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【2024】大人も楽しめる!深海魚・深海生物がいる水族館9選!新種&貴重&不思議満載

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

深海生物・深海魚は非常に貴重であると同時に、非常に飼育が難しいとされています。そんな中でも、多くのサポートやスタッフの試行錯誤などにより、生態展示や標本が見られる水族館が複数あります。そこで、深海生物・深海魚が見られる全国の水族館を見どころとともに紹介します!

※各水族館で見られる生物の種類は、変更になる場合があります。最新情報は施設にご確認ください

もくじ

深海生物・深海魚を水族館で楽しむ方法は? 専門スタッフが解説!

新江ノ島水族館【神奈川県藤沢市】

神奈川県藤沢市にある相模湾に面した絶好のロケーションにある「新江ノ島水族館」。海獣類のショー、ふれあいプログラム、ワークショップの開催など見どころ満載の水族館です。また、複雑な地形の相模湾に生息する珍しい深海生物が見られるのもここならではの魅力です。

さらに、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)と共同で行っている深海に関する研究が見られる貴重なエリアもあります。潜水調査船でしか見られない深海底に生息する非常に特異な生体を持った深海生物が見られる化学合成生態系水槽は必見! 

また、数々の功績を残した本物の有人調査船「しんかい2000」をはじめ、深海ザメのラブカやミツクリザメなど貴重な標本展示もあり、親子でワクワクできます。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【生体】タカアシガニ、ダイオウグソクムシ、オオグソクムシ、ゴエモンコシオリエビ、サツマハオリムシ、ホネクイハナムシ、シンカイヒバリガイ、ベニテグリ、クマサカガイ、オハラエビ、タギリカクレエビ、ノコギリザメ、テラマチオキナエビス、テラオボタンエビ 、コブモロトゲエビ、など

【液浸標本】エノスイグソクムシ(ダイオウグソクムシ)、ラブカ、ミツクリザメ、シロウリガイ、スケーリーフレット、カイコウオオソコエビ、メンダコ、バケダラ、ハリダシアシロ、クロヒウチ、ヒゲキホウボウ、アカドンコ、フジクジラ、サンゴイワシ、オキナエビ、リュウグウノツカイなど

■新江ノ島水族館
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
営業時間:時期によって変動
定休日:不定休
料金:大人2,800円、高校生1,800円、小中学生1,300円、幼児(3歳以上)900円

公式サイト
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絶対行きたい!「新江ノ島水族館」を徹底レポ 親子におすすめ

沼津港深海水族館〜シーラカンス・ミュージアム〜【静岡県沼津市】

唯一無二の深海生物・深海魚に特化した水族館が静岡県沼津市にある「沼津港深海水族館〜シーラカンス・ミュージアム〜」です。日本一深い駿河湾に面した好立地から、今まで数々の貴重な深海生物・深海魚を展示してきた水族館です。また、シンボルでもある古代魚シーラカンスの冷凍保存展示は必見です!

浅海と深海それぞれの生き物の違いがわかるように並べて展示された水槽のほか、深海生物のCG映像、アート作品さながらの透明骨格標本など、工夫された展示スタイルも注目です。

また、毎日開催されるイベントでは、深海生物の不思議な生態のわかりやすい解説のほか、飼育員ならではの裏話が聞けるなど、親子で楽しく学ぶことができます。深海生物にさわれるイベントなど珍しいイベントも! ここでは常時100種以上の深海生物が展示されています。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【生体】メンダコ、アカグツ、ベニテグリ、ミドリフサンコウ、ワヌケフウリュウウオ、ヤマトトックリウミグモ、ヌタウナギ、オウムガイ、ダイオウグソクムシ、ユメカサゴ、チカメキントキ、ヒカリキンメダイ、シロウニ、ベニカワムキ、クマサカガイ、ダーリアイソギンチャクなど

【剥製】シーラカンス、ラブカ、ミツクリザメ、オンデンザメ、メンダコ、メガマウスザメなど

■沼津港深海水族館〜シーラカンス・ミュージアム〜
住所:静岡県沼津市千本港町83
営業時間:10:00〜18:00
定休日:年中無休(1月メンテナンス休業あり)
料金:高校生以上1,800円、子供(小中学生)900円、幼児(4歳以上)400円

公式サイト

あわしまマリンパーク【静岡県沼津市】

静岡県沼津市の無人島「あわしま」にある「あわしまマリンパーク」。専用の船に乗って見渡す限り海の絶景を眺めながら約3分で到着します。海に囲まれた立地とあって、これまでラブカやミツクリザメなど、めったにお目にかかれない深海ザメなどの生体展示がされたこともあります。

15〜20種類ほどの深海生物・深海魚を展示。深海漁から展示に至るまでの幾多の難所をクリアしてきた様子がわかるパネルは必見! 漁の苦悩や難しいとされる深海生物の飼育奮闘記など、スタッフだからこそ発信できるレポート展示はここならでは。

深海生物展示のバックヤード的な情報をパネルから垣間見ることができるので、楽しみながら知的好奇心を刺激してくれること間違いなし!

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【生体】ミドリフサアンコウ、キホウボウ、サギフエ、カナド、ベニカワムキ、タカアシガニ、イガグリガニ、ナヌカザメ、オオコシオリエビ、アカザエビ、ヌタウナギ、オオグソクムシ、ワヌケフウリュウウオ、ウミグモ、オキナマコ、ハシキンメ、シビレエイ、ウチワエビなど

【剥製】ラブカ
【液浸標本】メンダコ、チョウチンアンコウ(標本)
※展示は、漁の取れ高によって変わります

公式サイト

■あわしまマリンパーク
住所:静岡県沼津市内浦重寺186
営業時間:【11月〜2月】10:00〜16:30(最終入園15:00) 【3月〜10月】9:30〜17:00(最終入園15:30)
定休日:年中無休(天候により臨時休園の可能性あり)
料金:中学生以上3,000円、4歳〜小学生まで1,500円

伊豆・三津シーパラダイス【静岡県沼津市】

静岡県沼津市にある「伊豆・三津シーパラダイス」は、国内一深い駿河湾に面した恵まれた環境を生かし、自然の入り江を使った海獣類のショーが魅力の水族館です。また、駿河湾に生息する深海生物が見られるのも見どころです。

薄暗く演出された「〜深海大水槽〜『DON底(ドンゾコ)』」では、タカアシガニや深海に生息するサメなど普段なかなか見られない駿河湾に生息する深海生物が展示された大型水槽も魅力。

さらに、タカアシガニにいつでもさわれる「タッチングプール」など見どころ満載! 45種約180点の深海生物を見ることができます。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【生体】タカアシガニ、アカムツ、アラ、イズハナトラザメ、エビスダイ、オオクチイシナギ、チカメキントキ、チゴダラ、トラザメ、ハシキンメ、フトツノザメ、ナヌカザメ、ムツ、ニチリンヒトデ、ユメカサゴ、ツボダイ、ヒラタエイ、オオグソクムシ、ベニカワムキ、ヤマトトックリウミグモ、クボエビ、ツノハリセンボン、テヅルモヅル科の一種、アカザエビ、ボタンエビ、トゲハナスズキ、シモフリハナアンコウ、アカトラギス、ベニテグリ、オオメハタ、ミドリフサアンコウ、イガグリガニ、ヨコヤホンヤドカリ、ムラサキヌタウナギ、サギフエ、ダイコクサギフエ、ハナナガソコホウボウ、オカダシンカイコシオリエビ、ヒゲナガチュウコシオリエビなど

【剥製】ラブカ

公式サイト

■伊豆・三津シーパラダイス
住所:静岡県沼津市内浦長浜3-1
営業時間:9:00〜17:00
定休日:無休 ※冬期に施設メンテナンスのための休館日あり
料金:中学生以上2,400円、4歳〜小学生1,200円


アクアマリンふくしま【福島県いわき市】

「アクアマリンふくしま」は、東北最大規模を誇る楽しく学べる体験型の水族館です。福島の特徴的な海を再現した「潮目の海」を始めとする多数の展示水槽では、800種の多彩な生き物が見られます。

たくさんの生き物とふれあえる世界最大級の屋外タッチプール「蛇の目ビーチ」も子供に人気です。

ここでは、「新潮アイスボックス」や「ふくしまの海」などで深海生物が多数展示されています。同館による研究で和名がつけられた「シラユキモロトゲエビ」など、世界で初展示の深海生物も! ほかにもタマコンニャクウオ、ベニオオウミグモ、「いわき市の魚」であり、メヒカリの名で知られるマルアオメエソなど、不思議でかわいい種類にも注目です。

また、「ブサカワ」で話題になった「ニュウドウカジカ」や、天女のような美しいヒレを持つ「ハゴロモコンニャクウオ」、ユニークな形をした「オオグチボヤ」など、生体展示が難しい希少な深海生物の長期展示にも挑戦しています。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【生体】
(新潮アイスボックス)
ベニズワイガニ、タラバガニ、シラユキモロトゲエビ、キタモエビモドキ、ダイオウキジンエビ、ラウスツノナガモエビ、ベニオオウミグモ、ラウスブドウエビ、オグロコンニャクウオ、アツモリウオ、ホテイウオ、アカゲンゲ、コオリカジカ、クロコオリカジカ、タマコンニャクウオ、ホテイウオ、コブシカジカなど
(ふくしまの海〜大陸棚への道〜)
タカアシガニ、ズワイガニ、ケガニ、ボタンエビ、コブシカジカ、ヤマトコブシカジカ、ボウズギンポ、ヒゴロモエビ、アカドンコ、ゴトウヤドカリ、ヤナギダコ、サンゴノフトヒモ、マダラ、ユメカサゴ、テラオボタンエビ、ダーリアイソギンチャク、マルアオメエソ、キアンコウ、ミズダコ、テラオボタンエビなど
(海・生命の進化)
スポッテッドラットフィッシュなど
【液浸標本】
シーラカンスなど

■アクアマリンふくしま
住所:福島県いわき市小名浜字辰巳町50
営業時間:通常期3月21日〜11月30日 9:00〜17:30、冬季12月1日〜3月20日 9:00〜17:00
定休日:年中無休
料金:大人1,850円、小〜高校生900円、未就学児無料

公式サイト

魚津水族館【富山県魚津市】

「魚津水族館」は、「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」「富山湾を科学する」をテーマに、近隣に生息する水生生物を中心に展示された創立100年以上の歴史ある水族館です。隣接の富山湾は、漁業が盛んなことに加え、深海生物も多数水揚げされることでも知られています。

キッズコーナーや珍しい「おさかなショー」、子供が遊びながら学べる「うおすいファミリウム」、ふれあい水槽など、小さな子連れファミリーが楽しめる魅力がたくさんあります。

深海エリアでは、暗い水槽に人感センサーでスポットライトが当たる楽しい仕掛けをはじめ、巨大なリュウグウノツカイの標本や、原寸大のダイオウイカのレリーフ展示など、趣向を凝らした展示が楽しめます。

漁場が近い立地とあって、とくに冬から春は、深海生物の展示機会が多くなることにも注目です。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【標本】
リュウグウノツカイ(液浸標本、脳の標本、剥製)
アカナマダ、シャチブリ、マッコウタコイカ
【生体】
アヤボラ、コイボイソギンチャクの一種、ヒダベリイソギンチャク、ミズダコ、オキナマコ、ノロゲンゲ、アゴゲンゲ、タナカゲンゲ、ザラビクニン、イサゴビクニン、ヤマトコブシカジカ、ベニズワイガニ、アカトゲニチリンヒトデ、フサトゲニチリンヒトデ、マダラ、ババガレイ、ホテイウオ、ナガヅカ、ケガニ、ズワイガニ、トヤマエビ、モロトゲアカエビ、ゴトウヤドカリ、ホッコクアカエビ、サラサベッコウタマガイ、ホタルイカ(3月中旬〜5月中旬)

公式サイト

■魚津水族館
住所:富山県魚津市三ケ1390
営業時間:9:00〜17:00
定休日:12月1日から翌年の3月15日までの月曜(月曜が祝休日の場合は翌平日が休館)、年末年始(12月29日〜1月1日)
料金:高校生以上1,000円、小中学生500円、幼児(3歳以上)200円

海遊館【大阪府大阪市】

大阪府にある世界最大級の水族館「海遊館」は、人気のジンベエザメがいる巨大な「太平洋」水槽をはじめ、地域ごとの環境を再現した展示など、生き物の生態はもちろん、各エリアの特徴も学べる施設です。

水量約120トンを誇る深海エリアの大きな水槽では、世界最大のタカアシガニが展示されています。オスは、はさみ脚を広げると3mにもなる迫力に圧倒! 

季節によっては、繁殖や脱皮する様子などを観察することも可能です。併設の小型水槽では、国内初展示となる「ミクロドイバラモエビ」など、希少な深海生物の展示実績もあります。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【生体】タカアシガニ、ミクロドイバラモエビ、イガグリガニ、オオホモラ、アカイサキ、マトウダイ、ツボダイ、ハシキンメ、ユメカサゴ、イズカサゴなど
※最新情報は施設にご確認ください

■海遊館
住所:大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
営業時間:時期によって変動
定休日:2025年1月8日(水)、9日(木)
料金:高校生・16歳以上2,700円〜3,500円、小中学生1,400円〜1,800円、3歳以上700円〜900円、2歳以下無料
※時期によって変動

公式サイト

竹島水族館【愛知県蒲郡市】

愛知県蒲郡市の「竹島水族館」は、深海の生き物は全国一の展示種数(同館調べ/公式サイトより)を誇ります。

2024年10月に敷地面積がこれまでの倍となるリニューアルが行われ、世界有数の深海大水槽、カピバラエリア、アシカエリアなどが新設されました。

タカアシガニ水槽では、巨大なタカアシガニが展示され、迫力満点です!

また、小さな深海生物を多数展示している小窓水槽や、冬季限定で世界最大のタカアシガニなどの深海生物にさわることができる「さわりんぷーる」も人気です。

加えて、楽しんでほしいという思いで作られたスタッフお手製の履歴書ならぬ「魚歴書(解説パネル)」が話題を呼び、知る人ぞ知る人気の水族館です。見られる深海生物の種類は、最盛期で120種、一番少ない時期でも80種ほどです。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【生体】タカアシガニ、ナヌカザメ、イガグリガニ、オオホモラ、テナガオオホモラ、ハシキンメ、サギフエ、ダイコクサギフエ、エビスダイ、カイエビス、ツボダイ、アラ、オオクチイシナギ、オオグソクムシ、イズハナトラザメなど

■竹島水族館
住所:愛知県蒲郡市竹島町1-6
営業時間:9:00〜17:00
定休日:なし(6月に設備メンテナンスの休館あり)
料金:大人1,200円、小中学生500円、小学生未満無料

公式サイト

沖縄美ら海水族館【沖縄県国頭郡本部町】

海に囲まれた自然環境が魅力の海洋博公園内にあるのが「沖縄美ら海水族館」。ジンベエザメやマンタ、回遊魚たちが優雅に泳ぐ大水槽など、感動と驚きがたくさんあります。沖縄周辺に生息する深海生物が約130種展示されており、国内初展示があるのも見どころです。

ここでは、深海の環境や、そこにすむ珍しい生き物がハイビジョン映像やパネルで解説されています。まるで深海底にいるような感覚を味わうことができます。

展示にいたる過程で使用される「加圧水槽」や「遠隔操作型無人探査機(ROV)」などを、ガラス越しに見ることができます。

展示実績のあるおもな深海生物・深海魚
【標本】ダイオウイカ

【生体】オキナワクルマダイ、シマハタ、バラハナダイ、マルゴシミノエビ、リュウグウサクラヒトデ、カイロウドウケツ、シマキツネベラ、トウカイスズメダイ、コシダカオキナエビス、シマアオダイ、クボエビ、トゲハリセンボン、マハタモドキ、ヒメエボシ、イモリザメ、オオタルマワシ、アオダイ、オオエンコウガニ、トゲハナスズキ、オオホモラ、タカアシガニ、トラザメなど

■沖縄美ら海水族館
住所:沖縄県国頭郡本部町字石川424
営業時間:時期によって変動
定休日:公式サイト参照
料金:大人2,180円、高校生1,440円、小中学生710円、6歳未満無料

深海生物がみられる水族館は、謎が多い深海に関する不思議や驚きの深海生物の生態など、ワクワクと学びがたくさん!

なにより普段は見られない深海生物を間近で見られるのは、水族館ならでは。知れば知るほど驚きやワクワクが増す、深海生物・深海魚がみられる水族館で、たくさんの発見をしよう!

深海生物・深海魚を水族館で楽しむ方法は? 専門スタッフが解説!
子供も大人もワクワク!水族館特集
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