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関東近郊 温室がある植物園6選 冬でも南国気分&子供が喜ぶ生き物やフルーツも!

営業日時や料金などが変更になっている場合がございます。
最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

植物学者・牧野富太郎博士の生涯を描いた連続テレビ小説「らんまん」(NHK)がきっかけで、植物に興味を持ちはじめた人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、冬こそおすすめの温室がある関東近郊の植物園をピックアップしてご紹介します。

巨大な葉っぱや、見たこともないようなカラフルな花たちに出会える植物園の温室は、実は驚きと楽しさに満ちたワンダーランド! 熱帯気候を再現した温室では世界中の珍しい植物を見ることができ、施設によっては希少な絶滅危惧種も栽培されています。

一年中暖かい温室は冬のおでかけにもおすすめ。学びと楽しさを兼ね備えた植物園へ行ってみませんか♪

もくじ

夢の島熱帯植物館【東京都江東区】

「夢の島熱帯植物館」は、東京都江東区夢の島「都立夢の島公園」にある植物園です。

清掃工場の余熱を利用して温められているドーム(大温室)の中は、ジャングルを再現した癒しの空間が広がります。小笠原諸島の貴重な植物を中心に、熱帯、亜熱帯の1,000種類を超える植物を自然に近い状態で観察でき、食虫植物や小笠原諸島の固有種も見ることができますよ。

「大温室」は、熱帯の水辺の景観を再現した「Aドーム」、カカオなど私たちの生活にも関わりが深い熱帯植物が植えられている「Bドーム」、小笠原諸島の植物が多く見られる「Cドーム」に分かれています。

イベントホールでは、明るく広々とした空間を活かし、生きた植物や素材を中心にした展示やコンサートが行われます。生きた植物に手にふれることのできるイベントやワークショップも開催されるので、おでかけの際はチェックしてみてくださいね。

■夢の島熱帯植物館
所在地:東京都江東区夢の島2-1-2
営業時間:9:30〜17:00(最終入館16:00)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日
入園料:一般250円、65歳以上120円(身分証の提示が必要)、中学生100円、小学生以下無料
※都内在住または在学の中学生は無料
アクセス:
【電車】JR京葉線、東京メトロ有楽町線、りんかい線「新木場駅」から徒歩15分
【車】首都高速湾岸線「新木場IC」から約10分
駐車場:あり(有料)

板橋区立熱帯環境植物館(ねったいかん)【東京都板橋区】

「板橋区立熱帯環境植物館(ねったいかん)」は、都営三田線「高島平駅」から徒歩約7分の場所にある植物園。隣接する高島平温水プールなどとともに、板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型の施設です。

館内は、海に見立てた水族館から始まり、高山帯までのジャングルを登っていくような気分を味わうことができる「潮間帯植生ゾーン」「熱帯低地林ゾーン」「集落景観ゾーン」「雲霧林ゾーン」の4つに分かれています。熱帯や地球環境をテーマにさまざまな企画展示やイベントが行われており、熱帯の環境を楽しみながら学べる博物館型植物館です。

ミニ水族館は海水・汽水・淡水3種類の水域に分かれ、東南アジアの生態を中心に展示。子供たちに大人気の「チンアナゴ」に会うこともできますよ。

飼育係のお話とともに、魚たちがごはんを食べる様子を観察できる「水族館のごはんのじかん」(毎週土曜15:00〜)や、絵本の読み聞かせ「おはなしバナナの会」(毎月第1土曜)などの開催もあり、子供と楽しく生き物や植物について学べます。

■板橋区立熱帯環境植物館(ねったいかん)
所在地:東京都板橋区高島平8-29-2
営業時間:10:00〜18:00(最終入館17:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入園料:大人260円、小中学生・65歳以上130円、未就学児無料
アクセス:
【電車】都営三田線「高島平駅」下車、東口から徒歩約7分
【バス】国際興業バス「高島第一中学校」下車、徒歩1分/「板橋特別支援学校」下車、徒歩5分
駐車場:なし(隣接する高島平温水プールの駐車場利用可/19台・有料)

多摩動物公園 昆虫生態園【東京都日野市】

「多摩動物公園」は、広く起伏にとんだ地形を生かし、動物たちがなるべく自然な姿で見られるように工夫されていることで人気の動物園。園内は生息地ごとに、アフリカ園・アジア園・オーストラリア園の3つのエリアに分けられているほか、昆虫を専門に展示している施設「昆虫生態園」も併設されています。

「多摩動物公園」は「アリからゾウまで出会えるところ」のキャッチコピーを掲げているとおり、昆虫の飼育にも力を入れています。「昆虫生態園」の中は、一年中さまざまな植物が生い茂る暖かい温室で、色とりどりのチョウが放し飼いで美しく舞い、また、チョウのエサとなる花々が咲き乱れ、そのさまはまるでユートピアのよう!

昆虫館の本館では、「ハキリアリ」や「グローワーム」など外国産の珍しい昆虫に出会えるほか、標本や模型の展示やふれあいコーナーが設けられて、虫好きキッズには必見の施設となっています。

■東京都多摩動物公園
所在地:東京都日野市程久保7-1-1
営業時間:9:30〜17:00(最終入園16:00)
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月1日
※水曜に開園する場合あり。公式サイト参照
入園料:一般600円、中学生200円、65歳以上300円
※小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料(中学生は生徒手帳を提示)
アクセス:
【電車】多摩都市モノレール、京王動物園線「多摩動物公園駅」から徒歩すぐ
【車】中央自動車道「国立府中IC」から日野方面へ約15分
駐車場:あり(有料)

アロハガーデンたてやま【千葉県館山市】

「アロハガーデンたてやま」は、千葉県で最大規模を誇る動植物園で、長さ300mの連続温室、高さ20mの大温室など熱帯・亜熱帯植物が展示され、南国の代表の花ハイビスカス、ブーゲンビレアなど、南国特有の原色の花を観察できます。
2020年に「南房パラダイス」から名称を変え、「南房パラダイス」は道の駅として隣接しています。

大きな温室の中には、マンゴーやバナナ、スターフルーツ、パパイヤ、ドラゴンフルーツなどの珍しい南国フルーツも自然な姿で鑑賞できます。また、トロピカルバード(温室)には熱帯地方の小鳥が放し飼いになっていて、自由に飛ぶ姿を間近で楽しめますよ。ふれあい動物広場もあり大人も子供も楽しめる動植物園です。遊具があるキッズ広場もあるので、体を動かして遊ぶこともできます。

また、園内はハワイの雰囲気が演出されていて、毎週末と祝日にステージで行われるフラやタヒチアンのショーも要チェックです。

■アロハガーデンたてやま
所在地:千葉県館山市藤原1497
営業時間:9:30〜17:00(最終入園16:30)
定休日:不定休
入園料:中学生以上1,300円、小学生800円、4歳〜6歳500円、3歳未満無料
アクセス:
【車】館山自動車道「木更津南IC」から約1時間
【電車】JR内房線「館山駅」からバスフラワー号で約30分、南房パラダイス下車
駐車場:あり(無料)

もっと詳しい情報を見る
「アロハガーデンたてやま」見どころ・料金・割引・アクセス網羅

国立科学博物館 筑波実験植物園【茨城県つくば市】

茨城県つくば市にある「国立科学博物館 筑波実験植物園」は、東京・上野にある「国立科学博物館」の関連施設です。およそ14ヘクタールの広大な敷地で、園内は「世界の生態区」 と 「生命を支える多様性区」に分かれ、日本の代表的な植物、世界のいろいろな環境に生育する植物、生活に利用する植物など、3,000種類が観察できます。

温室は、アフリカ、アメリカ、オーストラリアなどの乾燥地に自生する植物を栽培する「サバンナ温室」、アジアの熱帯雨林の植物を栽培する「熱帯雨林温室」、熱帯の湿地や湖沼の水生植物とマングローブ植物を栽培する「水生植物温室」など複数あります。子供に人気のバナナなどのフルーツを探してみるのもおもしろいですよ。

教育棟にある園内で見られる植物情報「みごろの植物」。みごろ1〜3位のスタンプラリーに挑戦してみてください。マップを見ながら植物を探して、スタンプを押したら窓口で景品をゲット!

園内のおすすめの植物や見ごろの植物は毎週更新して紹介されています。「みごろの植物」のパンフレットは「教育棟」で配布されていますのでぜひチェックしてみましょう。

■国立科学博物館 筑波実験植物園
所在地:茨城県つくば市天久保4-1-1
営業時間:9:00〜16:30(最終入園16:00)
定休日:月曜(祝日の場合は開園)、祝休日の翌日(土・日曜の場合は開園)、12月28日〜1月4日
※臨時開園あり
入園料:一般・大学生320円、高校生(高専生含む)以下は無料
アクセス:
【電車・バス】
つくばエクスプレス「つくば駅」から関東鉄道バス「テクノパーク大穂行き」(5番乗り場)→「筑波実験植物園前」下車徒歩3分/筑波大学循環左回り(6番乗り場)→「天久保2丁目」下車徒歩10分
【車】
常磐自動車道「桜土浦IC」から北へ約8km/圏央道「つくば中央IC」から約7km
駐車場:あり(無料)

熱川バナナワニ園【静岡県東賀茂郡伊豆町】

「熱川バナナワニ園」は、静岡県熱川の温泉熱を利用した熱帯動植物園。絶滅の危機に瀕している貴重なワニが、世界でもトップクラスの16種・約140頭も飼育されています。

園内では、ガラス越しにワニの姿を観察したり、エサやり見学もでき、迫力あるワニの姿に大盛り上がり間違いなし! 動物はワニのほか、レッサーパンダやめずらしいアマゾンマナティーも飼育されています。

温室や植物園では、常時約60種類の花が楽しめる熱帯性スイレンをはじめ、約5,000種の熱帯植物や果樹が展示されています。カラフルな花やたわわになるフルーツを眺めながら、トロピカル気分を満喫してみてはいかがでしょうか。

ワニと並んで園の名前に冠された、もうひとつの主役がバナナです。
「熱川バナナワニ園」では、台湾バナナをはじめ約20種類のバナナが温室で栽培されています。また、収穫されたバナナは併設のフルーツパーラーで食べることができますよ。

■熱川バナナワニ園
所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10
営業時間:9:00〜17:00(最終入園16:30)
定休日:年中無休
入園料:大人1,800円、4歳〜小学生900円、4歳未満無料
アクセス:
【車】
<関東方面から>東名自動車道「厚木IC」から小田原厚木自動車道「石橋IC」下車、国道135号線へ
<関西方面から>東名自動車道「沼津IC」下車、国道1号、国道136号線、県道12号線を経て国道135号線へ
【電車】
伊豆急行線「伊豆熱川駅」下車徒歩1分
駐車場:あり(無料)

植物の多様性や人間の関わりを楽しく学べる施設をピックアップしてご紹介しました。植物園で子供の興味関心を引き出すきっかけに出会えたらステキですね♪

美しい緑豊かな植物園や温室ではリラックス効果もあるのだとか。非日常な空間で、ママパパもトロピカルな南国気分を味わってみてください。

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