茨城県水戸市にある日本庭園「偕楽園」で、2022年2月1日(火)〜3月31日(木)の期間、デジタルアート集団チームラボによるアートイベント「チームラボ 偕楽園 光の祭 2022」が開催されます。
期間中の2月11日(金・祝)〜3月21日(月・祝)には、同園で120年以上続く「水戸の梅まつり」も同時開催。約100品種、約3,000本の梅が咲き誇る園内が、インタラクティブな光のアート空間に変化します。
全8作品の光り輝くアート空間が楽しめる!
日本三名園のひとつに数えられ、2022年で開園180年を迎える「偕楽園」。本イベントでは、「自然そのものが自然のままアートになる」をコンセプトに、「偕楽園」の森や庭そのものを使って制作した全8作品が公開されます。
大杉の森には「自立しつつも呼応する生命と呼応する大杉森」を展示。風で揺れたり手で押したりすると色を変化させる「光の卵形体」が、それぞれの色特有の音色を響かせながら、周りの個体や木々を次々と呼応させ、辺り一面の色を変えていきます。
偕楽園の孟宗竹林(もうそうちくりん)沿いには、「Walk, Walk, Walk−孟宗竹林」を展示。ウサギやカエル、人々が次々と歩いて来る作品で、映し出される絵は複製ではなくコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けているため、二度と同じキャラクターに会うことはできません。
樹齢約800年の偕楽園随一の巨木「太郎杉」には、「増殖する生命の巨木−太郎杉」を展示。樹高約35m、根本の周囲約17.2mの大木に、1時間かけて、この地域に咲く四季の花々が生まれては散る様子を色鮮やかに映し出します。こちらの作品も、あらかじめ記録された映像を再生するのではなく、リアルタイムで描かれています。
このほか、好文亭の目の前に広がる梅林が光り輝く「生命は連続する光−梅林」、森に線の集合が描かれる「具象と抽象−陽と陰の狭間」、松やつつじが光り輝く「呼応する松とつつじ」、倒木した大木の幹の空洞に花々が咲いては散っていく「増殖する生命の倒木−次郎杉」、書画が空間に描かれる「吐玉泉の円相」が展示され、見ごたえ十分です。
本イベントのより詳しい魅力や写真を一挙に紹介した、2021年開催時の徹底レポートもぜひ、チェックしてくださいね!
イベントの開催時間は、日が落ちた18:00からとなっています。屋外での展示なので、防寒対策をしっかりとしておでかけくださいね。小学生以下の子供は無料で入場できるので、家族で不思議な光のアートと梅のコラボレーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
■「チームラボ 偕楽園 光の祭 2022」概要
開催期間:2022年2月1日(火)〜3月31日(木)
時間:18:00〜20:30(最終入場20:00)
場所:偕楽園
料金:大人1,800円、中高生800円、小学生以下無料
※日中に入園した場合は一度退園のうえ、別途、イベント入場料が必要です