2020年元日の入場無料スポット10選　正月＆元旦イベントも多数！

もうすぐ新元号の「令和」になって初のお正月。新年を祝って入場料を無料にする施設が、全国各地に多数あります。

餅つきや獅子舞など、お正月ならではの楽しいイベントが催されるスポットもあるので、まとめてお届けします！

八木山ベニーランド（宮城県）

仙台の中心地から約4kmとアクセス便利な大型遊園地です。通常の入園料は、中学生以上1,000円、3歳以上500円ですが、1月1日（水・祝）〜5日（日）と、11日（土）〜13日（月・祝）の8日間は無料になります。

緑に囲まれ、仙台の市街地と太平洋を見渡せる高台のロケーションで、約30のアトラクションが楽しめます。

1月3日（金）には、たこあげのたこを作る教室も予定されています。

「仙台城跡」（青葉城址）や「八木山動物公園」にも近く、特に動物公園は徒歩7分程度と隣接しているので、1日で遊園地と動物園を両方楽しむのもおすすめです（正月期間の八木山動物公園は、1月2・3・5・7〜13日に営業）。

国宝 松本城（長野県）

現存する五重六階の天守の中でも日本最古の城で、国宝にも指定されている「松本城」。1月1日（水・祝）〜3日（金）の三が日は、「本丸庭園」が無料開放されます。

戦国時代そのままの天守がアルプスの冬山を背景に稟とそびえる姿は、新年にふさわしい景色です。

1月3日（金）には、本丸庭園で「新春祝賀式」が催され、「古城太鼓」の演舞のほか、多くのお正月イベントが楽しめます。

なお、三が日の本丸庭園は入園無料ですが、天守に入る際は観覧料が別途必要です（1月以降は高校生以上700円、小学生以上300円）。「松本市立博物館」との共通券になりますが、博物館は1月1日（水・祝）と2日（木）は閉館しているので注意してください。

1月3日（金）は博物館も無料開放されます。

兼六園（石川県）

加賀藩をおさめた前田家の庭園として造られた日本三名園のひとつ「兼六園」。通常の入園料は、18歳以上320円、6歳以上100円ですが、12月31日（火）〜1月3日（金）までは無料開放されます。

大みそかから元日にかけては、夜間を通じて開園。12月31日（火）の17：00〜1月1日（水・祝）の8：00の間に、日本屈指の名庭園で年を越せます。

シンボルとして知られる二本足の灯籠「徽軫灯籠」（ことじとうろう）や、日本最古といわれる噴水など、広大な園内は見どころ満載。北国の雪から松などの枝を守る「雪吊り」の景観も、お正月に見られる冬ならではの風物詩です。

よみうりランド（東京都）

緑に囲まれた広い敷地内に40種以上のアトラクションがそろう「よみうりランド」では、干支にちなんだユニークなお正月特典があります。

通常の入園料は、18歳以上1,800円、中・高校生1,500円、3歳以上1,000円ですが、1月1日（水・祝）〜3日（金）は、ねずみ年生まれの人と、2020年にちなみ2月2日生まれの人が無料になります。

ねずみ年で2月2日生まれの人には、ワンデーパスが進呈されますよ。入園口で年齢、名前、生年月日を証明できるものの提示が必要です。

元日の獅子舞披露や先着300人までのもちつき大会＆ふるまいもちなど、お正月を盛り上げる催しも盛りだくさんです。

三が日には、世界最大のねずみ・カピバラをはじめ、さまざまなねずみとふれあえるコーナーも登場。エサやりは各回50人先着ですが、無料で体験できます。太鼓の演奏も楽しめます。

東京辰巳国際水泳場（東京都）

数々の国際大会や選手権で使用され、2020年の東京五輪の水球競技会場にもなっている「東京辰巳国際水泳場」。大会などがない日は一般公開日として利用できます。

通常料金は、高校生以上600円、中学生以下260円ですが、1月1日（水・祝）は「元旦初泳ぎ」として、すべてのプールが無料で利用できます。

「元旦初泳ぎ」は、元日の10：00〜16：00まで（最終入場15：00）。小学3年生以下は保護者同伴、浮き輪やパドルなどは利用不可で、水泳帽が必要です。

大会で多く使われる「メインプール」を利用する小学生、および「ダイビングプール」の利用には、事前に登録証の手続きが必要ですが、「サブプール」は登録なしで利用できます（オムツのとれた3歳以上対象）。1年の始まりを家族そろってアクティブに過ごすのもいいですね。

姫路城（兵庫県）

写真提供：姫路市

国内初の世界文化遺産で、白く優美な姿から「白鷺城」（はくろじょう・しらさぎじょう）の愛称で親しまれる国宝の「姫路城」。通常の入城料は、18歳以上1,000円、小学生〜高校生300円ですが、1月1日（水・祝）は無料開放されます。

姫路市街を一望できる大天守や、広々とした庭園「西の丸」など、多くの見どころがある城内すべてを無料で観覧できますよ。1月2日（木）と3日（金）には、先着500人にキャラクターのフェイスタオルのプレゼントも！

写真提供：姫路市

姫路城の周辺一帯は「姫路公園」として整備され、広大な敷地内に美術館や動物園、博物館など、さまざまな施設がそろっています。公園内の一角には、姫路城を見上げながら広い芝生や遊具で遊べる「シロトピア記念公園」もあり、立ち寄るのもおすすめです。

史跡高松城跡 玉藻公園（香川県）

瀬戸内海の海水をお掘に引きこんで造られた日本三大水城のひとつ「高松城」。「玉藻城」の愛称にちなんで、城跡一帯は「玉藻公園」として開かれています。

通常の入園料は、16歳以上200円、6歳以上100円ですが、1月1日（水・祝）〜3日（金）は無料で入園できます。

三が日の間は、園内の重要文化財である「披雲閣」（ひうんかく）と「月見櫓」（つきみやぐら）も一般公開されます。

海水の流れるお堀には鯛が泳いでいて、「鯛願成就」（たいがんじょうじゅ）と銘打ったエサやりが内堀の2カ所で体験できます（1回100円）。内堀を和舟でめぐる遊覧も人気ですが、12〜2月は運休です。

栗林公園（香川県）

高松藩の歴代藩主が100年余りかけて完成させた日本最大規模を誇る大名庭園です。国の特別名勝に指定され、その景観美は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも最高評価の三つ星を獲得したほど。

通常の入園料は、高校生以上410円、小学生以上170円ですが、1月1日（水・祝）は無料になります。

年間を通じて、ほぼ日の出とともに開園する同公園。早朝の幻想的な朝もやに浮かび上がる庭園の美しさは格別です。

元日も7：00より入園可能なので、新年の早朝に散策するのもおすすめです。8：00からは、園内の茶屋「花園亭」で、ひと息つくこともできます。なお、花園亭で通常7：00から食べられる人気の「朝がゆ」（要予約）は、三が日は休みなので注意してください。

岡山後楽園（岡山県）

写真提供：岡山後楽園

約300年前に岡山藩2代藩主の命により造園され、日本三名園のひとつに数えられる「岡山後楽園」。通常の入園料は、中・高校生を除く15歳以上410円ですが、1月1日（水・祝）は無料開放されます。

元日から1月3日（金）にかけては、園内で毎年恒例の「初春祭」が催され、江戸時代の面影を残す重要建物「延養亭」での筝曲演奏や、祝賀狂言の舞台、お茶会などが楽しめます。

写真提供：岡山後楽園

また、庭園で飼育されているタンチョウ数羽を園内に放す「タンチョウの園内散策」も同時に行われ、新年にふさわしい優美な姿が間近で見られます（正月期間は1月1日・3日に実施）。

仙巌園（鹿児島県）

1658年に島津家19代当主・光久によって築かれた別邸で、鹿児島県のシンボルでもある桜島や錦江湾（きんこうわん）が見渡せる大名庭園です。

通常の入場料は、高校生以上1,000円、小学生以上500円（いずれも「尚古集成館」との共通券）ですが、1月1日（水・祝）〜3日（金）に着物で来園すると無料になります。

世界文化遺産に登録され、2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にもなった広大な園内は見どころ満載。三が日には、さまざまなお正月行事も催されます。

1月1日（水・祝）と2日（木）には餅つき大会・ふるまいが開催されるほか、2日（木）には「野田郷島津太鼓」の演奏、3日（金）には鷹匠による貴重な鷹狩が披露されます。公式サイトで各行事の時間帯をチェックして、ぜひ足を運んでみてください。

1年の始まりをお得に楽しめるうえ、新年気分を盛り上げるイベントが多いのもうれしいですね。正月期間は営業時間が通常と異なる施設もあるので、イベント開催時間もあわせておでかけ前によく確認してください。