世界遺産を優雅に見られる!富士山ビュー特急に乗ってみた

世界遺産・富士山の雄大な姿をシャッターに収めたいなら新型特急がおすすめ! 2016年4月23日(土)に運行を開始したばかりの「富士山ビュー特急」の魅力を、「いこーよ」編集部のスタッフが実際に乗って確かめてきました!

富士山ビュー特急とは?

みなさん、はじめまして! 「いこーよ」編集部の西條と申します。9カ月の息子を持つ新入社員です。今回は私と同じく4月デビューの「富士山ビュー特急」に乗ってきましたよ! 

この新型特急は、富士急行創立90周年事業の第1弾として、2016年4月23日(土)より運行が始まったものです。デザインは、富士急行の観光列車「富士登山列車」や、九州新幹線800系電車「つばめ」などを手掛け、丁寧に作りこまれた車両で人気の水戸岡鋭治氏が担当しています。

外見を見ただけで思わず「乗ってみたい!」と言いたくなる、美しい流線型のボディですね。エレガントな赤と黒のカラーリングが、大人の雰囲気を漂わせています。

木を生かした「和」のテイストあふれる内装

「富士山ビュー特急」は3両編成で、号車ごとに内装が異なります。イスや窓枠、テーブルなど各所に木を活かした内装になっていて、とても落ち着いた雰囲気です。

特別車両の1号車はホテルのラウンジを思わせるデザイン

1号車は26席のみの特別車両になっています。電車の車内というより、まるでホテルのラウンジのようなイメージ。

特別車両のみ、ウェルカムドリンクがついています。電車といえば、あまりのんびりくつろげないイメージですが、この車両はまさに別世界!

特製スイーツがつくプランも用意

さらに「スイーツプラン」設定の場合は、ハイランドリゾートホテル&スパのシェフパティシエである、橋本道郎氏による特製スイーツつき。重箱に入っているのがなんとも美しい!

自由席の2号車と3号車の内装も豪華!

まずは2号車。自由席ではありますが、内装がかなり豪華で特別感があります! 外観と合った赤い座席シートと、丸いランプのような灯りがおしゃれです。

続いて3号車。市松模様が鮮やかな青い座席シートが目を引きます。デザインを担当した水戸岡さん、「いい仕事」してますねえ。どの号車も特別感があって、それぞれで1回ずつ乗ってみたくなります。

通路の壁にある絵画にも注目!

通路の壁には富士山の絵画が飾られていて、一瞬美術館にきたのかと思うほど。そんな優雅で上質な「富士山ビュー特急」、実際に乗ってみるとこれがまたすごくいいんですよ! そんな乗り心地についての魅力はこちら!


特急だけど、ゆったり、ゆっくりな乗り心地

「富士山ビュー特急」は、大月駅から川口湖駅を平日2往復、土曜日と休日は3往復運転しています。大月駅から河口湖駅までの所要時間は約48分です。

実際に乗ってみると、座席のひじかけ部分や窓の枠など、あちこちに木が使われているので、手触りがすごくいいんです。シートの固さもちょうどよく、車内ではゆったりとした気持ちで過ごせます。

また、シェードを降ろすと、竹のすだれのようでとても涼しげなんですよー。今回は、いつ富士山が見られるかわからないので、乗っている間は使いませんでしたが、夏場の日差しが強い時期はありがたいと思います。

特急なので、途中の駅はどんどん通過していきますが、登山電車なので普段の電車の「特急」よりは、ずいぶんとのんびり。これがまた「旅をしている!」という感じがしていいんです!

約50分で標高が500mも上昇!

大月駅(標高358m)から河口湖駅(標高857m)まで行くので、約50分で500mほど標高が高いところに行くことになります。とはいえ、急斜面を登っている感じはありません。次の停車駅を知らせる電光掲示板に標高が表示されているのが、普段の電車とはちょっと違うところですね。

不意に開ける自然の美しさもステキ!

道中は桂川をさかのぼるように線路が続いているので、ときどき景色が開けて桂川が見えたりします。窓から富士山が見えるのを、今か今かと待ち構えているところではありますが、こういう自然がバッと開けて見えるところもうれしいポイントですね。

カメラを構えつつ窓をながめていると、富士山がチラリ! 写真では小さなサイズに見えますが、肉眼で見るとこれだけでもかなり興奮します。

もう! 富士山ったら、じらし上手なんだから! と思っていたところに、富士山のシャッターチャンスが山のように訪れるのです。


左から右からやってくる富士山に大興奮!

ちらちらと見えていた富士山を必死に撮っていた私ですが、じつはどちらの座席の窓からもキレイに富士山が撮れるポイントがあるんです。最初のシャッターチャンスは進行方向から見て左側の窓から。

きちんとアナウンスも入り、電車も徐行してくれるので思う存分、富士山が撮影できます。右側の座席にいた私も、こっそり後ろから撮りました

進行方向右側の座席は、その後に電車の向きが変わってからシャッターチャンスが訪れます。徐行運転こそありませんが、シャッターチャンスとしては十分。生で見る富士山は、やはり迫力があって神秘的です。さすが日本が誇る世界遺産!

親子でこの電車に乗ったときは、ぜひ最初のシャッターチャンスのタイミングで、どちらの窓からも富士山が見えることを、子どもに教えてあげたいです。「パパって物知り〜」と言われて、ドヤ顔でニヤける将来の自分の姿が目に浮かびます。

新幹線で移動中に富士山が見えることがありますが、片側からしか見ることができませんよね。「富士山ビュー特急」の場合は、窓際をキープさえできれば、混雑時に席を立ったりしてあわてることがないですね。

トイレは比較的広め! おむつ替えシートも用意

トイレは1号車と2号車の間にあります。かなり広めでベビーカーごと入れます…が、その際はおむつ替えシートが出せないので、おむつを替えたいときはベビーカーをトイレの外に置いておいたほうがいいでしょう。

ちなみに今回乗った2号車には先頭部分に空きスペースがあり、そこにベビーカーを置くこともできそうです。ただし、全席自由席ということもあり、座れなかったお客さんがそこに行くこともあるので要注意。

特別車両に乗るなら事前予約が必須!

富士山ビュー特急は、特別車両の1号車のみ、事前予約が必要(乗車前日まで。スイーツプラン設定列車は乗車日の3日前まで)になっています。2号車と3号車は、予約しなくても特急券を購入すれば乗ることができます(そのぶん、立ち見の可能性もあります)。

くわしくは富士急行の公式ホームページを参照してください。2016年5月29日(日)まで「富士芝桜まつり」も開催しているので、そちらに行くのに利用してみるのもおすすめです。

みなさんもぜひ、間近で見る富士山の姿に圧倒されてみてください!

■「富士山ビュー特急」の情報はこちら
http://www.fujikyu-railway.jp/fujisan-view-express/