まんまるの顔にずんぐりした体、ふてぶてしくも見える表情が人気のマヌルネコ。「世界最古のネコ」とも呼ばれ、動物園では行列ができることもある人気者です。
そこで今回は、全国でマヌルネコに会える動物園を9カ所紹介します。
※各施設の生きものの種類や展示数は、飼育状況等によって変わる場合があります。詳しくは公式サイトなどでご確認ください
マヌルネコってどんな動物?
マヌルネコは、シベリア南部から中央アジアにかけての、岩場や草原に暮らす野生のヤマネコです。どんな特徴があるのでしょうか。
名前の意味は「小さいヤマネコ」
「マヌル」とは、モンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味です。見た目はイエネコに似ていますが、れっきとした野生のネコの仲間です。
まんまるに見えるのは毛のおかげ
寒く乾いた岩場に暮らしているため、細く長い毛がびっしりと生えています。実際よりも太って見えるのはこの毛のため。秋から冬にかけては冬毛でふかふかになり、夏は毛が抜けて細身になります。季節によって見た目が変わるのもおもしろいポイントです。
隠れるのが得意
警戒心が強く、岩陰や寝室にこもってなかなか姿を見せないこともあります。「見つけたら大発見!」くらいの気持ちで、静かにじっくり探してみてくださいね。
では、そんなマヌルネコに会えるスポットを紹介していきましょう!
【北海道旭川市】旭川市旭山動物園
動物の自然な行動や能力を引き出す「行動展示」で知られる「旭山動物園」。ペンギンやホッキョクグマなど、北国ならではの動物たちに出会えます。
2026年4月にはマヌルネコ舎が増築され、生息地の岩山をイメージした擬岩のある新しい放飼場が誕生しました。もともとの放飼場とは橋のような連絡通路でつながっていて、マヌルネコが行き来する様子も見られます。
さらに6月10日には、繁殖を目的に東山動植物園からオスの「ヒデ」(2025年5月生まれ)がやってきました。広くなった新しい放飼場で、のびのび過ごす姿を観察してみてください。
■旭川市旭山動物園
住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
入園料:大人1,000円(旭川市民700円)、中学生以下無料
開園時間:9:30〜16:30(入園は16:00まで)
※2026年10月16日〜11月3日。11月11日〜12月29日は10:30〜15:30(入園は15:00まで)
休園日:2026年11月4日〜10日、12月30日〜2027年1月1日
※詳しくはイベント・開園カレンダーで確認を
【栃木県那須町】那須どうぶつ王国
那須高原にある「那須どうぶつ王国」は、屋内施設が中心の「王国タウン」と、広大な牧場が広がる「王国ファーム」の2エリアからなる動物園です。動物との距離が近く、ネコや猛禽類のパフォーマンスなども楽しめます。
マヌルネコに会えるのは「マヌル・アマルハン」です。生息地の岩場を再現した展示場で、マヌルネコ本来の動きが見られるよう工夫されています。
2026年にはマヌルネコ来園10周年を記念した「まぬラーメン」がヤマネコテラスのレギュラーメニューになりました。マヌルネコを見たあとは、記念グルメも味わってみてくださいね。
■那須どうぶつ王国
住所:栃木県那須郡那須町大島1042-1
入国料:中学生以上2,900円、3歳〜小学生1,300円、3歳未満無料
営業時間:平日10:00〜16:30、土日祝9:00〜17:00
休業日:水曜
※特定日は営業。詳しくは営業カレンダーで確認を
※2026年8月31日〜の通期営業の情報です。時期により営業時間が変わる場合があります
【埼玉県東松山市】埼玉県こども動物自然公園
丘陵地の自然を生かした「埼玉県こども動物自然公園」は、コアラやカピバラなど約140種の動物が暮らす動物園です。ヒツジやヤギとふれあえるエリアもあり、一日中楽しめます。
屋外放飼場「マヌルロック」では、2026年1月に繁殖を目的として神戸どうぶつ王国からやってきたメスの「オト」が、2月から展示練習をしています。これに伴い、9歳のベテラン「オリーヴァ」はバックヤードでのんびり暮らしています。
公式サイトでは、マヌルネコの体のしくみや暮らしを学べる「マヌルネコ検定」も公開されています。親子でクイズに挑戦してから会いに行くと、より観察が楽しくなりますよ。
■埼玉県こども動物自然公園
住所:埼玉県東松山市岩殿554
入園料:大人(高校生以上)900円、小人(小・中学生)200円、未就学児無料
開園時間:9:30〜17:00(入園は16:00まで)※11月15日〜1月31日は9:30〜16:30(入園は15:30まで)
休園日:月曜(祝日の場合は開園)、12月30日〜1月1日
※長期休暇期間など月曜でも開園する場合あり。詳しくは開園日カレンダーで確認を
【東京都台東区】恩賜上野動物園
1882年に開園した「上野動物園」は、アジアゾウやスマトラトラなど、さまざまな動物が暮らす都立の動物園です。
マヌルネコがいるのは、西園の「小獣館」です。現在はオスの「クリョン」が展示されています。上野動物園では2024年4月に赤ちゃんが誕生していて、ここで生まれた個体が野毛山動物園や那須どうぶつ王国へ引っ越し、各地で暮らしています。
なお、メスの「プリームラ」は治療に専念するため、2026年8月30日で展示を終了しました。
■恩賜上野動物園
住所:東京都台東区上野公園9-83
入園料:一般600円、65歳以上300円、中学生200円(都内在住・在学は無料)、小学生以下無料
開園時間:9:30〜17:00(入園は16:00まで)
休園日:月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月1日)
※一部の月曜日は開園。詳しくは開園日カレンダーで確認を
【神奈川県横浜市】野毛山動物園
みなとみらいを見下ろす高台にある「野毛山動物園」は、入園無料で楽しめる動物園です。レッサーパンダやキリンなどが暮らし、「なかよし広場」では小動物とのふれあいもできます。
2025年11月20日から、神奈川県で初めてとなるマヌルネコの展示が始まりました。上野動物園生まれのオス「フィーガ」が暮らしていて、2026年10月の毎週木曜14:00からは、展示場前で飼育スタッフによる「どうぶつガイド」も行われます。
ただし、野毛山動物園はリニューアル工事のため、2027年1月7日から休園します。再開は2029年の予定です。フィーガに会いたい人は、休園前におでかけしてみてくださいね。
■野毛山動物園
住所:神奈川県横浜市西区老松町63-10
入園料:無料 開園時間:9:30〜16:30(入園は16:00まで)
休園日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月1日 ※5月・10月は無休
※2027年1月7日からリニューアル工事のため休園
【愛知県名古屋市】東山動植物園
約450種の動物と約7,000種の植物に出会える「東山動植物園」。コアラやゴリラなどの人気者がそろい、1枚の観覧券で動物園と植物園の両方を楽しめます。
2025年5月26日、東山動植物園では23年ぶりとなるマヌルネコの繁殖に成功し、オス3頭の赤ちゃんが誕生しました。名古屋にちなんで「三英傑」から名付けられた「ノブ」「ヒデ」「ヤス」のうち、ヒデは2026年6月に旭山動物園へ引っ越しました。
現在は両親のミーニャとエルを含め、5頭(オス3頭、メス2頭)を飼育しています。すっかり大人の顔つきになった兄弟の、それぞれ違う性格を見比べてみてください。
■東山動植物園
住所:愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
観覧料:大人(高校生以上)800円、中学生以下無料
※2026年10月1日から改定
開園時間:9:00〜16:50(入園は16:30まで)
休園日:月曜(祝日・振替休日の場合は直後の平日)、12月29日〜1月1日
【三重県多気町】ごかつら池どうぶつパーク
「ごかつら池どうぶつパーク」は、人と動物、自然が健やかに支え合う「ワンヘルス」をテーマにした動物園です。2024年6月にグランドオープンし、のどかな里山の中で動物たちとの時間を楽しめます。
2025年12月15日には、神戸どうぶつ王国からマヌルネコのメス「メイ」がやってきました。「新エリア」の展示場では、メイが寝室と展示場を自由に行き来できるようになっています。
展示場にいないときは、寝室でくつろいでいるのかも。時間をおいて何度かのぞいてみるのがおすすめです。
■ごかつら池どうぶつパーク
住所:三重県多気郡多気町五桂992
入園料:大人(中学生以上)900円(多気町民800円)、こども(4歳〜小学生)500円、3歳以下無料
開園時間:10:00〜16:30(入園は16:00まで)
休園日:火曜(祝日の場合は翌平日)
【兵庫県神戸市】神戸どうぶつ王国
神戸・ポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」は、屋内の「インサイドパーク」と屋外の「アウトサイドパーク」からなる動物園です。屋内エリアが充実しているので、天候を気にせず楽しめます。
2026年5月12日、マヌルネコの赤ちゃんが誕生しました! 元気に育っているのはオス4頭、メス1頭の5頭。父親の「ナル」がモンゴル語で「太陽」、母親の「アズ」が「幸福」を意味することから、「サン」「ナギ」「コモレビ」「ボノ」「ハク」と、太陽にまつわる名前がつけられました。
10月3日(土)からは、母親のアズとの親子展示を平日・土日祝とも自由観覧で楽しめます。場所は「アジアの森」のマヌルネコ展示場右側で、公開時間は10:00〜16:30です。フラッシュ撮影やレフ板を使った撮影は禁止なので、ルールを守って観察しましょう。
■神戸どうぶつ王国
住所:兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
入園料:大人(中学生以上)2,400円、シルバー(65歳以上)1,900円、小学生1,200円、幼児(4歳・5歳)500円
営業時間:10:00〜17:00
休園日:木曜
※詳しくは営業カレンダーで確認を
【兵庫県神戸市】神戸市立王子動物園
1951年に開園した「王子動物園」は、ゾウやキリン、コアラなどが暮らす市立の動物園です。
マヌルネコに会えるのは、ネコ科の動物のエリアです。埼玉県こども動物自然公園生まれのオス「イーリス」が暮らしています。ライオンやトラなどほかのネコ科の仲間と見比べると、体の大きさや顔つきの違いがよくわかりますよ。
■神戸市立王子動物園
住所:兵庫県神戸市灘区王子町3-1
入園料:大人(高校生以上)600円、中学生以下無料
※兵庫県在住の65歳以上は無料
開園時間:3月〜10月は9:00〜17:00(入園は16:30まで)、11月〜2月は9:00〜16:30(入園は16:00まで)
休園日:水曜(祝日の場合は開園)、12月29日〜1月1日
全国でマヌルネコに会えるスポットを紹介しました。
マヌルネコは体調管理などのため、急に展示が中止になることもあります。おでかけ前に各施設の公式サイトやSNSで最新情報を確認してくださいね。














