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「新江ノ島水族館」で新種クラゲ発見&世界初展示 夏イベントも

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神奈川県藤沢市にある新江ノ島水族館で、2021年5月31日(月)より、新種のクラゲ「ワタボウシクラゲ」が世界初展示されています。また、水族館で飼育されている「ギヤマンクラゲ」も、研究の結果、新種であることが発表されました。クラゲの詳細とあわせて、7月に親子で楽しめる館内イベントをまとめてお届けします。

新種のクラゲを世界で初展示!

江の島で発見された新種のクラゲ「ワタボウシクラゲ」(学名:Tiaricodon orientalis)は、傘の直径が1cmほどの小さなクラゲ。傘は丸く透明で、生殖巣の上部にある赤いバンドが特徴です。

今回、2018年から2020年にかけて江の島で採集した31個体の標本をもとに、分類学的に精査したところ新種と判明。名前は、その見た目が日本の婚礼時に使用される「綿帽子」に似ていることから命名されました。

本種はTiaricodon(ワタボウシクラゲ属、本種の記載とともに属名の和名も提唱)の仲間であり、本属としては1902年以来、実に119年ぶりの新種報告となります。

同館では、5月31日(月)より、クラゲの研究コーナー「クラゲサイエンス」にて、この「ワタボウシクラゲ」を世界初展示しています。4本ある触手を、泳ぐときは縮め、リラックスしているときはだらーんと伸ばす、何ともかわいらしい姿が見られますよ。

人気の「ギヤマンクラゲ」も新種と判明!

同館が世界で初めて繁殖に成功し、現在では日本各地の水族館で展示されているおなじみのクラゲ「ギヤマンクラゲ」も、新種と判明しました。これまでは北アメリカで見られる「Tima formosa」(学名)と同種とされていましたが、日本・カナダ・アメリカの国際的な共同研究の結果、別種だとわかり、新たな学名は「Tima nigroannulata(ティマ・ニグロアニュラータ)」と名づけられました。

ギヤマンクラゲの「ギヤマン」とは、オランダ語で「ガラスのように透明」という意味を持ち、その名のとおり透き通った美しい体が特徴。水族館で展示されているクラゲの中でも人気の高い種類です。

身近なクラゲがじつは新種だったなんて驚きですね! 同館では、これからも引き続きクラゲの研究を行い、その魅力を発信していくそうです。見ているだけで癒される「クラゲ」たちの新たなニュースが楽しみですね。

7月の館内イベントを紹介!

季節ごとに生き物が変わるテーマ水槽では、7月は七夕にちなみ、星にまつわる生き物たちを展示します。また、2021年7月17日(土)〜8月31日(火)の期間には、イルカたちがダイナミックなジャンプやパフォーマンスを披露する「Cool!Dolphin! 〜kizuna de summer〜」を開催。夏限定の水かけパフォーマンスが楽しめます♪

親子で楽しめるワークショップも充実!

えのすい体験プログラム「ちょっぴりワークショップ」でも、七夕気分が盛り上がる、海星(ヒトデ)と星の砂を使った「星のキャンドル」作りが開催されます。ほかにも、来館記念にぴったりなコルクバッジやハンカチ作りも楽しめますよ。

■「星のキャンドル作り〜海星(ヒトデ)に願いを〜」
開催日:7月3日(土)〜7月7日(水)
定員:各回10組(1組4名まで)
参加費:500円

■「“えのすい”なかまバッジ」
開催日:7月8日(木)〜7月15日(木)
定員:各回10組(1組4名まで)
参加費:50円

■「みんなで作ろう“えのすい”ハンカチ2021」
開催日:7月16日(金)〜8月31日(火)
定員:各回10組(1組4名まで)
参加費:300円

※開催場所や参加方法は公式サイトをご確認ください
※各イベント、プログラムの実施日時・内容は予告なく変更、中止する場合があります
※水族館内で実施するイベントには、別途入場料がかかります。料金表示は全て税込です

このほか、18歳以上を対象に、閉館後の水族館が楽しめるイベントも開催されます。

新種クラゲの発見で注目が集まる「新江ノ島水族館」。暑さもしのげる水族館は夏のおでかけにおすすめなので、ぜひ親子で足を運んでみてくださいね。7月からはかき氷やフロートなどの夏の人気メニューも登場しますよ♪

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