【2024】千葉の「河津桜」おすすめスポット　6選　名所・穴場多数＆見頃も紹介！

春の訪れを告げる桜として愛される河津桜。静岡県河津町（かわづちょう）が名所として知られていますが、千葉県内にも見応えのある名所がたくさんあります。

そこで今回は、千葉県内で「河津桜」が見られるおすすめスポットを、名所から穴場まで厳選してご紹介！

約400本の桜が咲き誇る「保田川沿い」や、飛行機とのコラボレーションも楽しめる「成田市さくらの山」など、県内でも指折りの名所から、バーベキューも楽しめるスポット、のどかでのんびりできる穴場まで！　見頃の時期やアクセス情報もぜひ参考にしてくださいね。

河津桜は2月下旬〜3月下旬が見頃の早咲きの桜

河津町にある原木

河津桜は、1955年の2月に河津町内の飯田勝美氏が、河津川沿いで発見した苗を持ち帰り植樹したことがきっかけで生まれた桜です。後に、日本の固有種であるオオシマザクラと、カンヒザクラの自然交雑によって誕生したものと推定され、原木がある河津町にちなんで「河津桜」と命名されました。

ソメイヨシノなどに比べて赤みが強く、花も大きいので存在感があり、木の本数が少なくても見応えがあるのも魅力。

千葉県では、源頼朝の史実にちなみ「頼朝桜」との愛称で親しまれています。河津桜（頼朝桜）は、2月上旬から咲き始め、2月下旬から3月上旬が見頃に。場所や気候によっては3月中旬まで楽しめます。

佐久間ダム湖親水公園【千葉県安房郡鋸南町】

千葉県安房郡鋸南町は、かつて、石橋山の戦いに敗れた源頼朝が「竜島海岸『勝山海水浴場』」（鋸南町）に逃れた再興の土地としても知られています。それにちなみ、河津桜を頼朝桜と命名。
町内には約15,000本の桜が植樹され、「日本一の桜の里」を目指しています。

なかでも「佐久間ダム湖親水公園」と近隣の「佐久間川沿い」には、およそ800本の桜が植樹されており、町内でも人気のスポットです。例年、2月上旬に咲き始め、3月上旬には見頃を迎えます。

開花状況は、公式サイトで発信されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

夜にはライトアップも「佐久間ダム　頼朝桜と竹あかり」

鋸南町の頼朝桜まつりとして、佐久間ダムでは、2月10日（土）〜3月10日（日）の期間、頼朝桜（河津桜）のライトアップ（17:30〜20:00）が実施されます。

また、ライトアップとともに、竹の筒に穴を開けて模様を作り、内部から光を灯す「竹あかりの小径」が設置されます。
期間中は、毎日開催されるので、夜桜と竹あかりが作りだす幻想的な光景を楽しんでみてくださいね。

「桜の湖畔マルシェ」を開催

頼朝桜（河津桜）の開花にあわせて、2024年3月2日（土）に「桜の湖畔マルシェ」を開催。詳細は未定ですが、湖畔入口売店ポラリス前にて、キッチンカーや物販、各種体験などが予定されています。

保田川沿い「頼朝桜の里」【千葉県安房郡鋸南町】

佐久間ダム湖親水公園と佐久間川沿いとともに、桜の名所として人気の保田川沿い「頼朝桜の里」。川沿いには、約400本の頼朝桜（河津桜）が植樹されています。例年、2月中旬から3月上旬が見頃。

同じ時期に咲く、菜の花とともに春の訪れを感じられるでしょう。

体育館がマルシェに！校舎には飲食店も「道の駅　保田小学校」

保田川から徒歩約10分の場所にある、「道の駅　保田小学校」は、2014年（平成26年）に閉校した小学校を、2015年（平成27年）に道の駅としてリニューアル！　校舎棟には、観光案内所や飲食店が並び、体育館は大きなマルシェとして生まれ変わりました。

校舎棟では、宿泊も可能！　黒板やロッカー、机などがある教室で宿泊体験ができますよ。

また、2023年（令和5年）には、隣接する旧鋸南幼稚園を再利用し、「道の駅　保田小附属ようちえん」もオープン。地元の食材を活かした飲食店や、赤ちゃん広場、ドッグラン、コワーキングスペースもあるので、親子でゆっくり過ごすのにピッタリなスポットです。

千葉ポートパーク【千葉県千葉市】

千葉ポートパークは、千葉県民500万人突破を記念して、1986年（昭和61年）にオープンしました。

28.3ヘクタールの広々とした園内には、芝生広場やビーチプラザ、地上113mの千葉ポートタワーなどがあります。園内には、河津桜やソメイヨシノ、オオシマザクラなど約500本が植えられており、満開時には多くの花見客で賑わいます。

河津桜の見頃は、2月中旬〜3月上旬。レジャーシートを広げ、お花見やピクニックを楽しめますよ。

アウトドア広場では手ぶらでバーベキューも♪

園内のアウトドア広場には、バーベキュー場を完備。食材の販売やコンロ、調理器具のレンタルも行っているので、手ぶらでバーベキューが楽しめます。

肉や魚がセットになったボリューム満点のメニューや、子供に人気の食材を盛り合わせたキッズメニュー（写真）もありますよ。

成田市さくらの山【千葉県成田市】

「成田市さくらの山」は、成田空港北側にある、駒井野（こまいの）と呼ばれる小高い丘に位置する公園です。

「飛行機の見える丘」として知られ、ちば眺望100景にも選ばれています。敷地内には、河津桜やソメイヨシノ、ヤマザクラなど約500本が植樹されており、河津桜の見頃を迎える2月中旬からは桜と飛行機のコラボレーションが楽しめます。

空港を離着陸する飛行機のジェットエンジン音や手が届きそうなくらいの飛行機に、子供が大興奮すること間違いなし！　隣接する「空の駅さくら館」で、お弁当や地元の食材を購入し、ピクニックを楽しむのもおすすめです♪

新川の「新川千本桜」【千葉県八千代市】

千葉県八千代市にある、新川沿い約9kmの両岸には、河津桜をはじめソメイヨシノやヨウコウなど8種類、約1,000本の桜が植栽されています。

これらの桜を総称して「新川千本桜」と呼ばれ、県内でも有数の桜の名所として知られるスポットです。河津桜の見頃は、2月中旬〜3月中旬。遅咲きの桜が見頃を迎える4月上旬までは、桜を満喫できます。

また、新川沿いは、歩道も整備されているのでベビーカーや小さな子供連れでも安心。親子でゆっくりお散歩も楽しめる穴場スポットです。

官軍塚【千葉県勝浦市】

提供 （公社）千葉県観光物産協会

千葉県勝浦市の南東に位置する「官軍塚」は、戊辰戦争の末期、函館五稜郭へ向かう熊本藩船が市内河津沖で難破し、多くの犠牲者を埋葬供養した場所です。

太平洋を望む高台には、数多くの河津桜が植えられており、展望台からは、河津桜のピンクと海のコントラストが見られます。

また、官軍塚へ向かう遊歩道は、満開の時期になると、まるで桜のトンネルを歩いているような気分になりますよ。

千葉県内で「河津桜」が見られる、おすすめスポットをご紹介しました。無料で楽しめるスポットばかりなので、ひと足早い春を感じにおでかけしてみてくださいね！