高知県高知市に2018年7月24日(火)に、図書館、点字図書館、科学館の複合施設「オーテピア」がオープンしました。親子でも楽しめる3つの施設が集約された注目スポットの魅力を紹介します。
複合施設「オーテピア」とは?
「オーテピア」は、高知市追手筋の追手前小学校跡地に建てられた注目の新施設。高知県立図書館と高知市民図書館本館の合築による「オーテピア高知図書館」と、録音図書などのバリアフリー図書が取り揃えられた「オーテピア高知声と点字の図書館」、身体を動かしながら身近な科学を体験できる「高知みらい科学館」の3つの施設からなる複合施設です。
こども向けコーナーが充実!
「オーテピア高知図書館」は、最大約205万冊の図書を収蔵できる中四国最大級の図書館です。2階には、一般向けの図書や雑誌のコーナー、こどもコーナー、青少年向けのティーンズコーナーがあるほか、3階にはビジネス、科学、産業、農業、健康、防災などに関するスペース、高知資料コーナー、視聴覚資料コーナーがあり、子どもから大人まで誰でも楽しめる施設です。
館内には、景色を楽しみながら読書ができる窓辺のデスクや、静かに調べものができる部屋など、さまざまなタイプの閲覧席が充実。2階の子どもコーナーには、おはなし会が開催される「おはなしのへや」もあります。
子ども専用のトイレや、授乳ができるベビールームも完備されているので、小さな子ども連れでも安心ですね。
点字や録音図書がそろう図書館も!
1階のエントランスホールに接する「オーテピア高知声と点字の図書館」は、活字図書での読書が困難な人向けに、録音図書などの「バリアフリー図書」をそろえる図書館です。
さわって読む「点字図書」のほか、「録音図書(声の本)」や、音声を聞きながら本の画像や文字を拡大して見ることができる「マルチメディアデイジー図書」など、さまざまな図書が用意されています。また、ボランティアによる点字図書や録音図書などの製作も行われています。
プラネタリウムや科学実験を楽しもう!
5階にある「高知みらい科学館」には、さまざまな科学を体験できる展示やコンテンツが充実しています。「高知の自然と生きものゾーン」「宇宙・地球・科学体験ゾーン」「高知の科学・ものづくりゾーン」の3つのゾーンがある展示室では、自然や生きもの、宇宙、地球などについて楽しく学べます。
ほかにも、季節の星空などを投映するプラネタリウムをはじめ、サイエンスショーや科学工作などを行うサイエンススクエア、実験室、工作室など、子どもの知的好奇心をくすぐる場所がたくさんあります。
授乳室を備えたベビールームが設置されるなど、誰もが快適に過ごせるように工夫された同施設。ぜひ親子で足を運んでみてください。
■複合施設「オーテピア」
オープン:2018年7月24日(火)
開館時間:【オーテピア高知図書館、オーテピア高知声と点字の図書館】火〜金9:00〜20:00、土日祝日9:00〜18:00(7・8月の土曜日は20:00まで)【高知みらい科学館】9:00〜18:00(金曜日、7・8月の土曜日は20:00まで)
休館日:【オーテピア高知図書館、オーテピア高知声と点字の図書館】毎週月曜日(祝日の場合は開館)、毎月第3金曜日(8月及び祝日を除く)、8月11日(山の日)を含む4日間(資料特別整理期間)、年末年始(12月29日〜1月4日)【高知みらい科学館】毎週月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日〜1月4日)
場所:高知県高知市追手筋2-1-1(旧高知市立追手前小学校敷地)
料金:無料
※プラネタリウムのみ有料(大人500円、高校生300円、小中学生100円、未就学児無料)