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海の生き物にふれる工夫満載「葛西臨海水族園」 見どころ全網羅

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東京湾に面したロケーション抜群の葛西臨海水族園は、クロマグロの群泳が見られることでも人気の水族館。日本をはじめ、世界の海に暮らすさまざまな生き物が展示されています。さらに、国内最大級の「ペンギンの生態」エリア、生き物にさわれる「しおだまり」水槽や「タッチンフィーリン」コーナーなど、趣向を凝らした展示も人気の理由です。

今回は、子どもと一緒に楽しめるエリアを厳選して紹介します。

もくじ

葛西臨海水族園ってこんなところ!

東京都江戸川区にある葛西臨海水族園は、1989年にオープンし、2019年に30周年を迎える人気の水族館。ひと際目を引くガラスドームの下には、約600種の生き物が展示されています。

クロマグロが回遊するドーナツ型の巨大水槽をはじめ、太平洋、インド洋、カリブ海、北極、南極など生息域ごとに構成された「世界の海」エリアなど、見どころが盛りだくさん。小笠原や伊豆七島など「東京の海」エリアもあり、多様な海の生き物を見られるのが魅力です。

また、潮の満ち引きが再現された「渚の生物」や海の生き物にさわれる「しおだまり」水槽など、子どもも楽しみながら学べる展示にも注目です。

さらに、屋外にある国内最大級の「ペンギンの生態」エリアでは、のびのびと過ごすペンギンの姿を見ることができます。

【営業時間】9:30〜17:00(入園および入園券の販売は16:00まで)
【休園日】水曜日、年末年始(12月29日〜翌年1月1日)
※水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日
【入園料】小学生以下無料、中学生以上250円、高校生以上700円、65歳以上350円。
※都内在住・在学の中学生は無料(生徒手帳の提示が必要)、65歳以上は証明できるものが必要
【無料公開日】みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)、開園記念日(10月10日)

【親子におすすめのエリア1】水槽を優雅に泳ぐクロマグロの群れ!

巨大な水槽で悠々と泳ぐクロマグロを見ると、その迫力に圧倒されます! 観覧席がいくつも設けられていて、水槽全体を見渡したり、すぐ近くで見たりできます。貴重なクロマグロの群れをさまざまな位置や角度から、親子でじっくり観察できるのでおすすめです。

スピーディに泳ぐクロマグロの姿や、キラキラ光に反射する様子、ヒレの動きなどに着目すると、いろいろな発見があるかもしれませんよ。より詳しく知りたい場合は、観覧席に設置されている映像を見たり、毎日開催されている解説イベントに参加したりするのがおすすめです。

【親子におすすめのエリア2】スタッフ常駐! 楽しむ工夫満載の「情報資料室」コーナー

「情報資料室」コーナーには、葛西臨海水族園で実際に展示されているサメ、マグロ、ペンギンなどの本や子ども向けの海の生き物に関する図鑑や絵本、生き物の生態が学べる映像など、さまざまな情報が収集されています。

約150万粒のクロマグロの卵、深海の掃除屋の異名を持つダイオウグソクムシ、深海ザメの歯型などの標本もあり、じっくり間近で観察できます。また、日替わりでさまざまな標本や生き物が見られたり、のぞき穴からエビの仲間の抜け殻を観察できたり、子どもがワクワクする工夫がたくさん!

スタッフが常駐しているので、いろいろな疑問やわからないことを、その場で聞けるのもポイントです。親子で生き物に関する理解を深めるには最適な場所です。

【親子におすすめのエリア3】驚きの巨大魚に会える「世界の海」エリア

「世界の海」エリアでは、太平洋、インド洋、カリブ海などに生息する海の生き物を水槽ごとに見られます。各水槽には、水温が表記されていたり、解説パネルがあったり、親子で学べるポイントが盛りだくさん。

なかでも注目は、南シナ海に生息する超巨大魚の「タマカイ」。1.5mほどの大きさがあり、グレーの体に白い斑点模様が特徴的です。ゆったり泳ぐ姿は貫禄たっぷりです!

同じく南シナ海に生息する巨大魚で、淡いブルーのグラデーションの体に突起した前頭部がチャーミングな「メガネモチノウオ」も人気です。岩場にへばりつくようにして動かないときは、子どもでも簡単に見つけられるチャンスです。同じ水槽内で種類の異なる生き物の外見や動きの違いを知るのも楽しいですね。

カラフルな魚、個性的な魚、細長い魚、全く動かない魚など、子どもと一緒に特徴を探して、お気に入りの海の生き物を探してみてはいかがでしょう。

同エリアにはほかにも、希少な深海生物や発光生物の展示、南極や北極のような冷たい水温が体感できるコーナーもあり、親子で1日楽しむことができます。

【親子におすすめのエリア4】サメやエイにさわれる「タッチンフィーリン」コーナー

サメやエイに関するガイドを聞いたりさわったりできる「タッチンフィーリン」は、子どもの好奇心をくすぐる人気のプログラムです。

「目や口はどこにあるかな?」など、スタッフによる解説をしっかりと聞いたうえで、エイやサメにさわれるので、より理解が深まりそうですね! 

参加無料の人気プログラムとあって、事前に整理券が必要です。整理券配布時間をチェックして、早めに入手するのがおすすめです。
※各回約15分、平日は午前6回、午後8回。土日祝日は午前6回、午後10回の実施。

【親子におすすめのエリア5】磯の生き物をじっくり観察&タッチ「しおだまり」水槽

潮の満ち引きがある岩場に暮らす海の生き物を間近でじっくり観察したり、さわったりできる「しおだまり」水槽。磯遊び感覚で子どもがワクワクできること間違いなし!

ヒトデ、ナマコ、ウニ、貝類などさまざまな生き物の違いや特徴を親子で探してみましょう。色、形、感触、動きに注目してみると、新しい発見があるはずですよ。

【親子におすすめのエリア6】趣向を凝らした開放的な展示! 「ペンギンの生態」エリア

子どもから大人まで人気のペンギン。屋外に設けられた国内最大級の展示エリアには、フンボルトペンギンや、フェアリーペンギンなど数種のペンギンに出会えます。水に浮かんで毛づくろいしたり、岩場でくつろいだりと、さまざまな行動を間近で見られます。

フンボルトペンギンの展示エリアには、下に降りられる階段が設けられ、水中で泳ぐ様子が見られるのもポイントです。時には、かわいい姿からは想像できないほどスピーディな泳ぎが見られます。

フンボルトペンギンの体長が約45cmなのに対し、フェアリーペンギンは約30cmと一回り小柄で、種類の違いを比較するのも楽しいですね! 赤ちゃんペンギンのような姿に癒やされること間違いなしです。

趣向を凝らした展示、海の生き物にさわれるプログラムなど、子どもから大人までワクワクできる水族園です。さまざまな体験をとおして、海の生き物をグッと身近に感じられる、親子におすすめのスポットです。

※上記は、2018年9月取材時の情報です。

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