神奈川県相模原市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス内に、2018年2月2日(金)に新施設「宇宙科学探査交流棟」がオープンしました。入館無料で宇宙について学べる同施設の魅力を紹介します。
日本の宇宙科学探査の歴史を学ぼう!
宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、宇宙航空分野の基礎研究や開発を行う機関です。そのJAXAの研究所として、神奈川県相模原市に誕生したのが「宇宙科学探査交流棟」です。
同施設には、宇宙科学研究所の実物資料やロケット実機など、宇宙科学に関するさまざまな資料が展示されています。展示スペースは入場無料で一般向けに広く公開されており、日本の宇宙科学探査がどのように発展してきたかを学ぶことができます。
「はやぶさ2」や「M-Vロケット」などを展示!
壁のない開放的な展示スペースには、衛星やロケットの本物や実寸大模型がいっぱい! 実際に打ち上げられた衛星打ち上げ用ロケット「M-Vロケット」の先端部分をはじめ、「イカロス原型モデル」、「観測ロケットS-520」の実寸大模型、「はやぶさ」再突入カプセル、「探査ローバ Micro-6」などを実際に見て楽しむことができます。
また、2014年に打ち上げられ、2020年末に帰還予定の小惑星探査機「はやぶさ2」の実寸大模型が天井から吊り下げられたコーナーも。その迫力に子どもは興奮すること間違いなし! さらに、屋外には「M-3SIIロケット」の実寸大模型、「M-Vロケット」の実機が展示されていますよ。
解説付き見学ツアーを実施!
さらに同施設では、事前予約制の見学ツアーが平日限定で実施されています(月10日程度)。職員さんによる展示物の解説を聞きながら、見学することができるので、宇宙への知識をさらに深めることができます。
見学ツアーの予約受付は、2カ月前から開始されるので早めのチェックがオススメです。
親子にうれしい設備が充実!
また、同施設にはJAXAグッズや宇宙関係の書籍などを揃えている売店やオープンテラスの食堂も併設されています。おむつ交換台が設置されたトイレもあるので、小さな子どもを連れた家族にも安心です。
JAXAの向かい側にある「相模原市立博物館」にはプラネタリウムもあるので、あわせて宇宙三昧の一日を楽しむのもいいですね。ぜひ、親子でおでかけして、壮大な宇宙に想いを馳せてみましょう。
■宇宙科学探査交流棟
開館時間:10:00〜17:30(入館は17:15まで)
休館日:毎週月曜日、国民の祝日の翌日、年末年始(12月28日〜1月3日)
※月曜日が国民の祝日の場合は、翌平日が休館
※臨時休館あり(詳細は公式サイトで確認してください)
場所:宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス内
入館料:無料