千葉県千葉市の「千葉県立中央博物館」で、2023年7月15日(土)〜9月18日(月・祝)の期間、千葉県誕生150周年を記念した特別展「よみがえるチバニアン期の古生物」が開催されています。
会場には、千葉の名前がついた時代「チバニアン期」(約77万4千年前〜約12万9千年前の時代区分)の古生物が大集結! ナウマンゾウやメルクサイの全身骨格が展示されるほか、本物の化石にさわれるコーナー、化石クリーニングの実演、体験イベントなど内容充実です。
チバニアン期のゾウやサイ、トドなど大型哺乳類を展示!
県内の地層からは、チバニアン期のゾウやサイ、クジラ、トドなど、さまざまな生き物の化石が見つかっています。「よみがえるチバニアン期の古生物」では、房総半島に分布するチバニアン期の地層をはじめ、当時生息していた大型哺乳類の化石や復元骨格など、約300点の資料を展示中!
ナウマンゾウやメルクサイの全身骨格、シカ類の化石、アシカやセイウチ、クジラ類の化石など、貴重な資料がズラリと並びます。同館の職員さんが発見した世界最大級のトド、オオキトドの化石や実物大復元画も必見! さらに、クジラの骨やゾウのキバなど、本物の化石にさわれるコーナーも楽しめます。
このほか、チバニアン期の陸と海の巨大景観復元図、化石発掘風景や復元画の製作過程を映像で紹介するコーナーなどもあり、見ごたえ十分! 毎週木曜と日曜(10:30〜12:00、14:00〜15:30)には、化石クリーニングの様子を実演で紹介する「化石クリーニングラボ」も行われています。
体験イベントやワークショップ多数! 人気投票も開催
期間中は、体験イベントやワークショップが多数開催されます。「化石の模型をつくろう」や「クイズ:ちばの古生物」、「古生物を復元してみよう」、「化石を拾ってみよう」、「博物館フィギュア×チバニアン期の古生物」、「本物の化石をさわってみよう」、「古生物の絵本読み聞かせ」、「古生物の缶バッジづくり」など、楽しい内容盛りだくさん!
さらに、古生物に関わる研究者らが登壇して、自身のお仕事を解説する「古生物サミットin房総:古生物に関わるお仕事」、専門家による「自然誌シンポジウム チバニアン期の哺乳類化石を探る」といったトークショーも実施予定。各イベントやトークショーによって開催日が異なるので、気になる方はおでかけ前にチェックしてみましょう。
会場では、人気投票企画「私のイチオシ古生物」も開催中! 陸上生物のナウマンゾウ、メルクサイ、カズサジカ、海洋生物のオオキトド、ステラーカイギュウ、トウキョウホタテから、お気に入りの古生物を選んで投票してみてくださいね。
中学生以下は入館無料! アンケート回答でプレゼントも
中学生以下は入館無料で楽しめるのもうれしいポイント! 房総半島の歴史や自然、生き物について学べる常設展も観覧できるほか、アンケートに答えると、オリジナルクリアファイルのプレゼントがもらえます(なくなり次第終了)。
夏休みに貴重な体験ができる「千葉県立中央博物館」。ぜひ、この機会に、親子でおでかけしてみてくださいね!
※画像はイメージです
■「よみがえるチバニアン期の古生物」概要
開催期間:2023年7月15日(土)〜9月18日(月・祝)
時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌平日)
※8月7日、14日は開館
場所:千葉県立中央博物館(第1企画展示室、第2企画展示室、2階ホールほか)
料金:大人800円、大学生および高校生400円
※中学生以下、65歳以上、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1人まで無料