北海道勇払郡占冠村の「星野リゾート トマム」で、2026年1月20日(月)〜2月20日(木)まで、客室から露天風呂まですべてが氷でできた「氷のホテル」がオープンします。
冬の最も冷え込む期間に合わせて現れる期間限定のホテルで、継ぎ目のない一枚氷で造られた幻想的な空間での宿泊体験が楽しめます。
マイナス30度の極寒が造る「継ぎ目のない一枚氷」
氷のホテルは、マイナス30度にも達する占冠村の厳しい寒さを活かして造られています。
氷のブロックを積み重ねるイグルーとは異なり、バルーンに水と雪を凍らせて固める特殊な「アイスドーム」で、マイナス10度以下の日を数日間安定して確保する必要があります。
建設作業は、マイナス10度から20度ほどの低い気温で、晴れて雪が降っていない夜という厳しい条件下でのみ可能です。
極寒の夜間に3日〜5日かけて造られるドームは、直径約8.5m、高さ約3.5m。バルーンに緻密に計算されたロープをかけて押さえつけることで、その部分の氷が厚くなり、柱となって建造物としての強度を実現しています。
光を反射する氷は「アイスブルー」と呼ばれ、極寒のトマムでしか作ることができない美しさを持っています。
静寂に包まれた幻想的な客室で特別な一夜を
天井や壁、ベッドなどの家具まですべて氷で造られた客室は、静寂に包まれています。一枚氷で造られているため熱が逃げにくく、室内気温は平均してマイナス5度から7度ほどに保たれます。
氷点下30度まで対応可能なシュラフ(寝袋)とルームウェアが用意されているため、氷のベッドの上でも朝まで暖かく快適に休むことができます。
客室にはワインやノンアルコールドリンク、おつまみを楽しめる氷のミニバーも用意されており、幻想的な空間で滞在中いつでもお酒やおつまみを堪能できます。
氷に囲まれた露天風呂で温泉を満喫
氷のホテルには「氷の露天風呂」も併設されています。氷に囲まれた湯船では、占冠村の「湯の沢温泉」からくみ上げた温泉を堪能できます。
温泉のお湯は、身体をじんわりと芯から温めるナトリウム塩化物冷鉱泉です。湯船で温まりながら氷のきらめきに包まれる幻想的な景色を楽しめ、晴れた日には上空に星空が広がります。
18年目を迎える冬の風物詩
氷のホテルは2008年から宿泊体験の提供を開始し、今冬で18年目を迎えます。敷地内には白樺に囲まれた「氷の露天風呂」も併設され、1日1組限定で宿泊体験が可能です。宿泊をしない方も17:00〜21:30の間で無料で見学ができます。
氷のホテルは、氷や雪でできた11棟のドームが立ち並ぶ氷の街「アイスヴィレッジ」内にあります。アイスヴィレッジは3.2ヘクタールの敷地に「氷のBar」や「氷のレストラン」などの施設が立ち並びます。
マイナス30度にも達する極寒のトマムだからこそ実現した継ぎ目のない一枚氷の空間で、ここでしか体験できない冬の一夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
■「氷のホテル」概要
開催期間:2026年1月20日(月)〜2月20日(金)
時間:チェックイン21:40〜/チェックアウト翌8:00
場所:星野リゾート トマム内「アイスヴィレッジ」
料金:1泊1名28,000円(税・サービス料込)
含まれるもの:氷のホテル宿泊体験1日、氷の露天風呂、氷のミニバー、シュラフ、ルームウエア
対象:トマム ザ・タワー、リゾナーレトマムに宿泊の方で7歳以上
定員:1日1組(最少催行人数1名、最大2名まで)
見学:17:00〜21:30の間で無料(氷のホテルの営業期間に準ずる)
所在地:北海道勇払郡占冠村字中トマム
予約:公式サイトにて7日前まで受付









