【箱根】親子で行きたい厳選「穴場スポット」4選　自然満喫＆チャップリン散歩道も！

写真提供：箱根宮ノ下商店会

箱根といえば、温泉や美術館、大涌谷などが有名ですが、じつはあまり知られていないおすすめスポットもあります。今回は、親子で楽しめる季節の体験や過去の偉人が歩いた散歩道など、箱根の穴場スポットをまとめて紹介します。

チャップリンの散歩道

「喜劇王」として親しまれたチャールズ・チャップリン氏が1932年（昭和7年）に富士屋ホテルに宿泊しています。その際に、彼が散策した庭園やホテル裏の小路が「チャップリンの散歩道」と呼ばれるようになり、今も親しまれています。

Map提供：箱根宮ノ下商店会

箱根宮ノ下商店会には「箱根宮ノ下さんぽ」というマップがあります。赤色のラインが実際にチャップリンの散策した小路。宮ノ下駅から線路沿いの小路を浅間公園方面へ、楽天地に向かって歩きます。その途中には撮影スポットもたくさんあります。ここは狭いのでベビーカーでの移動は難しいです。

「ベビーカーでも散歩したい」という方は、紫ラインの道がおすすめです。宮ノ下駅から「あじさい坂」を下ってセピア通りを富士屋ホテル方面に進み、嶋写真店が見えたら左の道に入って熊野神社を目指します。そのまま、進むと赤ライン（地図）の道に合流できます。

そのまま楽天地方面へ向かって、セピア通りから富士屋ホテルまでの道がチャップリンの散歩道です。大正時代の建物やちょっと懐かしく感じる道は、ノスタルジックな雰囲気が楽しめます。

途中に、パワースポットの常泉寺に立ち寄ってみたり、ちょっと足を延ばして太閤の石風呂をみたりと、ほかの宮ノ下の穴場にも行けます。マップは宮ノ下観光案内所にあるので、手にとって散策してみてください。

仙石原高原

仙石原は「開墾すれば千石の穀物を収穫することができるだろう」という意味で名づけられた地名で「かながわ景勝50選」に選ばれています。見渡す限りに広がるススキが風に揺れる様子は、見る人の目も耳も心地よくしてくれます。

ススキを見に訪れるのであれば、秋ごろがとてもオススメです。ススキが黄金色に輝き始める9月下旬から11月中旬には多くの方が観光に訪れます。

写真提供：箱根全山

夏の仙石原高原は一面の緑！　秋の黄金のススキとはまた違ったさわやかな仙石原高原を堪能できます。夏場は比較的観光客も少ないので、穴場の時期といえます。

写真提供：箱根全山

箱根九頭龍の森

箱根園内に位置する「箱根九頭龍の森」は、芦ノ湖畔の樹木や、草花類が数多く自生する緑豊かな公園です。箱根園とプリンスホテル箱根の駐車場から入ることができます。遊歩道を抜けて園内に入ると四季を通して湖畔の風を感じられる緑あふれる公園です。

公園には、ベビーカーで移動できる遊歩道があります。運動靴でなくても、気ままに散策できるよう自然を生かした舗装が施されているのもうれしいポイント。

「箱根九頭龍の森」を散策しながら、芦ノ湖湖畔にあるパワースポット「九頭龍神社」に足を運んでみるのもいいですね。

写真：ザ・プリンス箱根芦ノ湖より

箱根町立　森のふれあい館・箱根やすらぎの森

「森のふれあい館」は、箱根やすらぎの森の中心的施設で、自然の素晴らしさや森林の大切さを楽しみながら理解できるスポットです。

森のふれあい館に隣接する集合広場は、広々とした芝生スペースになっています。青空の下でお弁当を広げてピクニックするのも人気です。森の広場までは、歩いて10分くらいの距離。舗装されていますが、坂道もあるのでベビーカーでの移動は注意が必要です。また、天候によって、園路が通行禁止になることもあります。

親子で季節の素材を使って楽しめる「木の実クラフト」は、人気の体験教室です。体験は150円からできます（別途入館料が必要）。季節によって変わる木の実を使って、かわいい動物や植物を作れますよ。

買い物や観光、温泉を楽しみながら大自然にも触れられるのが箱根の魅力です。歴史を感じる小路や自然を満喫できる穴場スポットでぜひ箱根の「深さ」を体験してみてください。