歴史的建造物や石倉が残るレトロな街並みが観光客に人気の都市・小樽。異国情緒に満ちた小樽運河の散策はもちろん、おたる水族館や小樽天狗山ロープウエイをはじめとする親子向けの観光スポットもたくさんあります。
また、新鮮な魚介類を使ったお寿司や海鮮丼、ラーメンなどのランチ&グルメスポットも充実。そんな小樽を親子で旅するときの魅力やポイントを紹介していきます。
1.年間のイベントを知っておこう
小樽は、11月中旬から始まるイルミネーションイベントの小樽ゆき物語や、小樽運河と市内各所がキャンドルの幻想的な灯りに包まれる小樽雪あかりの路が有名です。雪景色の小樽運河も風情があります。
また、5月上旬から中旬にかけて桜が、10月中旬から下旬にかけて紅葉が見ごろを迎えるほか、季節ごとに行われるお祭りも見どころ。6月から8月までは積丹町のウニを味わうのもおすすめです。
春(4月〜6月)
桜は5月上旬から中旬にかけて開花。お花見は手宮公園や小樽公園が人気です。5月下旬から7月上旬にかけては、牡丹・芍薬(しゃくやく)まつりが行われ、約730株のボタンとシャクヤクの花が見られます。6月からは積丹でウニが獲れます。
夏(7月〜8月)
7月下旬に花火大会や神輿、パレードが行われるおたる潮まつりが開催します。8月下旬に行われる小樽天狗山夜景の日には花火やステージイベントを実施。同時期に行われる小樽天狗山まつりでは、ステージや縁日などで盛り上がります。積丹のウニは8月まで。
秋(9月〜11月)
9月上旬には北の収穫祭ワインカーニバルinおたるを実施。11月上旬から2月にかけて小樽の街をロマンチックなイルミネーションが彩る小樽ゆき物語が開催されます。11月中旬に行われる小樽しゃこ祭りもシャコ汁や茹でシャコが味わえて人気です。
また、紅葉は10月中旬から下旬が見どころです。11月ごろから雪が降り始めるので服装などに注意を。
冬(12月〜3月)
11月中旬から始まるイルミネーションイベントの小樽ゆき物語は2月中旬まで開催。2月中旬(2018年は2月9日〜18日)には小樽運河や市内のあちこちにキャンドルが灯る小樽雪あかりの路は幻想的な光景で人気のイベントです。雪のピークは12月〜2月ですが、4月ごろまで雪が降る場合も。
2.親子で楽しめる小樽の人気観光名所をチェック!
子連れで小樽を観光するなら、まず小樽運河は外せないところですね。また、北海道最大級の規模を誇るおたる水族館ではペンギンなどのショーが人気。小樽天狗山ロープウエイは夜景はもちろん、子連れには景色が見やすい昼間もおすすめです。電車好き親子には見逃せない旧国鉄手宮線や小樽市総合博物館 本館などもあります。
小樽の親子に人気の観光スポット
- 小樽運河
- 小樽運河クルーズ
- おたる水族館
- 小樽天狗山ロープウエイ
- かま栄 工場直売店
- 旧国鉄手宮線
- 小樽市総合博物館 本館
- 祝津マリンランド
- 日本銀行旧小樽支店金融資料館
- ドリームランド イカロスの城
3.年齢別の小樽おすすめスポットを紹介!
【0〜2歳向け】おすすめのお出かけスポット
ベビーカーでもスムーズに移動できたり、授乳室やオムツ交換台があったりするなど、赤ちゃん向けの配慮がうれしいスポットを紹介。
小樽観光の定番ともいえるおたる水族館をはじめ、乗り物好きに大人気の小樽市総合博物館 本館、揚げたてのかまぼこが食べられて工場見学もできるかま栄 工場直売店など、8つのスポットをおすすめしています。
【3〜5歳向け】おすすめのお出かけスポット
好奇心旺盛で走ったり飛んだり元気いっぱいな3歳から5歳の幼児を満足させるスポットも、小樽にはたくさんあります。
北一ヴェネツィア美術館では3歳からイタリア製のドレスを着て記念撮影ができます。シマリスにエサをあげられるスポットや思いっきり体を動かせるスポットなども豊富です。
【6〜9歳向け】おすすめのお出かけスポット
小樽には、いろいろなことにチャレンジしたくなる6歳から9歳の小学生にピッタリの遊び場があります。
とんぼ玉体験工房 ゆず工房では、自分でガラスの棒をバーナーで溶かして「とんぼ玉」を作ります。できたとんぼ玉はお土産にもなりますし、特別な体験は強く思い出に残ること間違いなし!
ほかにも乗馬やボブスレー、トランポリン、スイーツキャンドル作りなどの体験系アクティビティが多数楽しめます。
4.小樽運河周辺を子連れで満喫!
小樽観光でまず外せないのが小樽運河。とくに6〜9月は気候がよく、多くの観光客が訪れます。
石畳の散策路を歩くだけでなく、ボートに乗って北運河を進む小樽運河クルーズも親子におすすめです。また、小樽運河周辺で楽しめる観光スポットやランチにおすすめのグルメスポットをまとめて紹介しています。
5.子連れで入れるカフェ・レストランが知りたい!
小樽といえば、新鮮な魚介類を使ったお寿司屋海鮮丼、ラーメンなどのグルメも見逃せません。とはいえ、小さな子どもを連れているとお店選びもなかなか大変ですよね。
そんなときに便利なお店を厳選紹介。とろとろの十勝産チーズを盛り付けるラクレットが味わえる人気のレストランやお子様メニューのあるラーメン店、1954年創業の老舗料理店など子連れにおすすめのお店がズラリ。ベビーカーの入店可否やタバコの禁煙情報などもわかります。
6.お得な観光スポットを一挙紹介!
小樽は、無料の場所やリーズナブルな観光スポットが多いのも魅力。これらのスポットを観光ルートに入れておけば、オトクで充実した旅を過ごせます。
なかでも日本銀行旧小樽支店金融資料館では「一億円の重み」が体験できるほか、お金の流通や偽造防止技術などの仕組みが楽しく学べます。このほかにも無料の工場見学や格安で遊べる遊園地の情報も!
7.小樽までのアクセス方法を確認!
北海道新幹線で函館まで行けるようになりましたが、函館から小樽にはかなりの距離があります。小樽を目的地とするなら飛行機で新千歳空港まで行くのが便利です。
新千歳空港からは電車とバス、レンタカーで行けます。空港から小樽に早く快適に向かいたいなら電車がおすすめ。途中で札幌に寄りたいならバス(経由地に道立近代美術館や時計台前がある)や、レンタカーで行くなど旅の目的に合わせて移動手段を選びましょう。
飛行機の場合
飛行機で小樽を目指す場合は新千歳空港から札幌を経由して行くのがおすすめです。新千歳空港には羽田空港からは約1時間35分、関西国際空港からは約1時間50分、福岡空港からは約2時間10分で到着します。新千歳空港から小樽駅までは、JRの快速エアポートで約1時間15分、北海道中央バス高速おたる号で約1時間5分です。
鉄道の場合
東京駅から電車で小樽に向かう場合は、まず新函館北斗に行きます。時間は新幹線で約4時間15分。新函館北斗からはJRの特急で約3時間30分で札幌に到着し、札幌から小樽まではJRの快速エアポートで約32分の距離です。
新千歳空港や札幌からレンタカーで小樽まで行く場合
道内に到着してから、小樽までレンタカーを使うというのも移動の選択肢のひとつです。新千歳空港から小樽駅までは、道央自動車道と札幌自動車道を経由して約1時間半、道道1号線を経由する一般道で行くなら約2時間半で行けます。
時間としてはJRの快速エアポートに乗るのと大きく変わりませんが、途中で札幌に寄るようであれば、空港からレンタカーを借りるのも手ですね。
また、札幌から小樽までレンタカーを使うと札幌自動車道経由で約1時間弱の道のり。一般道を使うと少し大回りになりますが、約1時間半ほどで到着できます。