富山・黒部峡谷トロッコ電車が運行開始！　普段降りられない駅に立ち寄れる特別体験も

富山県黒部市の「黒部峡谷鉄道」が、2025年4月20日（日）より今シーズンの営業運転を開始します。

トロッコ電車ファン必見の情報として、通常は一般客が降りることのできない工事関係者専用の「猫又駅」に降車できる特別な期間が設けられます。

今年の運行は宇奈月駅から3段階で展開

昨年の猫又駅周辺風景

今年の営業運転は3つの期間・区間に分けて実施されます。

■営業区間：
【1】宇奈月駅〜柳橋駅：4月20日（日）〜5月2日（金）
【2】宇奈月駅〜笹平駅：5月3日（土）〜5月9日（金）
【3】宇奈月駅〜猫又駅：5月10日（土）〜11月30日（日）

柳橋駅では列車に乗ったまま折り返しますが、笹平駅と猫又駅では20分間の休憩時間を利用して駅周辺を散策することができます。

日本で唯一「猫」のつく駅

注目すべきは5月10日（土）から利用できる「猫又駅」です。この駅は通常、工事関係者のみが利用できる専用駅で、一般客が降りることはできません。

日本で唯一「猫」がつく駅としても知られており、この珍しい機会に訪れてみるのはいかがでしょうか。

普段は訪れることのできない場所で過ごす20分間は、鉄道ファンはもちろん、子供連れの家族にとっても特別な思い出になるでしょう。

家族でのおでかけに！

新山彦橋を渡るトロッコ電車

往復運賃は、期間・区間によって異なり、大人700円〜2,820円、子供360円〜1,420円です。また、リラックス客車の車両券は1乗車あたり600円となっています。

親子でのおでかけとして、自然の景観を楽しみながら、普段は足を踏み入れることのできない特別な駅に降り立つ体験はいかがでしょうか。