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初めての親子キャンプで失敗しないキャンプ場選びのコツ オススメ5選も紹介!

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いよいよキャンプシーズン到来!昨今のアウトドアブームでキャンプに挑戦したいと思っているファミリーも多いのではないでしょうか。そこで今回は自身のキャンプ歴は30年以上、3人の男の子のお父さんでもあるアウトドアプロデューサー・牛田浩一さんに、キャンプ場選びのコツと、おすすめのキャンプ場をうかがいました。

「どこがいい?」ではなく「何がしたい?」かを考えるべし!

キャンプと言えば、バーベキューやキャンプファイヤーなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、実際に自分でやるのは大変そう…と二の足を踏んだり、その他にどんな楽しみ方があるのか何をしたらいいのか思い浮かばない方も多いのでは?ベテランキャンパーの牛田さんファミリーはいつもどのように楽しんでいるのでしょうか。

「我が家は、山に登りたい、川で遊びたいなどやりたいアクティビティがあって、その延長上でテントで寝る(キャンプ場に泊まる)ことが多いです。大人だけの場合はのんびりコーヒーを飲む、めいっぱい昼寝をするなどでも楽しめますが、子どもはそうはいかないですよね。なので設備の充実度よりもキャンプ場内、またはその周辺でどれくらい遊べるかを調べておくと良いと思います」(牛田さん)。

山や湖、アスレチックなど子どもが思いっきり体を動かせるような場所が近くにあるとベスト道の駅などに地元の食材を探しに行くのも楽しそうですね。また帰りに温泉やアウトレットに寄るのも、パパ、ママにとっては楽しみの1つとなりそう。キャンプ場内だけではなく周辺環境もチェックしてみましょう。


苦手な分野をフォローできるキャンプ場選びをしよう

キャンプ場選びをする時に、まずチェックすべきは設備の充実度だそう。設備の充実度はキャンプ場によってさまざまです。水場とトイレのみという最低限の設備から炊事場でお湯が使えたり電源が使えたりするキャンプ場もあります。キャンプ道具をすべてレンタルできるキャンプ場も。

超初心者なら、道具はすべてレンタルを利用しよう

「最近はなんでもレンタルできるキャンプ場も多いので、キャンプ道具をすべて事前に購入する必要はないと思います。道具をレンタルで済ませてしまえば、電車でキャンプに行くこともできますよ。」

テント設営に自信がないならログハウスに泊まろう

「お昼から夕方までかけて一生懸命サイト設営したのに、翌日の早朝から撤収作業をしているファミリーもたまに見かけます。片付けばかりしているタイムスケジュールだともうクタクタですよね。テントの設営に自信がない場合は、ログハウスやバンガローなどを利用するのも手です。虫が苦手な方も、これなら安心ですよ」

食材を準備してくれるサービスもある

「慣れていないと食材の買い出しもひと苦労ですよね。メインディッシュの食材をキャンプ場で用意してくれるサービスなどを利用すれば気が楽になります。」

自由なレイアウトを楽しめる「フリーサイト」も活用してみよう

「それからキャンプ場といえば、場所が区切られた施設を思い浮かべる方も多いと思いますが、隣のサイトとの距離が気になるようなら、区画のない“フリーサイト”があるキャンプ場を選ぶと良いでしょう。自由なレイアウトで楽しめるのはもちろん、区画サイトより割安なことが多いです。小さなお子さんがいる場合は、いざというときにエスケープできるよう車をそばに置いておけるサイトを選びましょう」

区画サイト、フリーサイトの場合はともにサイトの中まで車の乗り入れが可能かどうか、また車での出入り が自由に行えるかどうかも事前に確認しておきましょう。

そのほか、スマホやタブレットの充電を切らせたくないなら、電源が使えるキャンプ場がおすすめ。また、キャンプ場内のお風呂の設備は、よほど大きい施設でない限りあまり期待できないことが多いようです。どうしても入りたい場合は、キャンプ場の近所に日帰り温泉施設があるかどうかをチェックしておきましょう。1泊2日なら帰りに施設に寄る方がサッパリとして帰れます。

持って行くと役に立つアイテム

キャンプ場の設備の充実度に関係なく、牛田さんがよく持って行くアイテムもうかがいました。

  • 焚き火台
  • 保温力の高い水筒 (1〜1.5Lくらいが便利)
  • レインウエア上下
  • お絵かき道具
  • 木工用品

意外にもアウトドアアイテムではないものが多いですが…。

天気はコントロールできないので、天候が悪くても楽しめる方法を考えておくと良いと思います。クレヨンなどの絵描き道具やボンドなどの木工用品は雨の時でもテントの中で遊べるので役に立ちます。あとアウトドア用のレインウエア上下は必須です。雨が降っていても外を散策できますし、なにより雨でも晴れでもいざというときの防寒具になる心強いアイテムなんです。」

水筒には常にお湯を切らさないようにいれておきます。コーヒーやスープ類をすぐに作れますし、食器などの洗い物をするときにも便利なんです。焚き火は1年中おすすめ。高原は夏でも夜はヒンヤリしますし、気温が低い時にもありがたい存在です。これはわざわざ購入しなくても多くのキャンプ場でレンタル可能だと思います」


牛田さんオススメのキャンプ場・5選

最後に牛田さんおすすめのキャンプ場をうかがいました。いずれも大自然を満喫できる素晴らしいロケーションのキャンプ場です。

北軽井沢スウィートグラス(群馬県)

浅間山を目の前とするロケーション、施設も充実しているキャンプ場。インディアンティピーやログハウスのクオリティもすばらしい。帰りにアウトレットなどへも気軽に寄れるアクセスの良さが魅力

無印良品 カンパーニャ嬬恋キャンプ場(群馬県)

目の前にパラギ湖が広がる、標高1,300mの高原ロケーションが見事キャンプ場のイベントも充実しているのでチェックしてから予定を立てると楽しめます。うっかり忘れ物をしてもセンターハウスにいろいろ揃っているので安心


五光牧場オートキャンプ場(長野県)

八ケ岳の麓、野辺山高原に広がるキャンプ場。標高が1,300mと高く天体観測にもってこい。全面キレイな芝地で、整地され過ぎていないところも魅力。野辺山駅から歩いて行くこともできます。

駒出池キャンプ場(長野県)

森林、湖畔、芝などサイトのロケーションが多彩でどこもすばらしい。山へのアプローチが良く、白駒池、高見岩などへも足をのばせるほか八千穂レイクで釣りも楽しめる。夏は涼しく、村営なので格安な点も魅力

廻り目平キャンプ場(長野県)

奇岩群に囲まれた金峰渓谷の中にあり、ベテランキャンパーにも人気のキャンプ場。設備が整っていないワイルドさが最大の魅力。渓流もあり、夜空もとても美しい。アウトドアならではの“不自由さ”を満喫できます。

セオリーはなく自由にやりたいことを楽しめるのがキャンプの醍醐味。興味はあるけど心配事が尽きない場合は、気になるキャンプ場に問い合わせをしておくとスムーズです。

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お話しを聞いたのは・・

牛田浩一さん
有名アウトドアメーカーのプレスを経て、アウトドア関連のコーディネートや執筆、イベント、アウトドアブランドなどのPR業務を行う「Bull’s Works」を主宰。3人の男の子のお父さん。