茨城県つくば市で「バーチャル宇宙飛行士試験」　最新技術を体験

茨城県つくば市で、小学校3〜6年生を対象とした「バーチャル宇宙飛行士選抜試験」が、2021年8月10（火）〜8月15日（日）の期間で開催されます。VR（仮想現実）やAR（拡張現実）、AI（人工知能）の技術を用いたデジタルコンテンツで、宇宙飛行士になるための試験に挑戦できる企画です。現在、公式サイトで7月11日（日）23：59 まで予約を受け付けています。

※本イベントは茨城県つくば市で行われるイベントです。オンラインイベントではありません

3つのデジタルコンテンツで宇宙飛行士の試験に挑戦！

茨城県は、日本の科学技術をリードする科学技術振興県であり、特につくば地区は世界中の研究・教育機関が集中し、トップレベルの研究を進める世界有数の研究学園です。

バーチャル宇宙飛行士選抜試験　実証実験の様子

本企画は、茨城県の「いばらき宇宙ビジネス事業化実証プロジェクト」の一環として、宇宙の体験をつくる技術集団・株式会社amulapo（アミュラポ）が開発したオリジナルの体験コンテンツです。2021年6月に実施したつくば市限定の実証実験では、募集人数48名に対し760名もの応募が集まり、大好評を博しました。

体験の詳しい様子はこちら
※動画は音が出るのでご注意ください

参加者は、茨城県つくば市から地上400kmの上空に浮かぶ、仮想現実の国際宇宙ステーション（ISS）を舞台に、６月の実証実験と比べてより実践に近い内容で、宇宙飛行士選抜試験を体験できます。

参加者は、3つのデジタルコンテンツを通して、宇宙飛行士になるための選抜試験をバーチャルで体験。試験の結果をもとに、自身の宇宙飛行士への適性を見出します。

船外活動試験（VRコンテンツ体験）

VRゴーグルと専用のグローブ型コントローラーを装着し、無重力が体験できるリクライニングチェアで、宇宙空間や大気圏突入の様子を体感します。まるで本物の宇宙飛行士になったかのような気分で、宇宙空間での物の動きについて学びながら状況認識力を育みます。

※体験時にはVRゴーグルと本コンテンツ専用のグローブ型コントローラーを装着します
（VRゴーグルは眼鏡などの上から重ねて装着できます）
※コロナ感染症対策のためビニール手袋を装着

宇宙実験試験（ARコンテンツ体験）

ARグラスと専用スマートフォンを使用して、宇宙船の中での科学実験をバーチャルで体験します。思わず手を伸ばしたくなる没入感満載の映像は、宇宙での物体の様子がリアルに観察でき、高等学校で習う「物理」や「化学」などの内容を体感的に学ぶことができます。体験後には理解力が試されるクイズに挑戦します。

※体験時にはARグラスと専用スマートフォンを使用します
（ARグラスは眼鏡などの上から重ねて装着できます）

宇宙食試験（スマホアプリ体験）

会場に用意された専用のスマートフォンを使用して、宇宙食の開発について解説員と一緒に学びます。4人グループで課題をディスカッションしながら、AIロボット「アーシャ」が出題するクイズに挑戦し、課題解決力を育みます。

※コロナ感染症対策のため宇宙食の実食は中止

宇宙航空研究開発機構（JAXA）で、2021年秋に13年ぶりに宇宙飛行士の募集が開始されることを背景に実施される本企画。宇宙ならではの楽しい体験が満載なので、ぜひチェックしてくださいね。イベントの最後には「バーチャル宇宙飛行士選抜試験 修了証」の授与式と記念撮影もありますよ。