名古屋市で「アニメージュとジブリ展」　貴重展示＆限定グッズも

愛知県名古屋市にある「松坂屋美術館」で、2023年4月22日（土）〜6月11日（日）の期間、スタジオジブリの原点を振り返る展覧会 「アニメージュとジブリ展」が開催されます。

2021年4月に「松屋銀座」で開幕し、全国巡回中の展覧会がついに名古屋に初上陸！　子供に大人気のネコバスと写真が撮れるフォトスポットや、オリジナルグッズも登場します。

名古屋初開催！　ジブリの原点を振り返る展覧会

アニメ雑誌のパイオニア・月間「アニメージュ」が創刊された1978年から、スタジオジブリが設立された80年代後半にフォーカスした「アニメージュとジブリ展」。本展では、「アニメージュ」の編集者でありながら、ジブリ誕生への道筋をつくった鈴木敏夫氏の業績とともに、スタジオジブリの原点を振り返ります。

エントランスには、アニメージュの表紙から飛び出す迫力満点のネコバスのフォトスポットが登場！　ジブリの世界観に入り込んだかのような記念写真が楽しめますよ。

「アニメージュ」の流れを追う4つのエリア

本展では、アニメが大きく飛躍するブーム期や、鈴木敏夫氏と高畑勲・宮崎駿両監督の出会いなど、「アニメージュ」の歴史を4つのエリアに分けて紹介します。

アニメージュ誕生！　〜テレビまんがからアニメブームへ

雑誌「アニメージュ」

まだ「アニメ」という言葉すら広がっていなかった1970年代後半から、79年登場の「機動戦士ガンダム」をきっかけに巻き起こった、80年代にかけての爆発的なアニメブーム勃興期を、当時のアニメ同人誌・雑誌・ポスター・グッズ・セル画をもとに紹介します。「アニメージュ」の貴重な創刊号も展示されますよ。

アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた〜ガンダムが変えた歴史

「機動戦士ガンダム」公開時の映画ポスター

1979年に放送が開始された「機動戦士ガンダム」に着目し、「アニメージュ」がガンダムブームをどう伝え、ファンがどう受け止めたのかを、美術監督を務めた中村光毅氏のイラストや当時の資料をもとに振り返ります。

「機動戦士ガンダム」の名シーンを初期のガンプラ（ガンダムのプラモデル）で再現したジオラマも登場します！

加速するアニメブーム〜拡大するアニメージュ

中吊り広告

若い作り手が参加した作品が増えるなどして、さらなる発展を続けたアニメブーム。本エリアでは、鈴木敏夫氏の志向性が色濃く出た「アニメージュ」の表紙と付録のギャラリーが楽しめます。

また、「未来少年コナン」「ルパン三世 カリオストロの城」「じゃりン子チエ」など、高畑勲・宮崎駿両監督がジブリ以前に制作した作品もこちらで紹介されています。

ナウシカへの道〜一冊の雑誌から映画が誕生

「風の谷のナウシカ」ジオラマ

「風の谷のナウシカ」セル画と色指定

1982年2月号より連載開始し、84年には映画が公開された「風の谷のナウシカ」と、その後スタジオジブリが設立されるまでの道のりを振り返ります。

また、造形作家の竹谷隆之氏が監修した「風使いの腐海装束」「朽ちゆく巨神兵」のジオラマも展示されていて、写真撮影が楽しめます。

オリジナルグッズが並ぶ物販コーナーも必見！

物販コーナーでは、大判のハンカチやぬいぐるみなど、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが登場します。数量限定での販売なので、手に入れたい方はこの機会をお見逃しなく！

スタジオジブリの原点を振り返る「アニメージュとジブリ展」。ぜひ親子でおでかけして、ジブリの世界観に浸ってみてくださいね。開催日前日の4月21日までは、100円お得に楽しめる前売チケットが発売されていますよ。

（C）Studio Ghibli