同様、赤ちゃんと一緒に楽しめます。

汽笛が鳴ると間もなく、出発進行〜! 「シュッシュ」という蒸気の音が気分を盛り上げます。

「どうぶつ広場」を1周しながら間近に動物を見ることができるので、子供も大人もテンションが上がること間違いなし♪

そのほか、日本一遅いジェットコースターを自称する「ファミリーコースター」もオーバーホールされ、イモムシの車体がピカピカになっていました。

約20種の動物と出会える「どうぶつ広場」

ふれあいやエサやりができるミニ動物園「どうぶつ広場」は、園内のつくりが一新され、猛禽類やアルパカなど新たな動物が仲間入り。約20種の動物たちと写真撮影やふれあいが楽しめるようになりました。

ワラビーやアルパカ、カピバラともふれあえる!

広場のアイドル、カピバラの親子にもエサやりができるようになりました。ふだんはのんびりムードですが…。

エサを差し出すといっせいに集まってきます。なんとも愛嬌のある表情で、あっという間に食べてしまいました。

ワラビーは広場の奥にいたため徒歩では近寄れませんでしたが、「豆汽車」からはよく見えました。今後、エサやりもできるようになるそうです。

2022年1月生まれのヤギ、3月生まれのヒツジへの哺乳体験も予定されています。体験システムが整ってからとのことですが、始まるのが楽しみですね♪

小さな子供に大人気のウサギやモルモットともふれあえますよ。

猛禽類とのフォトスポットが新登場!

フクロウやミミズクなどがのんびりと暮らすコーナーも誕生。一緒に記念撮影を楽しみましょう。

チャーミングなミーアキャットも展示エリアがリニューアル。クルクルと走り回ったり立ち上がったりと、愛くるしい姿をたくさん見せてくれます。

「ポニー乗馬体験」は1日3回実施

新しくなった馬場では、ポニー乗馬サービスも実施(対象:4歳〜10歳)。開催は1日3回、入園口で受け付けています。

雨の日も満足♪室内遊び場「わくわくパーク」

リニューアルの大きな目玉の1つとして、約200平方メートルの室内遊技場が「わくわくパーク」に誕生。雨天や猛暑の日にも遊園地を訪れたくなる、充実の施設です。

6カ月〜12歳までの遊びが盛りだくさん!

場所は「わくわくハウス」の2階。階段の下にベビーカー置き場があります。

メインとなるのが、大型遊具「リバーブリッジ」。屋外でも使用できる耐久性が高く頑丈な遊具で、子供が大はしゃぎで遊べる仕掛けが満載です(3歳以上対象)。

ボルダリング感覚で壁に登って遊ぶ「スカイウォーク」。3歳から挑戦できます。

赤ちゃん専用の「ベビーエリア」やおままごと、工作コーナーも

赤ちゃんが安心して遊べる「ベビーラウンジ」も完備。知育玩具や木製玩具が充実しています。

おままごとコーナーは木の温もりあふれる空間。親子が穏やかな気持ちで遊べそうですね。

さまざまな材料や道具がそろう工作コーナーも。ワークショップも開催される予定です。

ほかにも遊びの種類が豊富にそろい、子供の関心や興味に応じて選べるのがうれしいですね。

「ロングすべり台」「複合遊具」「ふわふわドーム」が登場!

芝生広場には「ロングすべり台」と「複合遊具」ができました。

すべり台の下は階段状の芝生になっているので、座ってピクニックするのも楽しそう。

大型複合遊具には、すべり台や上り棒など体を動かして遊べる仕掛けがいっぱいです。

跳びはねたりすべったりして遊べる「ふわふわドーム」も。ベンチに座って子供たちを見守れるのもうれしいポイントです。

アンパンマン&ポケモンも!種類豊富な「バッテリーカー」

小さな子供用に、コインを入れて遊ぶ小型遊具もいっぱい。エリアは「ふわふわドーム」を挟んで2カ所あります。

ドラえもん、トーマス、アンパンマンなど人気キャラクターがいっぱい。子供が大好きなキャラクターにきっと出会えますよ。

手ぶらで金魚釣り♪「釣り堀(金魚の池)」

昔からファンの多い「釣り堀」も健在。以前はコイやヘラブナがいましたが、金魚釣り専用の池にリニューアルしました。同園スタッフによると、「10cm程度の大きな金魚もいるんですよ」とのこと。

利用の際は、安全のため子供用のライフジャケットを貸し出してくれます。

都電車両カフェにコッペパンショップも!ランチ&休憩スポットが充実

飲食施設は園内に3カ所。自宅からお弁当などを持ち込むこともできます。

「一球さん号(カフェ193)」

入園ゲートのすぐ左に展示されていた都電車両がカフェに生まれ変わりました。

車内席とテラス席があり、子供の機嫌や天気によって使い分けできます。

ポップコーンやかき氷、ドリンク類のほか、電車のつり革をモチーフにした「カタカタつりわパン」(270円)、地元で愛される「都電もなか」(5個1,050円)などのお土産も販売しています。

100席の休憩スペース「もぐもぐハウス」

「もぐもぐハウス」は1階が売店、2階が休憩スペースです。売店は外と中の2カ所にあり、外ではソフトクリームやかき氷、ドリンク類、「もんじゃポテコロ」などの軽食を販売。

屋内の売店では、お弁当や焼きそばのほか、同園のオリジナルグッズも購入できます。イモムシコースターの顔がプリントされたTシャツやマグカップを、親子でおそろいにするのもおすすめ!

2階はゆったりとしたフリースペース。隅田川や園内の景色を眺めながら、休憩できます。

電子レンジやウォーターサーバーは自由に利用できます。自宅からランチやおやつを持ち込んでもOKですよ。

「わくわくハウス」内の「コッペぱんクック」

室内あそび場「わくわくパーク」の1階には「コッペぱんクック」と休憩スペースを併設。たまごコッペなどの食事系から、クリームをはさんだスイーツ系までさまざまなコッペパンが味わえます。

館内の休憩スペースは「しばふ広場」に面しています。外遊びに疲れたら、ここでリフレッシュしましょう♪

1年中いつでも水遊びができるせせらぎも!

入園ゲート左手には「水あそび広場」があり、入園料だけで利用できます。1年を通じて利用できるのが魅力。初夏から秋まで、暑い日に重宝するスポットです。

乗り物好きなら「ふれあいハウス」をチェック!

「ふれあいハウス」1階の「下町都電ミニ資料館」は、乗り物好きな子供が喜ぶ穴場スポット。

都電車両の展示、「あらかわ遊園」周辺の昔と今を再現したジオラマがあり、大人もつい時間を忘れて見入ってしまいます

都電を模した左の小部屋では、Nゲージ模型を運転して遊べますよ。

ベビールーム4室にオムツ専用のダストボックスを設置

ベビールームには、授乳用の個室を完備。電子レンジや温水器はもちろん、オムツ専用のダストボックスも設置されています。使用済みオムツを持ち帰らなくていいのは助かりますよね。

バリアフリートイレも5室あり、小さな子供連れでも安心です。

レトロで懐かしい雰囲気はそのままに、快適さと新しい遊びが加わった「あらかわ遊園」。ぜひ親子でおでかけしてみてください。

■あらかわ遊園
所在地:東京都荒川区西尾久6-35-11
料金:
【入園料】大人800円、中学生400円、小学生200円、未就学児無料
【フリーパス】大人1,800円、中学生1,000円、小学生700円、3歳〜小学生未満500円、2歳以下無料
※フリーパスには入園料、コイン式小型遊具以外の乗り物乗り放題、「わくわくパーク」の利用料が含まれます
開園時間:9:00〜17:00(夜間開園日は20時まで)、「どうぶつ広場」10:00〜15:30
休園日:火曜(学校の春・夏・冬休み期間は無休)、年末年始(12月29日〜1月1日)
※当面の間、公式サイトからの予約制
※5月9日〜6月末は土日のみ予約制

予約の詳細はこちら
2022年ゴールデンウィーク特集をチェック!
都電荒川線沿線のおすすめスポットをチェック!
荒川区の「1日遊べる公園」はこちら!
この記事をあとで読む
87
お気に入りの記事や、あとで読みたい記事を保存できるよ!