蔵造りの建物が多い街並から「小江戸」とも称される川越は、子どもを連れてのお出かけ先としてもおすすめのエリアです。歴史を感じさせる景色を歩きながら、美しい桜を眺めたり、川越名物を食べ歩きしたりと徒歩やバスを使って観光が楽しめます。
今回は親子で川越を楽しむためのおすすめポイントを紹介していきます。
1.川越の年間のイベントを確認しよう
川越は神社や寺院が多いこともあり、年間を通じてお祭りが開かれることが多いエリアです。なかでも7月〜10月は毎月イベントが行われ、とくに8月の「小江戸川越花火大会」や10月の「川越まつり」は多くの観光客でにぎわいます。
春(3月〜5月)
3月下旬から5月上旬にかけて「小江戸川越春まつり」が開催されます。和船に乗って新河岸にある川桜を眺めたり、獅子舞や山車を見たりと時期によって内容が異なります。とくに5月3日〜5日の三連休はイベントが多く、盛り上がります。
夏(6月〜8月)
7月に行われる「川越百万灯夏まつり」は、色とりどりの提灯が街中に飾られる中、鎧武者たちが練り歩く「時代行列」や「みこし」などさまざまな催しが楽しめます。8月には安比奈親水公園で5,000発以上の花火が打ちあがる「小江戸川越花火大会」が実施されます。
秋(9月〜11月)
9月の敬老の日とその前日には「ほろ祭り」が古尾谷八幡神社で行われます。「ほろ」とは薄桃色の紙花の付いた竹ひごが入った背負いかごのこと。これを陣羽織姿の小学生低学年の男子が背負って、近所を挨拶回りをするお祭りで、埼玉県の県指定文化財になっています。
ほろを左に右に回転させる「ほろのお練り」や、14時ごろから境内で行われる獅子舞が見どころ。
10月には小江戸で最大級のイベント「川越まつり」が開催されます。昼間は人形や彫刻など、個性的な山車を見て回り、まつり囃子なども行われます。夜は提灯に明かりをつけた豪華な山車が、囃子の音楽と歓声と一体になりながら蔵造りの街を巡ります。
冬(12月〜2月)
1月3日には川越大師 喜多院で「初大師だるま市」が開催されます。参道には大小さまざまなサイズのだるまを売る露店が並びます。だるまの色は赤が基本ですが、金運上昇の黄色や恋愛成就のピンクなど特別な色のだるまも販売されます。
2.子連れにおすすめの人気スポットをチェック!
川越には昔ながらの屋上遊園地「丸広百貨店わんぱくランド」や小さな子ども向けのフィールドアスレチックがある「伊佐沼公園」など、子どもが喜ぶスポットが数多くあります。
そのほか「川越氷川神社」や「川越大師 喜多院」といった大きな神社仏閣や川越のシンボルである「時の鐘」などもあり、こちらを散策するのもおすすめです。
川越の親子に人気の観光スポット
- 丸広百貨店わんぱくランド
- 川越温泉 湯遊ランド
- 伊佐沼公園
- 菓子屋横丁
- 小江戸たのし処 川越体験工房 青い鳥
- 川越氷川神社
- 川越大師 喜多院
- 時の鐘
- 川越水上公園プール
3.川越の花見スポットをチェックしよう
川越の桜は3月の終わりごろから見ごろを迎えます。桜の名所として名高い「天台宗別格本山 中院」や「川越大師 喜多院」など、歴史ある寺院での花見や公園、川沿いにある桜の名所を紹介します。
4.赤ちゃんから幼児の子連れで行けるお出かけ先は?
都心からもアクセスしやすい距離にある川越は、赤ちゃんや幼児を連れて足を運びやすいところでもあります。レトロな雰囲気が残る屋上遊園地「丸広百貨店わんぱくランド」やキャンドル作りが楽しめる「川越体験工房 青い鳥」、「菓子屋横丁」など小さな子連れでも楽しめるスポットを紹介!
5.子連れにおすすめのランチとカフェスポットに行こう!
子連れでお出かけしたときに悩みのひとつが「どこでご飯を食べるか?」ですよね。炭火で焼いたパティを使ったハンバーグが食べられる「BurgerCafe honohono」や老舗醤油店が営むうどん屋「金笛うんとん処 春夏秋冬」など、味はもちろん子連れ歓迎のお店を集めました。
6.親子で川越の絶品スイーツを味わおう
川越は特産品のサツマイモや河越抹茶などを使ったスイーツが多いことでも知られています。100年以上続く老舗「龜屋本店」から、個性的なバームクーヘンが味わえる「cocoro baumkuchen」まで和洋ジャンル問わず人気のお店を厳選!
7.川越のおすすめの過ごし方! 食べ歩きを満喫
風情ある街並を散策しながら、親子で食べ歩きするのもおすすめです。大ぶりのサツマイモを大胆に縦にスライスしたおさつチップが食べられる「小江戸おさつ庵」をはじめ、焼きいもおにぎりの「翠扇亭」、ねこまんま焼きおにぎりの「中市本店」など、店頭で売られている絶品メニューの数々を紹介しています。
8.川越までのアクセス方法を確認!
川越観光は、川越駅と本川越駅を起点にすると便利です。市内を周遊している1日フリー乗車券付きの「小江戸名所めぐりバス」もあるので、電車で川越駅か本川越駅に向かって徒歩とバス移動で観光するのがおすすめ。
鉄道の場合
東京方面から川越駅に行く場合、池袋駅から東武東上線の急行で約30分、JR埼京線の快速でも約44分で到着できます。そのほか新宿駅や渋谷駅からも快速や直通運転を行っていて、約50分ほどの距離です。
都内から本川越駅に向かう場合は、西武新宿線を使うのが便利です。西武新宿駅からは急行で約1時間で到着します。
車の場合
東京方面から行く場合は関越自動車道の川越ICを目指し、そこから国道16号を経由して約6kmで川越市街に到着します。