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「大阪市立自然史博物館」で学芸員のおしごと特別展 標本の収集・管理・研究を紹介!

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最新の情報は公式HPなどでご確認ください。

大阪府大阪市東住吉区の大阪市立自然史博物館で、2025年11月1日(土)〜2026年2月1日(日)まで、第56回特別展「学芸員のおしごと ー集める・調べる・伝えるー」が開催されます。

博物館で働く学芸員が標本をどのように収集・管理し、研究を行い、社会に伝えているかを紹介する展示で、親子で博物館の裏側を学べる貴重な機会です。

学芸員の知られざる仕事を標本を通して紹介

博物館では「学芸員」と呼ばれる人たちが働いており、来館者が見学する展示の企画・作製だけでなく、標本の収集・管理や標本等を用いた研究を行っています。

この特別展では、博物館が取り扱う「標本」に着目し、学芸員が具体的にどのような仕事を行っているのかを8つのテーマで紹介します。

展示では、昆虫、植物、魚、哺乳類、無脊椎動物、化石、岩石などさまざまな種類の標本を見ることができます。

チョウの仲間の乾燥標本では、昆虫針を用いて羽や足の形を整えて乾燥させる標本作製の過程を学べます。

最新の標本収集と管理の秘密

2022年以降に当館で収集・寄贈された新しい標本も展示されます。2021年に大阪湾に漂着したニタリクジラの骨格標本(縦3m、幅1.5m)や、約7万点にのぼるハネカクシ科甲虫のコレクションなど、貴重な標本の数々を間近で見ることができます。

標本を守るための収蔵庫の環境や、標本害虫であるカツオブシムシの幼虫対策なども紹介されており、博物館の舞台裏を知ることができます。

展示用と研究用標本の違いを学ぼう

アカウミガメの交連骨格標本とバラバラの骨格標本を比較展示し、展示用と研究用の標本の違いを分かりやすく説明します。

また、視覚障害者向けの3Dプリンターによる触察用地形模型など、誰もが楽しめる展示の工夫も紹介されています。

同時開催のジュニア自由研究・標本ギャラリー

小・中学生、高校生の自由研究の成果を紹介する「ジュニア自由研究・標本ギャラリー」が同じ会場で同時開催されます。生き物や岩石・化石の標本、生物・地学分野の自由研究が展示され、それぞれに学芸員からのコメントも添えられます。

充実した関連イベント

期間中は特別展講演会が2回開催され、11月22日(土)には「自然史研究に大きく役立つ博物館標本のDNA」、12月20日(土)には「世界の博物館で働くということ」をテーマとした講演が行われます。

いずれもYouTubeでのライブ配信も実施され、見逃し配信も2026年2月1日(日)まで視聴可能です。

会期中の土曜日と11月16日(日)には、担当学芸員によるギャラリートークも開催されます。冬休み期間中の12月24日(水)〜26日(金)と1月6日(火)、7日(水)には特別版として、普段は見ることのできない学芸員の仕事場も案内される予定です。

博物館の世界をより身近に感じられるこの特別展で、親子一緒に学芸員のお仕事を体験してみてください。関西文化の日(11月15日、16日)は観覧料が無料になるほか、中学生以下は期間中すべて無料で楽しめます。

■「学芸員のおしごと ー集める・調べる・伝えるー」概要
開催期間:2025年11月1日(土)〜2026年2月1日(日)
時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
場所:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
料金:大人500円、高校生・大学生300円
期間内特別展フリーパス:大人1000円、高校生・大学生600円
※関西文化の日(11月15日、16日)は無料
※中学生以下・障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)・大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)
所在地:大阪市東住吉区長居公園1-23

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