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家族で行きたい!発見あり!楽しみあり!の植物園

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最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

子どもを自然にふれさせたい!と思っているママやパパは多いですよね。それなら自然の宝庫、植物園がオススメです。色どり鮮やかな花々の観賞をしたり、普段あまり目にすることのないちょっと不思議な植物を観察したりと、子どもから大人まで楽しめるスポットです。親子三世代でおでかけするのもいいですね!

話題のショクダイオオコンニャクや珍しい植物多数!/筑波実験植物園【茨城県】

つくば山にほど近い筑波実験植物園。ここでは、ショクダイオオコンニャクに代表される珍しい植物も含めた、世界中のたくさんの植物たちに出会えます。研究部門も兼ね備えた施設で、植物の研究や保全にも貢献、絶滅危惧種の植物を多数展示しているのも特徴です。

園内入口にある高くそびえたつセコイヤやメタセコイヤの並木道を抜けると、絶滅危惧種エリア、つくば山に生育する植物を集めたエリア、水生植物などさまざまな植物に出会えます。4月ごろにはメタセコイヤをはじめ、新緑が心地よい時期を迎えます。家族でピクニックやお散歩にもオススメの場所。

植物の不思議にたくさん出会える!

熱帯雨林温室では、数年に一度しか咲かないと言われているあのショクダイオオコンニャクが鎮座しているほか、世界最大のラン「グラマトフィルム・スペキオスム」や不思議な生態をもつ食虫植物各種、種類豊富なシダなどを見ることができます。

シダの種類は非常に豊富でその形状もさまざま。見上げるほど大きなシダから小さなシダまでその多様性に驚きです。時代ごとにシダが変化を遂げた過程がわかるようなレイアウトや、食虫植物のその不思議な生態を説明したパネルの設置など、非常に親切な展示は、なるほど!とためになることばかり。食虫植物の虫を食す方法を大別すると「すいこみ式」「はさみこみ式」「落とし穴式」「ねばりつき式」。パネルでわかり易く解説されています。

話題の「ショクダイオオコンニャク」の現在

世界最大の花とも言われているショクダイオオコンニャク。その巨大さもさることながら強烈な匂いを放つ花としても有名。国内で開花した例はまだ11回ほど(2016年2月現在)。そのうち2回の開花を成功させている筑波実験植物園。現在の様子は…にょきっと力強く2メートルほど成長、また青々とした葉をつけ開花のための準備中!?

開花は7年に一度と言われているものの、ここでは2012年5月、そして2014年7月と、わずか2年で開花させています。開花することはおろか、数年に一度しか咲かない、開花してもほんの数日しかその姿を見られない非常に貴重なショクダイオオコンニャクの花…次回の開花が楽しみで仕方ない! 前回開花した際、2メートル72センチを記録し、見事国内新記録を達成、次回目指すは…3メートル10センチ超えのギネス記録更新!!
※ショクダイオオコンニャクの一般的に「花」と言われている部分は、厳密には花の集合体(花序/かじょ)とそれを取り囲む苞(ほう)からできています。


間近で見るとこんなに面白いユニークな形状の植物たち!

乾燥地の植物たちが見られるサバンナ温室。ここでは青々とした葉同様に緑色の色素を持った幹や、植物が育つうえで欠かせない水分を蓄えて乾燥に耐えるためひょうたんのような形をした幹のものなど、非常にユニークな植物たちと出会うことができます。

また乾燥に強い多肉植物に代表されるサボテン科の植物たちもズラリ。まるで動物の尻尾にしか見えないもの、立体的な星型のもの、申し訳程度に小さく可憐な花を頭?に咲かせているものなど、どれひとつとっても本当に面白い! サボテンファンがいるのも納得です。

カカオやバナナ、コーヒーの木などなじみの深い実をつける植物たちが見られる熱帯資源植物温室。とってもユニークなカカオの花や実のなり方はぜひチェック! またバニラの木ではその匂いを体験することができます。じつはバニラの葉や実はそのままだとほぼ匂いはしません。熟成させてこそあの甘い匂いになります。ここではあらかじめ熟成させた葉を展示、匂いをかぐことができます。

ここをチェック!知って得する植物園をもっと楽しむ方法

植物のラベルにまずは注目! 上から和名・学名・科名(種類)・分布が表記されており、どの植物が仲間なのか科名を見ればわかるようになっています。例えば、見た目は完全にサボテンなのにじつはサボテンの仲間ではなかったり、世界最大の花と言われている「ショクダイオオコンニャク」と世界最小の花とされる「ミジンコウキクサ」が同じ「サトイモ科」に属していたり…驚きの事実もこのラベルからわかることです。植物たちの「仲間探し」これが結構楽しいんですよ!
またパネルでさまざまな解説もされているので、楽しみながら学習もできて◎

筑波実験植物園では「さわれる植物コーナー」を設置。プニプニする感触、独特の匂いなど実際に植物にふれられて子どもたちにも人気! このコーナー以外では植物にふれてはいけませんよ!

ゲーム感覚でスタンプラリーに挑戦しよう!

さまざまなイベントに参加するのも植物園を楽しむポイント。園内にある「みごろ」フダ(1位〜3位まで)を見つけてスタンプ3つを集めよう。すべて集めて受付にもっていくとプレゼントがゲットできます。いつでも参加できるのでぜひ親子で挑戦してみては?
また毎月第3土曜日(2016年3月までは第2土曜日)には植物を使ったクラフト工作イベントが開催。さらに「夏休み植物園フェスタ」や「きのこ展」などさまざまな企画展も行われています。気軽に家族で足を運んで自然にたくさんふれてみてください。

植物園の中にはちょっと変わった見た目のものがたくさんあります。じっくり見ると面白いものばかり! 花の中をのぞいてみると? よく知っている果実の大きさは? どうしてこんな形をしているの? これが植物!?などなど植物の不思議をたくさん見つけて探検しながら自分で答えを探してみよう! 

筑波実験植物園
・住所:茨城県つくば市天久保4-1-1
・電話番号:029-851-5159
・営業時間:9:00〜16:30(入園は16:00まで)
・休園日:月曜日(祝日・休日の場合は開園)、祝日・休日の翌日(土曜・日曜日の場合は開園)、年末年始(12月28日〜1月4日)
・入園料:一般・大学生310円、高校生以下・65歳以上は無料
※希望者にはスタッフによる15分のガイドあり(ただし5名以上)

筑波実験植物園

日本の四季を感じながら南国気分も味わえる!/新潟県立植物園【新潟県】

約20ヘクタールの敷地にはツバキ園やボタン園、ツツジ園などがあり、一周約1kmの園路を散策しながら、春のサクラにはじまり、チューリップやハーブなどさまざまな季節の植物を観賞できる新潟県立植物園。園内中央の池周辺では芝生が広がり、子どもたちが思いっきり走り回れるほか、お弁当を持ってのんびり過ごすこともできます。

ここは…ジャングル!? 生い茂る緑の中に迫力の滝!

観賞温室では3つの温室を回遊しながら、様々な植物を楽しむことができます。高さ30m、直径42mの国内最大級のドーム型温室「熱帯植物ドーム」は、約550種4000株の熱帯植物が茂り、落差15mの滝が迫力満点です。身近な果物であるバナナやパイナップルの実をつける様子や、色・かたち・大きさ・香りなど、熱帯植物それぞれの面白さ、不思議を体感してみましょう。

季節やテーマに沿った企画展にワクワク!

企画展示温室では、夏休み向けの企画展示「食虫植物展」、冬のイルミネーションやクリスマス装飾に彩られた「クリスマス展」、新潟の花をテーマにした「アザレア展」や「チューリップ展」など季節にあわせてさまざまな展示が行われています。

温室の一画には日本や世界の水草を展示する「水中庭園」を常設。水槽には魚やエビなどの生き物も見ることができます。

また、観賞温室内には入館無料エリアも設けられ、休憩スペースとしても利用できるレストランもありとっても便利。土、日、祝日は小中学生の温室入館が無料になるのもうれしいですね! ぜひ家族で新潟県立植物園へおでかけしてみてください。

新潟県立植物園
・住所:新潟県新潟市秋葉区金津186
・電話番号:0250-24-6465
・温室営業時間:9:30〜16:30(最終入館16:00)
・温室休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※臨時休館・開館あり
・入館料(鑑賞温室):大人600円、高校生・学生300円、小中学生100円、シルバー(65歳以上)500円、小学生未満無料
※小中学生は土日祝日は無料
※駐車場は無料です

新潟県立植物園

園内のクイズパネルや「自然遊び」に親子で挑戦!/横浜市こども植物園【神奈川県】

横浜市こども植物園には、面積3ヘクタールの敷地に温室、野草園、くだもの園、竹園、花木園、生垣園、薬草園、シダ園、水生植物などのエリアに分かれさまざまな植物が植えられています。園内には植物に関するクイズ形式のパネルがあり、楽しく学べる工夫も。くだもの園にある「柿」は国内の植物園一多い約90品種がそろっています。

また150種類450株が植えられているバラは、春と秋に見ごろをむかえます。さらにニュートンのリンゴの木、メンデルのブドウ、ゴッホのヒマワリといった、いわれのある珍しい植物も多数あります。

遊びもゲームも「自然」がテーマ!

四季を通じてさまざまな植物観賞ができることに加え、自然とふれあいながら楽しめるイベントや講座も開催されています。親子で参加して普段なかなかできない体験をしましょう。
毎月第2土曜日には幼児の親子を対象に「絵本の読み聞かせと自然遊び」が開催され、大人も童心にかえって草花遊びなどを楽しんでいるそうです。

また春祭り、秋祭りではクラフトコーナーやヨーヨー釣りが、落ち葉感謝祭では植物を使ったススキのやり投げ、オナモミのダーツ、クズの輪投げなどのゲームが登場し子どもたちに人気です。

横浜市こども植物園
・住所:神奈川県横浜市南区六ツ川3-122
・電話番号:045-741-1015
・営業時間:9:00〜16:30
・休園日:第3月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日〜1月3日
・入園料:無料

横浜市こども植物園

植物園+αで楽しみも広がる!/函館市熱帯植物園【北海道】

北海道は函館市にある函館市熱帯植物園。ここではアイスクリームの木やローソクの木、パンの木など珍しい植物を含め、約300種3,000本の植物たちが植えられています。色鮮やかなハイビスカスやブーゲンビリアなど一年中みられる花たちも。

シーソーや滑り台、また4月から10月の期間限定で登場するバッテリカーなどで、お外遊びを楽しむこともできます。夏には水の広場で水遊びもできるので、水着を持参して植物園に遊びにいこう!

さらに園内にはママやパパもリラックスできる足湯が併設。また12月1日から5月5日までの期間、園内にあるサル山で温泉につかっているちょっぴりゆかいなおサルさんを見ることができます。

函館市熱帯植物園
・住所:北海道函館市湯川町3-1-15
・電話番号:0138-57-7833
・開園時間:4月〜10月/9:30から18:00、11月〜3月/9:30から16:30
・休園日:12月29日〜1月1日
・入園料:小学生・中学生100円、一般300円
※未就学児無料、函館市内の学校に在学、函館市在住の市外に在学する生徒・児童無料

函館市熱帯植物園

親子でたくさんの自然を体験しよう!

たくさんの不思議や発見にであえる植物園に家族でいこう!
併設された公園でピクニックを楽しんだり、イベントに参加したり、楽しみ方はさまざまです。四季をたっぷり感じられる植物園は、何度足を運んでもそのときどきで違った楽しみが味わえる、家族でおでかけにぴったりの場所ですよ。

家族で楽しむ! 植物園特集2017
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