3

動物が生き生き暮らす「井の頭自然文化園」 親子向けエリア紹介

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

東京都武蔵野市と三鷹市にまたがる「井の頭自然文化園」は、都心からアクセス抜群の動物園。緑あふれる園内では、遠足やピクニックをする親子も多く、憩いの場としても親しまれています。モルモットのふれあいをはじめ、哺乳類、鳥類、水生生物など、さまざまな動物が自然の中で生き生きと暮らす様子を間近で観察できるのが魅力です。また、ミニ遊園地や資料館などもあり、家族で1日遊べます。

今回は、親子におすすめのエリアや生き物をピックアップして紹介します。

もくじ

井の頭自然文化園ってこんなところ!

吉祥寺駅から徒歩10分の好アクセスと豊かな自然が魅力の井の頭自然文化園は、2018年で開園76年目を迎えた歴史ある動物園です。動物園(本園)と水生物園(分園)で構成され、日本に生息する生き物を中心に、約170種4,000点が飼育されています。吉祥寺の街から近いにも関わらず、豊かな自然をたっぷり感じられるスポットです。

動物園(本園)では、ツシマヤマネコ、ニホンカモシカなど日本に生息する哺乳類や鳥類を中心に、フェネック、カピバラ、ペンギンなど外国の生き物にも出会えます。なかでも、たくさんのニホンリスが間近で見られる「リスの小径」は子どもから大人まで大人気! 

ほかにも、絵本コーナーや特設展コーナーがある「資料館」、北村西望氏の作品が見られる「彫刻園」、スポーツランド(ミニ遊園地)、ブランコなどの遊具で遊べる広場など、親子でプラスアルファの楽しみも味わえます。

水生物園(分園)は、豊かな緑と井の頭池に囲まれ、屋外では、鳥類が展示されています。また、多様な水生物が展示された水生物館もあり、見どころ満載です。

【営業時間】9:30〜17:00(入園および入園券の販売は16:00まで)
【休園日】月曜日、年末年始(12月29日から1月1日)
※月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日
【入園料】小学生以下無料、中学生150円、高校生以上400円、65歳以上200円。
※都内在住・在学の中学生は無料(生徒手帳の提示が必要)、65歳以上は証明できるものが必要
【無料公開日】みどりの日(5月4日)、開園記念日(5月17日)、都民の日(10月1日)

【親子におすすめのエリア1】自然の中で暮らすニホンリスが間近で見られる

「リスの小径」では、たくさんの木々や小川が流れ、自然の中で暮らす約50匹のニホンリスを間近で見られます。目の前をすばやく横切ったり、木に登ったり降りたりする姿に、大人も子どもも大興奮!

午前中の「動物たちのエサの時間」も必見です! エサを待ちきれずに、飼育係が手にしたエサ皿に乗って食べるちゃっかり者や、脇目も振らず一心不乱に食べる食いしん坊、クルミをガリガリと食べる器用なリスなど、愛らしい姿に大人も子どもも釘付けです!

4月から8月ごろには、巣箱からひょっこり顔を出すかわいい子リスが見られるかも!?  夏と冬では異なる毛の長さや色合いにも注目です。リスが生き生きと暮らす中で、耳を澄ませたり目を凝らしたり、いつの間にか癒やされる時間を過ごせます。

【親子におすすめのエリア2】子どもに大人気! ふわふわのモルモットにふれよう!

モルモットふれあいコーナーも人気のスポット。白や茶色、グレーなどさまざまな毛色のモルモットのふわふわした感触に子どもは大喜び! おとなしいモルモットとのふれあいは、小さな子どもも安心して楽しめますよ。

モルモットを抱っこするときは、声をかけながら両手でそっとお腹に手を入れて包み込むようにしてあげるといいそうです。椅子に座ったら膝の上に乗せて、毛並みにそって優しく背中をなでてあげましょう。間近で見られるモルモットをじっくり観察しながら、お気に入りの1匹を見つけてください。

【親子におすすめのエリア3】生き物探しを楽しもう! 自然を活かした「いきもの広場」

森を切り取ったような自然満載の「いきもの広場」も子どもにおすすめです。林や池などの自然が豊富な広場には、さまざまな生き物が集まります。ここでは、スタッフにアドバイスをもらいながら生き物探しができる「いきもの広場で遊ぼう」イベントを、日曜日の11時から1時間限定で開催しています。

木の葉についたアゲハチョウの幼虫、大きな石に隠れているトカゲ、池の浅瀬で動き回るヤゴなど、都会ではなかなか見られなくなった生き物を観察したり、捕まえたりすることができます。季節ごとに出会える生き物は変わるので、来るたびに新しい発見ができるのも魅力です。捕まえた生き物は、観察後に、同じ場所にそっともどしてあげましょう。

「いきもの広場」での体験を通して、普段から「ここにも生き物がいるかな?」と生き物に関する気づきや考えるきっかけになるかもしれませんね! 
※「いきもの広場で遊ぼう」は、4月から10月は毎週日曜日、11月から3月は第2日曜日のみ開催。

【親子におすすめのエリア4】淡水の水辺で暮らす生き物に会えるミニ水族館「水生物館」

本園から陸橋を渡ると、井の頭池に囲まれた水生物園(分園)があり、園内の「水生物館」では、魚類のほか、両生類、爬虫類、水生昆虫など淡水の生き物を中心に展示されています。

環境とともに変化した「井の頭池周辺の生き物や自然」を再現した過去と現在の2つの水槽もあり、親子で自然環境と生き物のつながりや変化などを知るきっかけにもなりますね。水槽前にステップが設置され、子どもが無理なく見られる配慮がうれしいですね。

水生物館入口には、ウグイやコイにさわれるタッチ水槽があります。すっと手を水中にいれると、勢いよく指にふれてきます! くすぐったい感覚に思わず声をあげてしまうかも! 5歳までの子どもは、無料でエサやり体験ができるので、ぜひ挑戦してくださいね。
※エサは数量限定になります。

館内のズラリと並んだ水槽では、名前こそ知っていても、普段あまり見る機会のない、ゲンゴロウやタガメなどの水生昆虫に出会えます。低い位置に水槽があるので、小さな子どもが背伸びすることなくじっくり観察できるのは大きなポイントです。

国の特別天然記念物のオオサンショウウオは、水槽内でじっとしてあまり動くことはありませんが、タイミングが良ければ、水面から鼻先を出して呼吸する様子も見られます。1m以上ある大きな体で、ゆったりと動く様子に、興味津々になる子どもも多いはず!

都心から近いとは思えないほどの豊かな自然が魅力の井の頭自然文化園。さまざまな動物とふれあえるのはもちろん、都内有数の桜や紅葉スポットでもあり、季節ごとに違った景色が見られる親子におすすめの動物園です。

※上記は、2018年9月取材時の情報です。

この記事をあとで読む
3
お気に入りの記事や、あとで読みたい記事を保存できるよ!