秋分の日も過ぎて、本格的な秋が到来しました。暑さや蚊の心配も必要なくなるため、自然を楽しむにはもってこいの季節。親子で訪れたい、秋の花々のおすすめスポットをご紹介します(※開花状況などは、2015/9/30現在の状況です)。
コスモスまつりも開催される国営昭和記念公園(東京都)
コスモス畑の中でも最大規模を誇る、約15,000平方メートルの敷地内に約400万本のコスモスが埋め尽くす「花の丘」は圧巻。大パノラマが望めるのは、10月上旬ごろになりそうです。
その後、「原っぱ西花畑」では、白から黄色へとコスモスの色の変わるさまを楽しむことができます。ピークを迎えるのは10月下旬から11月上旬ごろ。花が咲いて数日経つと色が変化しはじめるため、公式サイトで開花状況をチェックしておくのがおすすめです。
11月3日(祝)までは「コスモスまつり2015」が開催され、在日米軍軍楽隊と地元・八王子の高校生によるマーチングパレードなどのイベントが行われています。公園内では、コスモス風に色付けられた「コスモスソフトクリーム」(300円)も食べられるそう。10月18日(日)、25日(日)は無料入園日です(駐車料金は有料)。
施設名:国営昭和記念公園
料金:大人410円(15歳以上)、小人80円(小・中学生)、シルバー210円(65歳以上)
開園時間:9:30〜16:30(〜2月末まで)
30万本のコスモスを楽しめる万博記念公園(大阪府)
約30万本のコスモスが広がる「花の丘」には、大輪の「センセーション」や花弁が筒状になっている「シーシェル」をはじめとする約8品種が植えられています。形はもちろん、ピンク、白など色も異なるため、子どもと一緒にちがいを見つけるのも楽しそうです。花の丘の東側には混色コーナーがあり、黄色やオレンジなどの色彩豊かなコスモスも見られます。
自然文化園の森の舞台ともみじ川沿い、西大路通りは、ヒガンバナのスポット。森の舞台と西大路通りでは赤白2色の花が咲き、落ち着いた秋の公園風景に彩りを添えています。
10月10日(土)から11月3日(祝)まで「コスモスフェスタ」を開催。10月18日(日)、11月1日(日)には巨大なふわふわバルーンの「太陽の塔」が登場するほか、「花の丘ミニコンサート」(期間中の日曜日のみ開催)が行われるなど、さまざまな催しを予定しているそうです。
施設名:万博記念公園
料金:大人250円、小人70円(小・中学生)
開園時間:9:30〜17:00(入園は16:30まで)
300品種の秋のバラが咲き誇る神代植物公園(東京都)
「世界バラ会連合優秀庭園賞」の受賞経歴もある「ばら園」では、約300品種の秋のバラが咲き誇ります。春のバラと比べると小ぶりながらも、形がきれいで香りもいいと言われている秋のバラ。1日のうちでもっとも香りを楽しめるのは朝なのだそう。
開花時期に合わせて開催される「秋のバラフェスタ」(10月10日(土)から11月1日(日)まで)では、会期中の土日祝日は午前8時の早朝開園を行います。ほかにも、朝のばら園を香りの専門家と回る「香りのモーニングツアー」や「ばら園コンサート」など、さまざまな催しが予定されています。
現在はダリアが見ごろを迎えています。神代植物公園のダリア園には、約100種類、200株のダリアが植えられています。花形の美しさと合わせて注目したいのが、その品種名。「めんこいな」や「ハロウィンパーティー」などユニークな名前のものが多いため、子どもと一緒にチェックすると楽しそう。
ほかにも、キンモクセイやハギ、水生植物園のサクラタデやツリフネソウなど、たくさんの花々を堪能できます。
施設名:神代植物公園
料金:大人500円、中学生200円(都内在住・在学の中学生は無料)、65歳以上250円
開園時間:9:30〜17:00(入園は16:00まで)
バラを年代ごとに鑑賞できる中之島バラ園(大阪府)
10月上旬から10月下旬ごろに花開く中之島公園の「バラ園」。約240メートルの「バラの小径」を歩いて難波橋をくぐり抜けると、約6,000平方メートルの大花壇がお目見えします。中央には、1800年代から現代までのバラが年代に沿って植えられたという「パッチワーク花壇」が。水際付近は立体的に配置するなどの演出をしているため、船上や対岸からもバラを鑑賞できるそうです。
10月24日(土)、25日(日)には、職員やボランティアと園内をめぐりながらバラの歴史や特色について学ぶ「秋のローズツアー」を予定しています。
施設名:中之島公園(大阪市)
料金:無料
コスモスの中を散策できる巾着田曼珠沙華公園(埼玉県)
ヒガンバナで知られる巾着田曼珠沙華公園。残念ながら今年のヒガンバナの見ごろは終わりましたが、現在はコスモスが見ごろです。日和田山の緑とコスモスのピンクとのコントラストがとてもきれい。約2.2ヘクタールのコスモス畑の中には散策路があるため、コスモスとの距離が近いことも魅力のひとつです。
10月2日(金)までは、コスモスの摘み取り(20本200円)も行われ、秋の自然を家に持ち帰ることもできます。
10月4日(日)までは、「巾着田曼珠沙華まつり」も開催されています。地元日高で作られた野菜や酒、乳製品などの販売のほか、市内の飲食店によるメニューも食べられます。
10月4日(日)までの土日祝日には、和太鼓演奏や郷土芸能などのステージイベントも行われます。
施設名:巾着田曼珠沙華公園
料金:無料
外で過ごすのが気持ちいい季節。親子で季節の花々を鑑賞して、心豊かな時間を過ごすのもよさそうですね。