2016年7月2日（土）〜10月10日（月・祝）の期間、日本科学未来館にて企画展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」が開催されます！ その気になる展示内容を紹介します。
現代でも活かせる忍者の知識や知恵を学ぶ！
映画やアニメなど世界中で愛されている「忍者」。その実態を今に伝える資料は決して豊富ではなく、未だ謎に満ちています。本展は、最新の史料研究や科学的アプローチによって「真実の忍者」の姿を明らかにし、現代でも活かすことのできる忍者の知識や知恵を楽しく学ぶ企画展です。
「真実の忍者」を追求する展示と体験はこちら！
同展では「心・技・体」の３つの修行ステージで実際に体を動かして忍者修行を体験できるほか、貴重な忍術書や漫画、小説などを展示する「忍者研究室」も展開されます。
忍者研究室
漫画、アニメ、映画、小説などさまざまなメディアで展開する忍者の姿が紹介されていると共に、江戸時代の忍術書「万川集海（まんせんしゅうかい）」などの史料や忍者年表を手掛かりに「真実の忍者」の姿に迫ります。
心・技・体ー3つの修行体験
＜その1：体をきたえよ＞
現代の古武術に伝わる「抜き」動作など、忍者の基本的な体の動かし方を学びます。ここでは、忍者の歩き方や走り方の修行体験をはじめ、3メートル先の的をねらう手裏剣打ち、さらには視覚や聴覚、嗅覚、触覚などの感覚をきたえる修業を体験できます。また、スポーツ科学、脳科学の観点から、これらの修業が科学的にも紹介されています。
【主な修行体験】
「忍び足」で歩く、なんば歩き、跳躍力をきたえる手裏剣を打つ、五感をきたえる
＜その2：技をきわめよ＞
忍者は任務をこなすためにさまざまな技や知識を持ち、道具や武器、薬を扱っていました。また、忍者の天気・方位・地形の読み方は科学的にも正しいものだったと言われています。
ここでは、潜入や情報収集のための変装術や隠形術、得た情報を伝えるための伝達術、情報を持ち帰るための記憶術など、多岐にわたる総合的な技が紹介されていると共に、実際にこれらの技について修行体験をすることができます。
【主な修行体験】
天気を読む、道を教える、身を隠す、時間を知る、情報を聴きとる、情報を伝える
＜その3：心をみがけ＞
手を組合わせて真言を唱える忍者の動作（＝「印を結ぶ」）による精神安定効果が脳波実験で明らかになったそうです。ここでは、印をはじめ、忍者の呼吸法や瞑想など、集中力を高める精神統一の手段が紹介されています。
会場の特別映像にあわせて「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」の9つの印を結び、忍者が大切な場面で力を発揮するために行っていた心の準備を体験することができます。
【主な修行体験】
印を結ぶ、呼吸・瞑想
参加した全員に「忍者認定証」を授与！
体験を楽しんだ後には、本展に参加した全員を対象に日本忍者協議会公認の「忍者認定証」が与えられます。
知識と体験の両面で忍者について学ぶ本展。親子で楽しみながら、忍者の多種多様な知識や知恵に触れることで、これからの時代をたくましく生き抜く力を身につける機会になるでしょう。
