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植物園をどう楽しむ? みどころからイベント情報まで

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

植物園は、1年中楽しめる、足を運ぶたびに違った景色を見せてくれる場所です。また子どもにたっぷりと「自然」を体験・体感させてあげられるスポット。

家族で植物園を楽しむ方法を、みどころとともにご紹介します。また植物園で開催されるイベントに参加するのも家族で楽しむポイントのひとつです。

ジャングルの中で熱帯植物の不思議を発見しよう!

広大な敷地内に公園、運動場、植物館、スポーツ施設などがあり多くの自然に囲まれ家族連れにも人気の東京都江東区の夢の島エリア。その中でも、ここ夢の島熱帯植物館ではさまざまな熱帯植物が展示されています。

温室に入るとまるでジャングルにいるかのように高くのびた「ヤシ」や流れ落ちる滝、生い茂る数々の植物にであえます。仏教三大聖樹といわれている「沙羅双樹/サラソウジュ」「印度菩提樹/インドボダイジュ」「無憂樹/ムユウジュ」や、小笠原諸島の希少な固有種が植えられているのもここならでは。

バナナやスターフルーツなど普段なかなか実がなっている様子を見る機会のない植物たちも。パイナップルやカカオのちょっとユニークな実のなり方も見られます。ちなみに温室内にあるバニラの葉に匂いはありません。果実が特殊な方法を経てあの甘い独特な香りを放ちます。館内の葉を切ったり取ったりしてはもちろんNGですよ!

さらに夢の島熱帯植物館には食虫植物温室もあります。植物が生きるために虫を食す方法は非常に興味深くて面白い! 食虫植物の形状が非常にユニークなものがあるのも捕虫方法を知れば納得です。落ちた虫を逃がさない袋状の「ウツボカズラ」、2枚の葉で閉じ込めてしまう貝のような形状の「ハエトリグサ」などがそれ。一方で形状こそ「普通」でも、飛んできた虫を葉の表面の粘り気のある液体によって捕獲する食虫植物もあり、その多様性に驚かされます。

夜に開花する花や夜に寝てしまう?(葉が閉じてしまう)葉、よく見るととってもかわいらしい形をした花など、企画展で紹介されているパネル情報やじっくり観察すればきっと新しい発見があります。当然のことながら「生き物」なので、その時々で違った姿をみせてくれるその変化を楽しむのもいいですね! 

お散歩もかねて親子でのんびり散策するのも楽しいし、もっと植物を知りたい場合は、土日祝に行われている大温室ガイドツアーに参加するのもオススメです。入口でもらえる「見ごろマップ」を持って家族で散策してみてください。いろいろな不思議や感動に出会えますよ。


コンクールから自然体験まで多ジャンルのイベントを開催!

夢の島熱帯植物館では、より植物を身近に、また知ってもらおうということで年間約120もの数々のイベントが開催されています。期間限定のものや季節イベントなどその一部をご紹介します!

毎年夏休みに開催される「子ども自然科学大賞」。自然に関することやその体験などをテーマに研究してみようというもの。植物・昆虫・魚・野鳥・気象などからテーマを選び、レポート形式で「作品」として提出します。コンクールに入賞すると、自分の研究をプレゼンする発表会に参加。子ども自然科学大賞コンクールの参加条件は都内在学中の小・中学生の個人・グループ。自然をより深く知る良いきっかけになるので、ぜひトライしてみては?

例年3月に開催される人気イベントクイズラリー。館内に置かれたクイズパネルを見つけてそれぞれ答えを探しだそうというもの。宝探しの要素もありつつ、植物の学習もできるのでぜひ親子でチャレンジしてみよう! クイズ全問正解者にはプレゼント特典もあり。2016年は3月1日(火)〜3月27日(日)、9:30〜17:00(入館は16:00まで)、対象年齢なし、参加無料。

変り種の人気イベントはこちら。突如出現したからくり森(夢の島の森)で忍者に扮し、幾多の修行をこなし、最後に待ち受ける最大の試練に立ち向かうという忍者イベント。また大温室の天井に設置されたロープをつかみ、手と足を使って上から熱帯植物たちを見渡そうというアクロバティックな空中散歩体験も人気。さらに熱帯雨林エリアの特徴でもあるスコールの体験ができるイベントまで! いずれも期間限定イベント、開催日時は公式HPで公開されます。

秋には100個以上の巨大なおばけかぼちゃが前庭を埋め尽くし、ハロウィンにちなんだイベントも目白押し。さらに五感を使った自然体験やクラフト体験イベント、また2月にはチョコレートの原料カカオ、12月にはクリスマスといった季節にちなんだ企画展の開催まで、子どもも大人もワクワクできる要素が盛りだくさん!

どんどん参加して家族でたっぷり自然にふれあってみませんか? イベントや企画展日程・情報は公式HP(http://www.yumenoshima.jp/index.html)でチェックしてください。

夢の島熱帯植物館
・住所:東京都江東区夢の島2-1-2
・電話番号:03-3522-0281
・開館時間:9:30〜17:00(入館は16:00まで)
・定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日
・入館料:大人250円、中学生100円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料


世界中の植物を発見! 国内唯一咲いた花も!

「自然と人間の共生」をテーマに熱帯から極地にいたる広範囲に渡り生息している世界中の植物たちが見られる大阪府にある咲くやこの花館。約2,600種1万5,000株もの植物たちが気候別に展示、地理や文化またそれぞれ育つ環境の違いなどを学ぶことができます。

木々がよせあいまるでジャングルのような環境に可憐に咲く花や不思議な植物がある熱帯雨林植物室、色鮮やかな花たちでハワイやヒタチの風景が味わえる熱帯花木室、そのさまざまな形状がどれもユニークなサボテンなどが見られるサボテン・多肉植物室、一年を通して見られる青いケシなど高山の環境下で育つ植物を地域別に展示した高山植物室、ロータスガーデンやデザートガーデンなどそれぞれテーマをもった外部庭園などがあります。館内はバリアフリーでベビーカーでも楽々移動がうれしい!

咲くやこの花館は、バオバブの仲間フニーバオバブの開花を国内で唯一成功させた植物園でもあり、ほか珍しい植物の展示や、見た目が非常にユニークなもの、かわいらしいものなど、目にも非常に楽しめるスポットです。加えてそれぞれの特徴を知ることでもっとたくさんの驚きにも出会えます。
なお、咲くやこの花館で花を咲かせたフニーバオバブの開花時期は例年だと8月くらいだそうです。ただし生育状況によっては開花しないこともあります。

ガイドを聞いてより植物を知ろう!

咲くやこの花館で人気のイベント、1日3回開催される「フラワーツアー」。これは館内をめぐりながらスタッフが植物にまつわるエピソードや名前の由来などをレクチャーしてくれるというもの。家族で参加してみんなで植物博士になっちゃおう!
毎日開催(10:00/13:00/15:00)、参加は無料、所要時間約1時間。参加方法は、ツアー開始30分前から「館内案内所」にて受付(先着20名)。

クイズラリーに挑戦! 館内で答えを探せ!

植物に関するさまざまなことを楽しみながら学べる常設イベントクイズラリー。子どもから大人まで参加できるよう難易度別に3種が用意されているので、ぜひ家族でチャレンジしてみよう!
時間制限はなく自分のペースでゆっくりと館内をめぐって答えを見つけ出そう。参加は無料、温室の入り口で専用用紙をゲットしていざ館内散策!

咲くやこの花館では年間を通して展示会や期間限定の季節イベント、体験イベントまで豊富に用意されています。その時々で違った楽しみが味わえるワクワクする植物園!

咲くやこの花館
・住所:大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163
・電話番号:06-6912-0055
・開館時間:10:00〜17:00
・定休日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
・入館料:大人(高校生以上)500円
※中学生以下無料


テーマ別の温室がズラリ。植物めぐりのお散歩をしよう!

瀬戸内海が見渡せる高台にある広島市植物園。18.3ヘクタールの園内には、大温室、サボテン温室、展示温室、熱帯スイレン温室、ベゴニア温室、フクシア温室などに加え、屋外には芝生広場、カスケード・大花壇、バラ園やロックガーデンほか、さまざまな植物が栽培され、四季を感じられる「家族でお散歩」にもオススメです。現在大温室が改修中、2017年秋にはバリアフリーになり装い新たにリニューアルオープン予定です。

「自然遊び」の楽しさを満喫しよう!

ボランティアスタッフによる「植物ガイド」や、ゲームを通して自然を体験・体感・学べる「ジュニアプロジェクト」などの自然体験活動プログラムを開催しているので参加すればより自然を身近に感じることができますね。テーマパークや遊具で遊ぶのとはまた違い、自然の中で遊ぶ術がたくさん得られる体験になること間違いなし!

夏休みシーズンは、子どもたちが大好きな水遊び場「噴水迷路」が登場! 水着持参で目いっぱい楽しもう!

毎月さまざまな企画展やイベントが開催されています。4月2日(土)〜4月30日(土)までは県内最多67種の桜が並ぶ「さくらまつり」が開催、4月2日、3日、9日、10日は21:00まで開園(入園は20:30まで)、ライトアップされた夜桜に加え、キャンドルの八重桜迷路や、コンサート、イルミネーションなども楽しむことができます。
またクリスマスシーズンもクリスマスツリーをかたどったイルミネーションを楽しむことができます。期間中は屋台も登場し、いつもとはちょっぴり違った雰囲気の園内に。

広島市植物公園
・住所:広島県広島市佐伯区倉重3-495
・電話番号:082-922-3600・開園時間:9:00〜16:30(入園は16:00まで)
・定休日:金曜日(祝日の場合は開園)、12月29日〜1月3日
・入園料:大人(18歳以上64歳以下)510円、シルバー(65歳以上)170円、小人(高校生および18歳未満)170円※小・中学生・乳幼児は無料
※シルバー料金の適用には年齢がわかるものを持参ください

お気に入りの植物園をみつけよう!

たくさんの不思議や発見にであえる植物園に家族でいこう!
併設された公園でピクニックを楽しんだり、イベントに参加したり、楽しみ方はさまざまです。四季をたっぷり感じられる植物園は、何度足を運んでもそのときどきで違った楽しみが味わえる、家族でおでかけにぴったりの場所ですよ。

家族で楽しむ! 植物園特集2017
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