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銀座「ずかんミュージアム」体験レポ 親子で楽しめる魅力満載!

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

東京・銀座にある商業施設「東急プラザ銀座」6階に、デジタルとリアルが融合した新感覚の没入体験型ミュージアム「ZUKAN MUSEUM GINZA powered by小学館の図鑑NEO」(以下、ずかんミュージアム)が、2021年7月16日(金)にオープンしました! 今回は、同ミュージアムの特徴と楽しみ方を紹介していきます。

「ずかんミュージアム」とは

従来の図鑑は「読んで知る」ことで学びにつなげていますが、それと同等に大切な「実体験を作る」ことを目指したスポットが「ずかんミュージアム」です。

ミュージアムでは、人気図鑑シリーズ「小学館の図鑑 NEO」で紹介されている多種多様な生きものが登場。デジタルとリアルが融合した空間で、普段見ることができない生きものに出会い、目の前にいるかのような躍動感や息吹を感じることができます。

「生息地別×時間別」で地球の自然をリアルに体感!

生きものが生息する環境はさまざまです。また、活動する時間帯も生きものによって異なります。ずかんミュージアムでは、「5つのゾーン」と「独特の時間の流れ」を組み合わせることで、地球の自然を再現。自分の足で世界中の自然環境をめぐっているような疑似体験ができます。

刻一刻と変化する空間は発見の連続です。「次はどんな生きものが出てくるんだろう」と、大人でさえも集中力が研ぎ澄まされて、好奇心がかき立てられます。

森林、清流、川、湖、草原…環境が異なる5つのゾーン

生きものの生息地は、大きく「陸地」と「水辺」に分けられます。

陸地のゾーンでは、弱肉強食の食物連鎖が繰り広げられる草原、アリの視点で見る新しい発見や驚きがつまった雑木林など、図鑑書籍では伝わりにくいリアルな生態系や自然環境を体感できます。

森林に暮らす生きものに会える「ディープフォレストゾーン」。

草原に暮らす生きもののつながりが学べる「ワイルドフィールドゾーン」。

里山環境の雑木林をアリの目線で再現した「アントビューゾーン」。

水辺のゾーンでは、ヒトが入っていくことが難しい水中の生きものにフォーカス。水族館ではなかなか見られない貴重な生きものばかりです。水しぶきが美しい滝など、リアルな映像表現にも注目です。

日本の清流を再現した「ウォーターフォールゾーン」。

川や湖に暮らす生きものに出会える「アンダーウォーターゾーン」。

時間の経過とともに移り変わる風景

ずかんミュージアムでは、1日を24分に凝縮した独自の時間を導入しています。朝、昼、夕方、夜と時間帯によって風景が移り変わり、現れる生きものも変化していきます。

たとえば「ウォーターフォールゾーン」(写真)では、日中は日本最大のシラサギ「ダイサギ」が姿を見せます。その後、きれいな夕暮れを迎え、夜になると「ゲンジボタル」が飛び交う幻想的な世界が広がります。朝から晩まで同じ場所で生きものや風景を観察するのは、現実世界ではとても大変なことですが、独自の時間軸がそれを可能にしています。

「記録の石」を持って冒険にでかけよう!

ここからは、ずかんミュージアムの楽しみ方を紹介します。

ナビゲーターアイテム「記録の石」を持って出発!

同ミュージアムの世界を体験するための重要アイテムが「記録の石」。出現する生きものを検知し、記録に残していくナビゲート端末です。入場する際にゲートで受け取り、ショルダーバックのように斜め掛けにしたら準備完了! 生きものを探す冒険の旅にでかけます。

生きものが出てきました。

生きものを検知すると、その生きものを記録するためのヒントを伝えてきます。生きものがヒントに書かれている動きをしたときに、「記録ボタン」(画面の丸印)を押すと記録完了です。はじめのうちは記録ボタンを押すタイミングが合わせにくいかもしれませんが、だんだんと慣れて上手にできるようになりますよ。

記録に成功すると、画面には生きものの名前や特徴などが表示されます。星の数は、出会えるレア度を表しています。

記録する前に逃げてしまったとき(写真)や、記録するタイミングが違うときなど、状況に応じてガイドしてくれます。

冒険の最後に「記録の証」がもらえる

ゴール地点に到着すると、自分が記録した生きものが記載された「記録の証」が発行されます。達成感を味わえる瞬間です。さらに、自分が記録した生きものが飛び出してくる壮大なエンディングシーンが流れる演出もあります。自分だけのオリジナルシーンをお見逃しなく!

じっくりと観察してみよう!

登場する生きものは、見た目はもちろん行動や細かい仕草まで、「小学館の図鑑 NEO」チームの協力のもと、念入りに作り上げられています。特に普段の行動や警戒したときの動きなどは、さまざまな映像資料を駆使して再現されています。

家族で現れたのは、全身黄金色の美しいサル「ゴールデンライオンタマリン」。主に木の上で生活し、長いしっぽや指が特徴です。

どの生きものもゆっくりと距離を縮めていくことで、より近くで観察できますが、急に近づくなどでこちらの気配を感じると警戒して逃げてしまうのでご注意を。

こちらはシカ科動物最大の「ヘラジカ」です。草を食べる姿や、遠くに向かって大きな鳴き声をあげる様子を観察できます。

こちらに気が付いて目が合う瞬間も。本物のヘラジカを目の前にしているかのような、ドキッとする感覚がありますよ。

目線を下に落とすと、地面を這う爬虫類がいることもあります。爬虫類や虫は見た目が苦手な大人も少なくないと思いますが、写真のようなリアルさではなく、ペイントタッチで描かれていて、鳥肌が立つ感じや恐怖感はかなり軽減されていると思います。

さらに天井にも生きものの姿を発見! 壁面はもちろん、床から天井にいたるまで、360度すみずみまで見渡してみましょう。

公式ガイドブックで子供の学びをサポート

ずかんミュージアムの入場ゲートの手前には、オリジナルグッズを扱うオフィシャルストア「memoria」が併設されています。

おすすめは、ミュージアム内に現れるすべての生きものを網羅している「公式生き物図鑑」(700円)。分類や種名などの基本情報から、詳しい生態、ミュージアム内での見どころまで解説しています。生きものに出会ったときに、親がさりげなく知識を補うことで、生きものに対する子供の関心がより高まると思います。

書籍「小学館の図鑑 NEO」シリーズも取り扱っています。気になる生きものに出会ったら、自宅に帰ってさらに興味を深めてみてくださいね。

新型コロナウイルス感染拡大予防の取り組み

「ずかんミュージアム」では、新型コロナウイルス感染予防のため、下記の対応を行っています。

従業員の取り組み

マスクの着用、手洗い・手指のアルコール消毒徹底、入場人数制限の実施など基本的な対策のほか、下記なども取り組んでいます。

  • 出勤時の体温確認(37.5度以上は出勤停止)
  • 2時間ごとに共有設備の消毒作業を実施
  • 利用者個別に配布する専用機材や買い物かごの都度消毒
  • 感染状況の注視、時世を鑑みた対策の徹底
  • 館内トイレのハンドドライヤー使用中止
  • 館内に消毒用アルコールを設置
  • 日時指定制チケットの導入  など

利用者へのお願い

入館時の体温チェックで37.5度以上の場合、入館不可になります。事前に入場券を購入している場合は、入場前までに連絡をすることで、日付変更や払い戻しが利用できます。

  • マスク着用必須(2歳未満除く、幼児は推奨)
  • 入場口でのサーモグラフィーを使用した体温チェック
  • 手指消毒の協力
  • ソーシャルディスタンスの確保  など

都会の真ん中で地球の自然をリアルに体感できる注目スポットです。これまでとは違う新しい図鑑体験を楽しんでくださいね!

■ZUKAN MUSEUM GINZA powered by小学館の図鑑NEO
オープン日:2021年7月16日(金)
場所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座6F
営業時間:11:00〜20:00(予定)
定休日:東急プラザ銀座の休館日に準ずる
※1月1日と年1回の不定期休
料金:18歳以上2,500円、中学生・高校生1,700円、小学生1,200円、3歳〜未就学児900円
※3歳未満は無料
※障がい者割引料金あり
※「記録の石」は1グループにつき1個無料貸し出し、追加の場合は1個300円
利用条件:チケットは日時指定制(完売の場合は当日券の販売なし)/来場希望日の1か月前から予約可能/中学生以下は20歳以上の保護者の同伴必須/無料で入場する子供を含め、子供3人につき保護者1人の同伴必須/ベビーカーの入場不可(預け場所あり)

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